4日午後5時45分頃、北海道別海町尾岱沼潮見町の「津田商店」の水産加工場から、「作業中に急に倒れた者がいる」と119番があった。 中標津署などによると、2階建て建物1階にある加工場で作業中だった女性らが頭痛やめまい、のどの痛みを訴え、計13人が別海、標津の両消防署の救急車で病院に運ばれた。全員意識はあり、軽症という。道警中標津署などで原因を調べている。 同署幹部によると、加工場では、中国人研修生を含む従業員約40人が、ホタテの殻向き作業を行っていた。症状から、女性らは一酸化炭素中毒になった可能性があるという。火災は発生しておらず、同署は、建物内で使用していた重機の排ガスが原因になった可能性もあるとみている。