ちょっと古い話になりますが、日経ソフトウェア誌2001年6月号にて、「プログラミング書籍ベスト90」という特集がありました。「プログラミング言語C(いわゆるK&R)第2版」や「詳解TCP/IP Vol.1新装版」「UNIX原典」「デスマーチ」「独習Java」「人月の神話」「闘うプログラマー」「XPエクストリーム・プログラミング入門」といった並み居るベストセラーに紛れて、なんと「MZ-80 SERIES BASIC解説」(図1)が挙げられていたのです(Part3・5段目の中央)。唯一のパソコン付属マニュアル、唯一の非売品、90冊中最古の書籍、にもかかわらずプログラミングの良書として数えられる一冊。 この「MZ-80 SERIES BASIC解説」こそ、MZ-80Kの取扱説明書として作成され、MZ-80K2/C以降MZ-1200はもとよりMZ-2000/2200にまで添付された赤本・BASIC