メディアドゥ、NTTドコモ、アカツキグループ、MyAnimeListは12月11日、海外向け電子コミック配信サービスの提供に向けて業務提携契約を締結した。2024年秋の米国における電子コミック配信サービスの提供を目指す。日本のマンガに代表される「横読み」型の作品に加え、「縦読み」型の作品を幅広く取り揃え、アプリ版・ブラウザ版の両方での提供を検討している。
皓星社と㈱アスクープ(横浜)はさきごろ、共同で一般社団法人CJL(Connective Job and Life)を設立した。4月以降、中小の図書館や資料館向けにデータベース構築のツールやノウハウを廉価に提供し、デジタルアーカイブ事業の裾野を広げていく計画だ。CJLの代表理事は野荻聡氏(アスクープ)、理事は藤巻修一氏(皓星社)。 皓星社は雑誌記事の索引データベース「ざっさくプラス」の運営などを通じ、資料をスキャンするネットワークやデータベース構築のための様々なアプリケーションを開発してきた。 こうした資源を、技術協力するアスクープと共同で、所蔵資料のデータベース化に資金的・技術的なハードルを感じている中小図書館・資料館の課題解決に提供する。資金調達のコンサルティングから、データベースの構築・発信までワンストップでサポートする。 団体属性を一般社団法人にしたのは、営利目的でないことを明確化す
日本出版インフラセンター(JPO)の書店マスタ管理委員会は1月30日、独立系書店のデータ収集と登録を目的とし、書店マスタ管理センターのホームページ上に「登録フォーム」を公開した。 同センターでは会員出版社のマーケティングを支援するため、書店の立地・取次会社取引情報などを収集・管理し、配信している。しかし、取次会社との取引がなく、独自の仕入方法で商品を揃える独立系書店については、情報収集と保守作業の難しさからごく一部にとどまっていた。 今回、出版社もしくは取次会社と再販売価格維持契約を締結している新刊書店であれば、誰でも登録が可能なシステムに変更した。 書店は書店マスタに登録することで、書店向け新刊情報ポータルサイト「BooksPRO」や、日本書籍出版協会が運営する書店イベント紹介サイト「Book Event Navi」(登録制)に参加することが可能になる。
ローソンと日本出版販売による「LAWSONマチの本屋さん」の出店が続いている。1月27日にはローソン神戸ジェームス山店(神戸・垂水区)を「LAWSONマチの本屋さん」としてリニューアルし、2月1日にはローソン田子町店(青森・田子町)も改装する。それぞれ、近畿エリア、東北エリアで初めての出店。 神戸ジェームス山店は約88坪の売場のうち約15坪を書店部分とし、雑誌、コミック、児童書、一般書、文庫・新書など約3000点を取り扱う。田子町店は約93坪の売場のうち約23坪を書店部分とし、約6000点の雑誌、書籍、コミックを取り扱う。 「LAWSONマチの本屋さん」は、田子町店をもって7店舗目。1月17日にオープンした向ヶ丘遊園南店(神奈川・川崎市)までの5店舗では、書籍・雑誌カテゴリーの売上高が導入前に比べて平均で約20倍となり、女性の来店が1~2割ほど増えている。また、家族やシニアの来店も増えたこ
日本図書館協会は5月13日、「新型コロナウイルス感染症に係る図書館活動についての協力依頼」に対し、同11日時点で日本書籍出版協会、日本新聞協会、出版社著作権管理機構、日本児童出版美術家連盟、日本児童図書出版協会から回答を得たと発表した。 書協の図書館委員会は、「公衆送信権等の時限的制限」に関して、図書館における読み聞かせ動画の配信については、「著作権法の規定に従い、各著作権者への許諾申請をお取りいただきますことをお願いしたい」と回答。 また、「出版社への許諾作業について」は、「各図書館から出版社へ行われる許諾を貴団体で一括して取りまとめ、使用許諾の承認が得られた著作物(作品)のリスト化と全国の図書館への発信」を提案している。 同依頼は4月24日、書協など10団体に求めたもの。回答を受けて日図協は、児童青少年委員会から「読み聞かせでよく用いられる著作リスト」の提供を受け、関係する出版社・著作
4月1日から、通称「3日目地区」といわれる中国・九州地方への輸送において、一部を除く雑誌と書籍の配送日程が1日遅れになる。3月5日、東京・千代田区の出版クラブビルで、取協運営委員会の安西浩和委員長(日本出版販売)と同輸送研究委員会の柏木祐紀委員長(トーハン)が発表した。 取協は昨年10月から、手島梱包輸送、日本通運、阿知須運輸、天竜運輸から輸送スケジュールに関する要請を受け、検討を重ねてきた。現行のトラック幹線輸送が運行・労務管理上、法令違反の状態にあり、出版社からの商品搬入日・発売日を含む輸送スケジュールを見直してほしいというもの。 これを受けて取協は、4月1日以降に発売される商品において、次のように輸送スケジュールを変更する。 【雑誌】中国地方・九州地方ともに店舗配達を1日遅らせる。ただし、一部の銘柄は積込の運用を変更することにより現行の発売日を維持する。また、九州地方の一般誌は、取次
東京国際ブックフェア(TIBF)を主催するTIBF実行委員会とリード エグジビション ジャパンは第24回の開催を休止することを決めた。同フェアは1994年から開催され、昨年に23年目を迎えた。国内外の主要出版社の出展が減少するなか、「より多くの版元の出展を促すために、開催方法を模索する時期にきた」と判断。2018年9月の開催を目指す。
1月30日に刊行した『岐阜信長歴史読本』に多くの誤植があった問題で、同社は2月15日、問題を引き起こした原因を公表した。 同社では、書籍編集の過程において校正・校閲作業を2回以上行う原則があるが、今回スケジュール管理の不備などからそれが遵守されていなかった。また、編集部内における校正刷のチェック体制も機能していなかったという。 同書の社外校正は「ぷれす」(東京・新宿区)が担当したが、同社に落ち度がないことをKADOKAWAは認めている。前述の2つの原因により、ぷれすからの朱字等を校正刷に反映させる過程で多くの転記漏れが生じた。 ぷれすの奥村侑生市社長によると、校正の依頼があったのは昨年12月27日。当初、1月5日納品を依頼されたが、社休となる年末年始を挟むなどタイトなスケジュールだったため、1月6日以降に順次納めることになった。同社長は「弊社のスタッフや、同じように厳しい環境で頑張っている
4月11日、統合する。hontoはリアル書店、書籍の通販、電子書籍販売の「ハイブリッド型」で運営してきたが、今回の統合によりリアル書店とのつながりを強化する。 具体的には店舗情報、フェア・イベント情報、店舗在庫表示のさらなる充実化。サイトからの店舗取置き注文もできるようにする。
八木書店では古代から近世末までの歴史、文学、宗教、言語、風俗、美術などを分類収録した日本研究に不可欠な「群書類従」(正・続・続々)を3年かけて電子化。小学館グループでインターネット辞書・事典検索サイト「ジャパンナレッジ」を運営するネットアドバンスの電子書籍プラットフォーム「JKBooks」経由で販売する。3篇(全133冊)のフルセットが価格162万円。分売可。大学や研究室、公共図書館などを対象に初年度100セットの販売を目標とする。最新版の改定本を底本に、新字による全文横断検索も可能にした。書籍紙面は画像で忠実に表示し、本文テキストのコピーもできる。また、ジャパンナレッジ収録の各コンテンツとも連携させた。
「読書界のロックスター」と全米で崇められるシアトルの図書館司書、ナンシー・パール氏。彼女がアマゾンと提携し本を出版する、というニュースが伝えられた2012年初頭、シアトルでは「裏切り者」と怒りの声が沸騰した。 シアトル公立図書館を定年で去った後も、あらゆるジャンルの本について語る膨大な知識と愛あふれるトークで、全米で愛される存在になったパール氏。そんな彼女を、シアトルの、とりわけ独立系書店で働く人々は誇りに思ってきた。 それなのに、よりによって、書籍市場の構造を抜本から破壊したアマゾンと提携するなんて。パール氏を模した「フィギュアを燃やす」といった過激ツィートも飛び交うほどの怒りは、愛情の裏返しなのだが、パール氏にも言い分はある。
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