人類のほとんどは、農耕を開始するまでは野生動物の狩猟や植物の採集を生活の軸とする「狩猟採集社会」を形成していて、その後、農耕が始まってから、土地や収穫物を巡って集団的な争いが起きるようになったと考えられてきました。しかし、ケンブリッジ大学を中心とした共同研究チームが、狩猟採集社会だったはずの約1万年前のケニアで人類が集団で争ったとみられる痕跡を発見し、識者の間で注目を集めています。 Inter-group violence among early Holocene hunter-gatherers of West Turkana, Kenya : Nature : Nature Publishing Group http://www.nature.com/nature/journal/v529/n7586/full/nature16477.html 10,000-year-old mass