謎の多い種:カズハゴンドウ カズハゴンドウ(Peponocephala electra)はクジラ目ハクジラ亜目マイルカ科に属する海棲哺乳類です。熱帯・亜熱帯に主に棲息しますが,稀に温暖な温帯に近づいて来ることもあります。外洋を好み,近海で観察できることは一部海域を除いて多くはありません。このため,ストランディングは数少ない観察機会のひとつになっています。 体長は約2.7メートル,体重は200kgを超えます。約100頭から,多い時には1000頭を超える群れをつくって行動しています。餌はイカ類や小型の魚類です。 1966年まではマイルカ科カマイルカ属に分類されていましたが,現在ではカズハゴンドウ属として独立した分類になっています。カズハゴンドウ属に属する種はカズハゴンドウだけで,他のどのクジラ・イルカに近い種なのかは不明です。個体数や生活史も良く判っていません。 外見を見ると,良く似ている種に