気持ちを明るくし、逆に悲しい思いにもさせる音楽。これらが人の感情や精神状態に対し、どのような影響を与えているのかを調べる実験が行われた。 悲しい音楽を聞く人に不安症が多い この研究に携わったのが、フィンランドのUniversity of JyväskyläとAalto University、さらにデンマークのAarhus Universityの研究者たち。 彼らは被験者の精神状態を示すいくつかの徴候を調査。さらに被験者が普段どのような種類の音楽を、どんな時に聞いているのかを調べた。 その結果、特にネガティブな感情を表現した悲しい、もしくは攻撃的な音楽を聞いている男性において、不安症や神経症が多く見られた。 ネガティブな音楽で脳の活動が低下 さらに研究者らは無意識下における脳の感情調節機能を調べるため、被験者が音楽を聞いている時に、fMRIを使い神経活動を記録。 その結果、ネガティブな感情を