民間信用調査会社の東京商工リサーチは、道内10空港を含む全国の主要空港ビル56社の2014年3月期決算をまとめた。売上高上位10社に道内からは北海道空港(新千歳空港)と、函館空港ビルデング(函館空港)が入った。 道内トップの北海道空港は、売上高473億円で、羽田空港のビル会社・日本空港ビルデング(1183億円)に次いで全国2位。函館空港ビルデングは、人気バンド「GLAY」の函館ライブ開催や、台湾との定期便の増加などで旅客数が増えて物販が好調に推移した結果、24億円で10位に入った。 道内では7社が増収となった。一方、税引き後利益を見ると、4社が減益となって、札幌丘珠空港ビルは161万円の税引き後赤字だった。 空港ビルの運営を巡っては昨年7月、滑走路と空港ビルの運営を一括して民間委託することを可能にする「民活空港運営法」が施行され、民営化による空港活性策が模索されている。東京商工リサーチは「