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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (8)

  • 日本の破局的な少子化と、急ぎ過ぎた近代化 - シロクマの屑籠

    今の20歳が40歳の半分しかいないって当にいい話だと思う。戦争でもあったのかな?— 🦀カニカニカーニバル🦀 (@yu1096) 2018年11月7日 たぶん、このツイートはブラックジョークのつもりで書かれたものだろうが、私には冗談にみえなかった。 「今の20歳は40歳の半分しかいない。戦争でもあったのかな?」というツイート、ジョークのつもりかもだけど、これ、実際戦争に匹敵するようなカタストロフィがあったのに気付いている人があまりいない、ってグロい状況を反映しているなぁ、と思った。— p_shirokuma(熊代亨) (@twit_shirokuma) 2018年11月8日 乳児死亡率の低下によって起こる第一の少子化は、それほどカタストロフではないし、アメリカやヨーロッパのベビーブームが証明しているように劇的少子化とも限らない。しかし、東アジア諸国などで今起こっているような第二の少子化

    日本の破局的な少子化と、急ぎ過ぎた近代化 - シロクマの屑籠
  • 「ガチャは悪い文明」だとやっとわかった - シロクマの屑籠

    界隈では「ソーシャルゲームはガチャで派手に儲けている」と耳にするし、それは事実らしい。しかし、私はお金のあまりかからない部類のソーシャルゲームを、あまりお金のかからない遊び方で遊んでいたので、「射幸性」だの「依存性」だのと言われてもイマイチ実感が乏しかった。 『FGO』にしてもそうで、ガチャは初期投資の金額だけで十分と感じていた。メインストーリーを進めるにつれてサーヴァント*1がどんどん強くなり、★1~★4のサーヴァントもちゃんと活躍してくれるおかげで詰まる気配が無かった。そのうえ、ストーリーが進むと聖晶石*2がどんどん手に入り、戦力が増強できる。 「メインストーリーで得られる聖晶石と、ごく稀に出てくる★5サーヴァントがいれば、とりあえずゲームストーリーを進めるには問題ない。だから『FGO』は無課金~微課金で完結できるゲームだ。めちゃくちゃ課金してガチャを回している人達は、どこかおかしな遊

    「ガチャは悪い文明」だとやっとわかった - シロクマの屑籠
  • 「いいね!」に慣らされて俺はバカになってしまいそうだ - シロクマの屑籠

    Facebookの「いいね!」やtwitterの「リツイート」「お気に入り*1」に慣れ親しんでいるうちに、自分の頭で考えるのを面倒くさがるようになった気がする。 Facebook上でなにか面白い文章・考えさせられる文章を見かけた時、私は「いいね!」をクリックする。twitterでも「リツイート」や「お気に入り」もよく使う。それ自体は、インターネットではごくありふれたことだ。 けれども、この「いいね!」がときどき自分の思考を妨げている、と感じることがある。いや、「いいね!」ボタンが思考を直接妨害しているわけではない。けれども時折、「「いいね!」を押しておけばいいや」というか、そこで考えるのをやめてしまうことがある。眼に留まった文章について、深く考えるのを端折ってしまう。 twitterでも、「リツイート」「お気に入り」をクリックしただけで文章を咀嚼完了したような気分になって、考えるのをやめて

    「いいね!」に慣らされて俺はバカになってしまいそうだ - シロクマの屑籠
    e24ns
    e24ns 2013/05/15
    「いいね!」に慣らされて俺はバカになってしまいそうだ - シロクマの屑籠 (id:p_shirokuma / @twit_shirokuma)
  • アニメ愛好家として「好き/嫌い」「凄い/凄くない」を区別できるか否か - シロクマの屑籠

    新作アニメ『惡の華』を巡って、アニメ界隈が「ひとこと言いたくて仕方がない雰囲気」になっていて、現時点では作品そのもの以上に興味深い。ともあれ、話題沸騰なのはいいことだと思った。 その騒々しい風景を眺めているうちに、昔、ある人から教わったフレーズを思い出した。 「愛好家たるもの、自分自身の「好き/嫌い」の次元と「こいつは凄い/凄くない」の次元をきちんと区別できなきゃいけない。」 アニメに限らず、料理音楽にしたってそうだ。 たとえば、自称料理愛好家が「俺はハンバーガーが好きだ。だからハンバーガーはどれも凄い」と言っていたら、そいつの舌はたいしたことがなさそうである。素人の出したハンバーガーを「凄い」と褒めちぎり、嫌いな材の入った料理とみるや問答無用で「こいつはダメだね」の一点張りでは、“ただのハンバーガー厨”と言わざるを得ない。グルメじゃなさすぎる。 おなじく、自称アニメ愛好家が「俺は萌え

    アニメ愛好家として「好き/嫌い」「凄い/凄くない」を区別できるか否か - シロクマの屑籠
  • 男性性欲を浄化する、美少女キャラへの自己投影 - シロクマの屑籠

    最近じゃ、自分自身の性欲に汚らわしさや否定的なイメージを持っている男性って、珍しくもなんともないようにみえますし、男性オタクも例外ではないように思えます。 こういうネガティブな性意識を持った男性オタクでも、美少女キャラや“男の娘”に自己投影すればセーフティに快楽が得られ、しかも自己投影しているうちは汚らわしい自分の性欲も浄化できるんじゃないか、っていうのがこの話です。 自分自身の男性性欲に汚らわしさや劣等感を感じている男性オタクにとって、「直視しがたい自分自身の性欲と童貞」を「かわいい美少女のアンアンと処女」に転換できるアイテムって、使い勝手がいいと思いませんか? 男性性欲を肯定できない男性オタクの、葛藤 古くから、かなりの割合の男性オタクは、美少女キャラを性的欲求を充たすツールとして消費してきました。けれどもその多くは、美少女キャラへの自己投影などという回りくどいものではなく、きわめてス

    男性性欲を浄化する、美少女キャラへの自己投影 - シロクマの屑籠
  • オタクじゃない奴が入ってきた vs オタクが増えた - シロクマの屑籠

    先日、秋葉原の某同人ショップで買い物をしている時、レジに並んでいる前の人達がこんな会話をしていた。 「ここの客層、変わったよね」 「なんか、オタクじゃない人も同人誌を買うようになって、だいぶ雰囲気が変わった。」 「場違いっていうか」 ああ、こういう感覚の人ってまだまだいるなぁ、と改めて思った。 「オタクじゃない人も同人誌を買うようになった」と認識しているということは、この人達にとって、「同人誌を買うやつ=オタク」ではなく、たぶんオタク認定するための基準は他のところにあるのだろう。 一方で、最近では以下のような意見をよく見かけるようになった。 いわゆるライトオタク増加論、だ。 今や、オタクとは程遠かったガチでオサレな人達がオタク(?)になっているっぽい。オサレな人達や無遠だった人達がニコ動によってオタク文化と接触して、ハマっていっているのかな。僕の実感としては、格的にオタクがライト化という

    オタクじゃない奴が入ってきた vs オタクが増えた - シロクマの屑籠
  • 「学園都市は養鶏場、御坂美琴は極上ブロイラー」 (とある科学の超電磁砲) - シロクマの屑籠(汎適所属)

    とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲 (1) (電撃コミックス) 作者: 冬川基,鎌池和馬出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス発売日: 2007/11/10メディア: コミック購入: 20人 クリック: 334回この商品を含むブログ (241件) を見る 『とある科学の超電磁砲』。界隈では人気のように見えるし、かく言う私も大好きだ。 編筋『とある魔法の禁書目録』はともかく、この『とある科学の超電磁砲』の舞台背景って、かなりおっかなくて窮屈だと思う。けれども、美琴も黒子も伸び伸びとしている様子だし、背景に描かれる風力発電のプロペラも、のどかにみえる。このギャップが、なんとも不気味じゃありませんか? 「デキの良いブロイラーを生産するための学園都市」 『とある科学の超電磁砲』の舞台になっている学園都市について振り返ってみよう。入ってくる子ども達に“能力開発”なるものを施し、

    「学園都市は養鶏場、御坂美琴は極上ブロイラー」 (とある科学の超電磁砲) - シロクマの屑籠(汎適所属)
  • 『ラブプラス』って“肉食系男子”“リア充”向けじゃね? - シロクマの屑籠

    「萌え属性」の次の時代を予感させる『ラブプラス』 - シロクマの屑籠 ところで、この『ラブプラス』というゲーム、ギャルゲーとしては“草系男子”“非モテ”向きではなく、どちらかといえば“肉系男子”“リア充”向きだと感じる。 なぜなら、主人公の言動も、ヒロインの態度も、脇役の台詞も、ゲームシステムまで含めたすべてが「男性側が積極的に努力や試行錯誤を積み重ねて、女の子を喜ばせることで自分も楽しむ」という価値観に貫かれているからだ。 具体的には、 「女の子に好かれるために毎日努力しましょう」 「女の子に好かれるようコミュニケーションをしましょう」 「恋人になってからも甲斐性を発揮して女の子を悦ばせましょう」 こういうノリが作品の隅々*1にまで浸透していて、「女の子のために男ががんばるのは当然。がんばって女の子を悦ばせて、それでもって自分もハッピーな気持ちになろう!!」という価値観が曇りなく提示

    『ラブプラス』って“肉食系男子”“リア充”向けじゃね? - シロクマの屑籠
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