橋下徹代表(大阪市長)率いる地域政党「大阪維新の会」が、来年後半に想定される「大阪都」構想の是非を問う住民投票と同じ日に、出直し市長選の実施を検討していることが分かった。大阪維新幹部が8日、明らかにした。橋下氏が共同代表を務める国政政党「日本維新の会」の国会議員団は、橋下氏に夏の参院選への出馬を求めているが、どうやら厳しそうだ。 大阪市と大阪府は、都構想の制度設計を担う法定協議会を設置。新設する特別区の区割りや名称などを定めた協定書を2014年4月以降に取りまとめ、市民を対象に住民投票を実施する予定。 大阪維新側としては、大阪都構想を悲願とする橋下氏の出直し市長選との同日実施とすることで、住民投票を有利に運びたい狙いがある。 日本維新の石原慎太郎共同代表は7日、国会議員団の役員会で「維新は賞味期限を迎えつつある」「橋下君の参院選出馬を議員団の総意として伝えないと」と発言し、橋下氏は即