富裕層が乗る、富のメリーゴーランド 東京新聞で浜矩子氏が春闘のネーミングについて 皮肉っているのが面白い。 メディアで流行った「官製春闘」も悪くはないが、 政府による「強権春闘」、あるいは「恫喝春闘」だろうと言うのだ。 全くその通りで、政府が企業を脅してベースアップさせるって、 異様な資本主義だなと思うのだが、 そういう感覚も持たない人が多くなったらしい。 まるで統制経済なのだ。 さらに大企業が儲かれば中小零細に富が 「トリクルダウン」するという幻想も全否定だ。 富は、富める者から富める者へグルグル回る、 富の回転木馬だという。 サッチャー政権でも、レーガン政権でも、格差は拡大した。 「政策は、水路なきところに水路をつくるためにある」 という結論は、まったく同意する。