自民党総裁選(9月7日告示、20日投開票)への出馬を表明した安倍首相(党総裁)は31日、読売新聞のインタビューに応じた。憲法改正の国民投票について、「日本をどのような国にしていくかという観点から1票を投じるものだ」「政権選択の投票でないと明確にしないといけない」などとして、投票結果は自らの進退に直結しないとの考えをにじませた。 また、「野党の支持者でも、(憲法を)改正したいと考えている方々はいる。政局的な観点から国民投票が行われるのは避けるべきだ」と語り、野党を含めた幅広い合意を目指す姿勢を示した。その上で「党のリーダーとして(国民投票の実施を)決断する以上、大きな覚悟を持たなければならない」とも述べた。