「デジとしょ信州」、県と市町村がどう運営しているのか? 長野県と県内全77市町村が力を合わせ、2022年8月からスタートさせた協働電子図書館「デジとしょ信州」。パソコンやスマホ、タブレット端末などを通じて、長野県に在住、通学、通勤している人なら誰でも電子書籍を読むことができる。利用のために必要なIDとパスワードは、居住している自治体の市町村立図書館や公民館図書室の窓口で申請すれば取得が可能だ。電子申請ができる市町村も増えつつある。窓口がない自治体の場合は、電子申請を通じて県立図書館から取得できる。 利用登録者数は1万780名(23年3月31日現在)。すべての市町村に利用登録者がおり、利用者は1人につき「1週間2冊」借りられる。これまでの貸出数は5万7551冊。1日に平均約240冊の貸し出しがある。利用者が多い年代は40~60代、貸し出しが最も多い時間帯は20~21時という。 蔵書数は2万1
書店の減少に歯止めかからず「過去最悪」に 「ゼロ」自治体は26%も、住民はどう思う? 街づくり活用例も 書店の減少に歯止めがかからない。出版文化産業振興財団(JPIC)の調査によれば、昨年9月時点で、全国の「書店ゼロ」の市町村は26.2%に悪化。背景には、人口減や書籍の電子化にとどまらない複合的な要因がある。書店が消滅した街にはどんな悪影響があり、住民は何を思うのか。現状を打破できるのか。「書店ゼロ」の街を歩き、実情に詳しい識者に尋ねた。(西田直晃)
SLILの学校図書館政策に関する講演シリーズ ① アメリカのスクールライブラリアンは何をしているのか?(4月9日) ② 図解「地域学習リソース拠点の必要性」(4月13日) ③ 学校図書館支援のためのエビデンス(4月14日、この項目) SLIL講演を振り返って、学校図書館を国の教育政策として位置付けるための具体的方策についてもっと考察すべきと考えた。それは、参加者の事後アンケートでも望む声が少なくなかった。そこで、今後どのような実践とそれに関わる研究が必要なのかについてメモしておきたい。大きくは理論的研究と実践研究、それらを基にした政策提言という順序で進める必要がある。 1)理論的研究学校図書館が教育課程に寄与するという場合に、そこにある資料や情報を収集・管理・提供するという機能を示すだけでは十分ではない。それでは何が可能か。以下は半ば思いつきではあるが重要な理論的研究のテーマである。 ・ジ
三回のシリーズの2回目である。 ① アメリカのスクールライブラリアンは何をしているのか?ーSLILの学校図書館政策に関する講演 ② 図解「地域学習リソース拠点の必要性」:SLILの学校図書館政策に関する講演(この項目) ③ 学校図書館支援のためのエビデンス——SLILの学校図書館政策に関する講演 講演会「学校図書館改革を戦略的に考える:探究学習、教育DX、情報リテラシー、読解力...」の記録と事後アンケートのまとめがSLILのHPにアップされた。 講演サイト:https://sites.google.com/view/slil-inquiry/home記録:https://drive.google.com/file/d/1b18cL_D6FWdkTdUfCpax1k60kfRzlhC6/view事後アンケート:https://drive.google.com/file/d/1Wb3ysRJ
去る3月26日にSLILの場で学校図書館政策に関する講演の機会をもった。このあとお話しした内容とその場でのやりとりを補う目的で、十分にお答えできなかったことについて三回にわたって追加情報を提供したい。 ① アメリカのスクールライブラリアンは何をしているのか?ーSLILの学校図書館政策に関する講演(この項目) ② 図解「地域学習リソース拠点の必要性」:SLILの学校図書館政策に関する講演 ③ 学校図書館支援のためのエビデンス——SLILの学校図書館政策に関する講演 ここでは、アメリカの経験主義の授業で学校図書館がどのように使われるのかという質問をいただいたので、Youtubeの動画から関連のものを探してリンクを貼った。けっこう面白いのでご覧いただきたい。 英語の動画も、英語の字幕をつけるだけでなく日本語に翻訳した字幕(変なところもあるがそれはご愛敬ということで)を付けることができるようになっ
書店が一つもない「書店ゼロ」の市区町村が、全国で26・2%に上ることが、書店や取次、出版業者らで作る出版文化産業振興財団(JPIC)の調査で明らかになった。5年前の別の調査と比べても、空白地帯が拡大している。衰退を食い止めようと、ネット書店の送料無料の規制などの検討も始まった。ただ、専門家からは疑… ","naka5":"<!-- BFF501 PC記事下(中⑤企画)パーツ=1541 -->","naka6":"<!-- BFF486 PC記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 --><!-- /news/esi/ichikiji/c6/default.htm -->","naka6Sp":"<!-- BFF3053 SP記事下(中⑥デジ編)パーツ=8826 -->","adcreative72":"<!-- BFF920 広告枠)ADCREATIVE-72 こんな特集も -->\n<!--
2023年4月18日、国立国会図書館(NDL)は、「フロッピーディスクの長期保存対策に関する調査報告書」を公開したことを発表しました。 同報告書では、劣化が懸念されるフロッピーディスク(FD)について、保存に関する基礎知識、マイグレーションの技術的動向、マイグレーションの手法と実際の手順、マイグレーション成果物の利用環境の構築手法等がまとめられています。 新着情報(NDL) https://www.ndl.go.jp/jp/news/index.html ※2023年4月18日付で「「フロッピーディスクの長期保存対策に関する調査報告書」を公開しました。」とあります。 電子情報の長期利用保証に関する調査研究(NDL) https://www.ndl.go.jp/jp/preservation/dlib/research.html ※「調査報告書(令和4年度)」の欄に「フロッピーディスクの長期
2023年4月14日、東京都の江戸川区立図書館が、5月10日に新たに5校に図書館サテライトを開設することを発表しました。 すでに開設済みの5校に加え、5月10日に南小岩小学校、松江第五中学校、平井小学校、第五葛西小学校、春江小学校に同館の図書館サテライトが開設されるものです。 サテライトで利用可能なサービスとして、事前に予約した図書館資料の受取り、利用登録に関する受付、図書・雑誌のブックポストへの返却(年末年始などを除く終日)、学校図書館の資料の閲覧 (日曜日のみ)が挙げられています。 お知らせ一覧(江戸川区立図書館) https://www.library.city.edogawa.tokyo.jp/toshow/wp/info.php 江戸川区立図書館サテライト 利用案内 [PDF:2ページ] https://www.library.city.edogawa.tokyo.jp/TOSH
第70回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム<報告> 関西館図書館協力課・野村明日香(のむらあすか) 2022年10月30日,仙台市の東北学院大学土樋キャンパスにおいて,第70回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム「AI時代の学びと読書―学校教育における図書館の役割を探る―」が開催された。本稿では,その内容の一部を紹介する。 まず,コーディネーターの岩崎れい氏(京都ノートルダム女子大学)から,同シンポジウムの背景と趣旨について説明が行われた。人工知能(AI)の発達やGIGAスクール構想が進む中で,学校図書館が果たすことのできる役割,学校教育への関わり方について,脳科学,学校行政,教育工学の観点から探っていくと述べられた。 次に,酒井邦嘉氏(東京大学)により,「脳から見た電子化時代の読書」というテーマで,電子や紙での読書,過剰なネット依存の問題点,教育のデジタル化,AIについて脳科学の観
図書館の所蔵又は貸出が出版物の売上に与える影響に関する研究動向 国士舘大学政経学部:貫名貴洋(かんめいたかひろ) 1. はじめに 出版市場の売上減に歯止めがかからない。取次ルート経由の推定販売金額(1)は、2021年には書籍6,804億円、雑誌5,276億円、合計1兆2,080億円となり、書籍のピーク1兆931億円(1996年)、雑誌のピーク1兆5,644億円(1997年)、合計のピーク2兆6,564億円(1996年)から大幅な下落を示している(図1参照)。
2023年3月27日、滋賀県のウェブサイトにおいて、滋賀県立公文書館が同館の所蔵資料を用いた学習指導案集を作成したことが発表されました。 県政150周年記念事業として、県内小中学校・高等学校の協力を得て作成したとあります。中学校社会科や高校地理歴史科などの学習指導案6本が掲載されており、生徒にとって身近な地域に即した授業の進め方を紹介しているとあります。 指導案集は同館の情報紙『滋賀のアーカイブズ』第13号に掲載されており、同館のウェブサイトからも利用可能です。 【県政150周年記念事業】公文書館所蔵資料を用いた学習指導案集の作成について(滋賀県, 2023/3/27) https://www.pref.shiga.lg.jp/kensei/koho/e-shinbun/oshirase/330885.html 学校連携(滋賀県立公文書館) https://archives.pref.sh
2023年3月28日、子どもの読書活動の推進に関する法律(平成13年法律第154号)に基づき、第五次「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」が閣議決定されました。 第五次「子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画」について(文部科学省,2023/3/28) https://www.mext.go.jp/b_menu/hakusho/nc/mext_00072.html 子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画 [PDF:41ページ] https://www.mext.go.jp/content/20230327mxt-chisui01-100316_01.pdf 第五次子どもの読書活動の推進に関する基本的な計画 [PDF:4ページ] https://www.mext.go.jp/content/20230327mxt-chisui01-100316_02.pdf 参考: 文部科学
1.全文検索とは全文検索では、図書や雑誌のタイトル・目次だけでなく、本文・挿絵のキャプションなどを検索することができます。タイトル・目次からでは見つけられない記述を発見できる可能性があります。一方、関係のない情報がヒットする可能性もあり、対象・範囲や特徴を把握して用いることが必要です。 この記事では、主に国立国会図書館の提供するウェブサービスで全文検索機能を活用する方法についてご説明します。 2.国立国会図書館デジタルコレクションの全文検索国立国会図書館デジタルコレクションでは、収録された資料の多くについて全文検索を行うことができます。 全文検索の対象は次のとおりです。 電子ファイルに埋め込まれている全文テキスト(電子書籍・電子雑誌、電子形態で収集した博士論文)OCR(光学文字認識)処理によるデジタル化資料(図書、雑誌、官報等の一部)の全文テキスト ※OCR処理による全文テキストは校正を行
日時 2023年3月14日 (火) 16:00〜18:00 名称 東京大学CEDEP × ポプラ社 共同研究プロジェクト オンラインシンポジウム「デジタル社会は子どもの読書環境をどう豊かにできるか?〜『紙』と『デジタル』のベストミックスの模索〜」 日時 2023年3月14日(火)16:00〜18:00 場所 オンライン開催(Zoomウェビナー) 共催 東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター(CEDEP)/株式会社ポプラ社 事前参加登録制 先着1,000名 参加費無料 取材お申し込み 終了しました 企画趣旨 2019年8月にスタートしたCEDEPとポプラ社による共同研究プロジェクト「子どもと絵本・本に関する研究」では、子どもを取り巻く絵本・本・メディア環境について、多層的・多面的な研究を行ってきました。 このシンポジウムでは、子どもの読書における紙とデジタル、読書とICT(
デジタル資料の長期保存に関する基礎的な知識の習得を目指します。「基礎知識1」では、記録媒体の特性の違いやそれらの保存にあたっての課題について、「基礎知識2」では、デジタル資料の長期保存の基本的課題と実践事例について、学びます。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く