函館市元町の国重要文化財「旧相馬家住宅」(東出伸司代表)が4月から今季の営業を始めた。土蔵ギャラリーでは箱館戦争(1867~68年)や幕末期の人物の書を並べ、「箱館戦争とラストサムライ」として特別展示している。 幕末明治期に財を築いた豪商・初代相馬哲平(1833~1921年)の私邸として明治末に建造。解体の危機にあった2009年に東出代表(83)が取得し、多額の私財を投じて修復をしながら一般公開を続けている。18年に主屋と土蔵が重文に指定された。外観、内装とも往時の建築技術の高さを感じることができる。 「歴史回廊」として道南ゆかりの美術品を展示している土蔵には、山岡鉄舟の屏風や勝海舟が咸臨丸乗船時につくった詩などの書が並び、館内の和室にも榎本武揚らの掛け軸がある。東出代表は「(建物のある元町周辺が)箱館戦争時に榎本武揚らも通った場所であったことも発信していきたい」とする。 土蔵では8月以降
【北斗】樹齢300年のしだれ桜で知られる法亀寺(市向野)をはじめ市内4カ所のサクラの名所をつなぐ「北斗桜回廊」(市観光協会主催)が22日に開幕する。今年は開花が早いと予想され、昨年よりも開始時期を早めた。主催者は「きれいなサクラを楽しんで」と来場を呼び掛ける。5月7日まで。 会場は、法亀寺のほか、「大野川沿い桜並木」(本町)、「松前藩戸切地陣屋跡桜トンネル」(野崎)と、道道上磯峠下線沿いの「清川千本桜」。期間中は午後6時半から千本桜以外の3会場を、同8時半(法亀寺)、同9時(大野川、陣屋跡)までライトアップする。 昨年は約6万5000人以上が来場した、春の一大イベント。期間中は戸切地陣屋跡会場で北斗陣屋桜まつり(22日、市商工会青年部主催)、お花見屋台(23日~5月7日)を開催。大野川沿い桜並木近くの「せせらぎ温泉」では桜回廊期間中「花見風呂」と銘打って館内にサクラの飾りつけを施し、お花見
函館山にも観光シーズン到来―。昨年11月から冬季通行止めとなっていた函館山登山道(道道立待岬函館停車場線、3・6キロ)が10日午前11時に開通した。登山口ゲート前には市民や道内外からの観光客の車15台が並び、春の函館山を堪能した。 先頭に並んだのは6年連続で市富岡町3、パート従業員の江口光一さん(60)。午前5時からゲート前で開通を待った。「(登山道は)登るたびに新しい発見がある。5合目の少し低い高さからの景色も楽しみです」と話していた。 開通に先立ち、函館西署や市市民部などから8人が交通安全啓発を行い、チラシや夜光反射材を配布したり旗の波運動を展開したりしてドライバーにスピードダウン、シートベルト着用を呼び掛けた。 同区間は24日まで終日通行可能。25日~9月30日の午後5時~10時、10月1日~11月12日の同4時~9時は混雑防止のため、マイカー、レンタカーは通行禁止。11月13日午前
石川さゆりの名曲「津軽海峡・冬景色」でも歌われている津軽半島の最北端・竜飛崎(青森県外ケ浜町)は1年中、強い海風が吹き付ける〝風の岬〟として知られる。津軽海峡を挟み、対岸はすぐ手の届きそうな北海道だ。「龍飛崎灯台」を望みながら青函トンネル完成に至るまでの苦難の歴史を肌で感じると同時に、意外な観光名所にも触れた。 陽春が近い竜飛崎の雄大な景色への期待に胸を膨らませ、青森市から陸奥湾と北海道新幹線を横目に国道280号を北上。すると、あと数十分で到着かというところで突然、カーナビのテレビが北海道の電波を受信した。 あの名曲を堪能目的地に近くなるにつれ風雨が強まり、残念ながら津軽海峡と約20キロ先の雄大な北海道のコントラストを楽しめず、期待はあっさり裏切られる始末。運の悪さを嘆きながらも、真っ先に目に飛び込んできたのが津軽海峡・冬景色の歌謡碑だ。恐る恐る真ん中の赤いボタンを押してみると、あの有名な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く