◇前川さん、マイク放送も好評 大震災で休業していた業務を20日に再開した山田町の山田魚市場に、マイクで入札結果を知らせる女性の声が響いた。市場のせり人、前川智子さん(40)。魚の買い付けに火花を散らす仲買人ら男の世界が少しばかり和む。県内の魚市場では非常に珍しい女性のせり人が、早朝から水産業の復興を現場で担う。 魚市場のせり人は県条例により、知事に届けなければならない。同市場は価格を競うせりではなく、札に高値を記入した者が落札する入札制を取っているため、せり人が仕切っている。前川さんは22年前に高校を出て市場に就職し総務課一筋に働いてきたが、せり人に市場から指定されたのは4年ほど前。人手不足からで、2年前からはマイクを握っての放送も任されるようになった。 7カ月ぶりに再開した20日と21日も午前5時半に出勤した。入札室には入札口と呼ばれて、札を入れる小さな窓が三つあり、男性2人に交じってそ
【洋野】水産庁職員が漁業体験 苦労実感、政策反映へ Tweet 水産庁漁場資源課の中山洋輔さん(29)=横浜市出身=は来月9日まで約1カ月間、洋野町種市宿戸(しゅくのへ)地区で漁家に民泊しながら漁業を体験している。連日、夜明け前から漁に同行し、漁業の苦労や喜びを肌で感じている。 農林水産省が入省2年目の職員を対象に実施している農村研修の一環で、中山さんは11日に訪れた。 19日は民泊先の吹切繁さん(50)と共に午後11時に八木港を出港し、約30キロ沖合の漁場ではえ縄漁を行った。約1・5トンの大量のタラを積んで20日午後3時に帰港。翌日の出荷に備え、吹切さんの家族らと発泡スチロールの箱に氷を入れ、タラを詰める作業を約3時間休みなく行った。 一日の作業を終えた中山さんは「タラ漁は夜中から夕方までかかり、その長さに驚いた。いい経験になった」と汗をぬぐった。 吹切さんは「船にも慣れて頑張っている
東日本大震災の被災地では、住民の集団移転が大きな課題となっており、新潟県中越地震の集団移転を参考にしようと、被災地から視察が相次いでいる。 岩手県宮古市の山本正徳市長が今月3日に長岡市を訪れたほか、被災3県の町村長や職員がその後も続々と同市などを訪れた。 旧山古志村(現長岡市)の集団移転地「天空の郷」を視察した山本市長は、住民らから移転までの経緯や生活ぶりなどを聞き取った。雪対応でコンクリートの土台を使った3階建てに見える住宅について、「必要な高さにもよるが、津波対策にも使えるのでは」と述べ、「被災者の生活再建や支援のあり方が参考になった」と話した。 5月には、宮城県気仙沼市唐桑町の舞根地区の住民22人が、集団移転した長岡市の住民を訪ねた。長岡市の住民からは「みな2000万円ぐらいの借金をした」などの声が聞かれた。また、地震の前に既に借金があり、二重ローンとなるため移転を諦めた人や、二重ロ
住宅設備大手「TOTO」(本社・北九州市)が環境への配慮をテーマに製作した、家畜の排せつ物などを発酵させたバイオガスを燃料に走る「トイレバイク」が、思わぬ波紋を広げている。 座席に便座を使用したため、海外のメディアが「人間の排せつ物で動く」と誤って報じ、同社がホームページに「トイレ利用は不可」と掲載する事態に。同社担当者は「関心を持たれるのはうれしいが…」と困惑している。 同社は、環境重視の企業姿勢をPRするため、このバイクを考案し、自社で製作した。中型の3輪タイプで、約300キロ走行可能な容量のバイオガスをためられるタンクを、便座を使った座席の後方に取り付けているのが特徴。二酸化炭素の排出量をガソリンの半分程度に抑えられるという。 このバイクで北九州市の本社から東京まで向かうPRイベントが企画され、10月6日に本社を出発。翌7日、このイベントを知った米のインターネットニュースサイトが「座
◇復興への第一歩に 東日本大震災で津波の被害を受けた北茨城市大津漁港の漁協直営「市場食堂」が23日、7カ月ぶりの再開を果たす。港の設備や漁は本格復旧に至っていないが、食堂再開を復興の第一歩と位置づけ、港に活気を取り戻すきっかけにする。 市場食堂は、07年7月にオープン。漁師の家の女性らが調理し、取れたての旬の魚や厚切りの刺し身などが、観光客の人気を集めていた。震災では床上約50センチまで浸水し、冷蔵庫が流失するなどの被害はあったが、建屋の損傷は少なかった。 一方で漁港の岸壁は復旧が進まず、市場でも東京電力福島第1原発事故による放射能汚染を危ぶんで取引を断られるなどし、ほとんどの漁師が休漁に追い込まれた。所属する漁船60隻中、同港に水揚げできるのは底引き網漁船2隻のみ。現時点では食堂が掲げる「地産地消」の5割しか達成できないが、「復興の起爆剤にしよう」と再開を決めた。 再開に当たり、以前は豊
県内最大の生産地である杵築市守江湾の養殖カキがシーズン入りを迎えている。道路沿いなどには「焼きガキ」などと書かれたのぼりが立ち並び、既に提供を始めた飲食店もある。来年の3月ごろまで楽しむことができる。 同市では毎年推計で約120トンほどのカキを養殖。今年は成長が遅かったため、例年より1~2週間ほど遅れて旬入りを迎えたが、生産者は「身が詰まっており、味は格別」。同市守江の「魚市魚座」(松成真司社長)では、炭火焼きで楽しむ焼きガキを1盛り1050円で販売。松成社長は「今年のカキはまだ小さいものも多いが、味は濃厚。磯の香りがする一品を楽しんでほしい」。 県漁協杵築支店カキ組の生産者有志で運営する「守江湾 牡蛎(かき)の家」(一丸秀房代表)は23日にオープン。焼きガキは1キロ1200円で、持ち帰りは2キロで千円。水曜日はそれぞれ200円引きする。一丸代表は「塩の加減がちょうど良いおかげか、守江
トップ > 特集・連載 > 電力・節電 > 記事一覧 > 10月の記事一覧 > 記事 【電力・節電】 太陽光、風力で5万6千キロワット 田原のメガソーラー、中電も参画検討 Tweet mixiチェック 2011年10月22日 三井化学など6社が建設する太陽光・風力発電所の完成予想図 三井化学や三井物産、東芝など6社は21日、愛知県田原市に国内最大の大規模太陽光発電所(メガソーラー)を共同で建設し、発電事業を始めることで基本合意したと正式に発表した。2012年6月に着工し、13年9月の稼働を目指す。地元の中部電力も同日、グループ会社を含めて事業への参画を検討していることを明らかにした。 事業には、ほかに東亜合成、東レ、三井造船が参加。三井化学が田原市に保有する遊休地約82万平方メートルに、発電出力50メガワット(5万キロワット)の太陽光発電設備と、出力6000キロワットの風力発電設備を建設
広島県が福山市の走島北部で整備している埋め立て地約1・8ヘクタールを利用するめどが立たない。地元の漁業者に水産加工場用地として貸し付ける予定だが、計画から17年たつうちに漁業者側の収益が減り、新たな施設投資をする余裕がなくなってきた。県は今後、活用の呼び掛けを強める。 煮干しやノリの加工場の用地の面積は、埋め立て地3・75ヘクタールのうち48%を占める。ほかは漁具保管場所や道路に充てる。総事業費は47億円。 埋め立て工事は既に終わった。本年度中に事業費ベースで約8割の整備が終了。堤防と道路を整備して2015年度に完成する。 埋め立ては、主に騒音や悪臭の苦情があった水産加工場を住宅地域から移す目的で計画した。県は1994年度、個人と企業合わせて20業者のニーズを確認し、埋め立て面積を決めた。隣接する別の埋め立てを終えた2002年度に着工した。 同漁協のノリ研究会の三宅龍淵会長は「手厚い公的援
民主党県連は21日、県議選で掲げる県政の政策集を発表した。 県震災復興計画の推進や産業振興と1万人の正規雇用の創出といった東日本大震災からの復旧・復興策▽保育所待機者ゼロなどの福祉施策▽事業仕分けの結果の県政への反映などの「ムダの解消」--など5項目を掲げた。 漁業に民間参入を促す「水産業復興特区」については「漁協などの十分な理解の下に慎重に対応すべきだ」とした。【宇多川はるか】
メインコンテンツに移動 購読申し込み 7日間無料お試し close QRコードリーダーを QRコード読み込み結果 �o�� V p��� V �@� V 熊日からのお知らせ 第71期 肥後名人戦・肥後本因坊戦 《県北・阿蘇予選 出場者募集》 第71期 肥後本因坊戦《熊本市・上益城予選出場者募集》 第71期 肥後名人戦 熊本市・上益城予選 《出場者募集》 RKK開局70周年記念 ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者 熊日ジュニアゴルフプロジェクト《4期生募集》 ホーム ニュース トップ 熊本 全国 エンタメ 動画 地方選速報 天気・気象 防災・災害 トップニュース 能登の被災地に救援金1億885万円 熊本日日新聞社と熊本放送、熊本善意銀行が地元紙通じて被災者へ サイバー防犯に尽力、ボランティア大学生23人に感謝状 県セキュリティ推進協 熊本市の飲食店、3日間の営業停止 5人が食中毒 立候
尖閣諸島周辺で漁獲される魚介類のブランド化を図ろうと石垣市が八重山漁協(上原亀一組合長)に補助金を出して取得を目指している「尖閣商標」は、すでに特許庁で登録されていることが28日までに分かった。石垣市議の仲間均氏の依頼で島外の男性が取得した。仲間氏は市に理解を求めているが、市と漁協は「地元水産業への影響が懸念される」として特許庁に異議申し立てを行う方向で準備を進めており、対抗手段に出る考えだ。 仲間氏が代表世話人を務める「尖閣諸島を守る会」の活動に賛同する山梨県在住の男性が仲間氏の依頼を受けて昨年4月12日、特許庁に出願、今年2月3日付で商標原簿に登録された。「尖閣」の文字入り図柄と文字のみの2種類を提出したが、文字入り図柄のみが認められた。 対象となる魚介類は尖閣諸島と新潟県佐渡市尖閣湾の周辺で漁獲されるカツオ、マグロ、アカマチなどほとんどの魚介類とその加工品。 一方、八漁協は市の補助を
20日午後11時ごろ、青森県八戸市の東約180キロの太平洋上を航行中の石巻市のサンマ漁船「第7八興丸」(175トン)から、海上保安庁に「機関室が浸水した」と救助要請があった。 21日午前3時ごろ、救助に向かった巡視船が現場に到着し、青森県八戸港へ向けてえい航中。乗組員17人にけがはない。 第2管区海上保安本部(宮城県塩釜市)によると、エンジンオイルを冷やすために海水をくみ上げる管に亀裂が入り、船内に水がたまった。乗組員が応急修理で漏水を止め、21日午前0時35分ごろには室内の排水も済ませていた。
藤岡市中の道の駅「ららん藤岡」で23日午後1時から、宮城県女川町から直送されたサンマ5000尾が無料配布され、同町への義援金を募る。 4~8月、藤岡市の職員5人が現地で東日本大震災の復興支援に携わった縁で、市がサンマを購入することになった。 「ららん藤岡」では22日も、茨城県内で被害が大きかった大津港(北茨城市)と久慈浜(日立市)の水産加工業協同組合がイベント(午前10時~午後3時)を行う。新鮮なタコを大釜でゆであげ、ホタテ貝焼きなどの実演販売も行われる。
【野田】定置漁船が網起こし 10トン水揚げ Tweet 野田村漁協(小野茂雄組合長)の自営定置漁船が20日、震災後初めて網を起こし、サバやサケ、ショッコ(ブリの幼魚)など約10トンを水揚げした。最盛期を迎える秋サケ漁に間に合い、浜は漁業者たちの威勢のよい声と笑顔であふれた。 午前7時すぎ、18号浜山丸(19トン)が3~4キロ沖の漁場で網を起こした魚を載せ、野田漁港に接岸。朝日を浴びて輝く魚を、乗組員約20人が手際よく選別作業した。 同村では、サッパ船を含む漁船約230隻のほぼ全てが津波で流失・損壊。同漁港に係留していた18号浜山丸は流されて防波堤を越えたものの、ホタテの養殖施設に引っ掛かってほぼ損傷がない状態で見つかり、漁業者たちから「奇跡の船」と呼ばれる。 ただもう一隻の定置網漁船が津波で流されたため、約5トンの中古船を手に入れ、操業にこぎ着けた。乗組員たちは、これまで網修理などの復旧
諫早湾内3漁協は20日、二枚貝タイラギの成育を調査した。漁獲対象の殻長15センチ以上の成貝は発見できず、93年以降、19年連続で休漁の見通しとなった。 小長井町漁協(諫早市)などによると、漁師が湾内12カ所で約5分間潜水して調べた。稚貝は59個あったが、大きな成貝は一つもなかった。漁が可能になるには、数千程度の成貝が必要で、同漁協は「今季も厳しい」としている。 〔長崎版〕
福島県内の河川では毎年9月末から11月中旬ごろまで、増殖を目的にサケの捕獲が行われるが、主要河川は東京電力福島第1原発から20キロ圏内の警戒区域にあり、今年は近づくことさえできない。例年なら捕獲したサケから約5000万匹の稚魚を人工ふ化させ放流しているが、今季は5分の1程度にとどまる見通し。稚魚が成魚になり回帰するのは4年後。漁業関係者は「4年後はどうなってしまうのか」と懸念を隠せないでいる。【野呂賢治】 全町が警戒区域や計画的避難区域に指定された浪江町の泉田川漁協は、第1原発から北に最短約5キロの請戸(うけど)川で毎年平均約1500万匹を放流していた。町の多くが警戒区域になった楢葉町の木戸川漁協も同原発から南に約15キロの木戸川でほぼ同量を放流。福島県沿岸部でのサケ水揚げ高は年間約2億円で、放流事業で大量のサケが回帰する河川での「観光やな」が観光客誘致にもつながっていた。 だが、東日本大
延宝9年(1681年)、俳人・松尾芭蕉が38歳に詠んだ歌だ。藻に小さい小魚が群がっているね。こう、さっと取ってしまったら、全部消えてしまいそうだな ――という意である。風景を想像して何とも言えぬ郷愁に胸打たれた諸賢は、自然を愛する感性を持ち得た人物である。さて、この情緒溢れる一句で消えるのは小魚だが、今すぐにでも藻と共に消え去って欲しい物質がある。 この度、山梨大医学部ら研究グループが、新種の藻類「バイノス」について、人体に有害である放射性ストロンチウムとヨウ素の吸収効率が高いことを明らかにした。現在、福島第1原発の汚染水浄化に使用されているのは鉱物「ゼオライト」であるが、先述の藻はこれ以上の効果を示しているという。 既に同グループは実用化に向けて交渉中で、今月末にも放射物汚染の土壌処理にてPRを兼ねた実地試験を行う予定だという。他、汚染除去技術としては、農林水産省はチェルノブイリ原発周辺
中国で高級食材として需要が高いナマコの種苗生産に、県立海洋科学高校(横須賀市長坂)の実習助手の女性が県内で初めて成功した。漁業者は漁期や漁獲量などを自主規制しながら水揚げをしているが、生態がよく分からないだけに乱獲が懸念されていた。持続可能な資源管理への第一歩として期待されている。 同校長井海洋実習場の実習助手・畑中佐知子さん(31)は4月上旬から、ナマコの種苗生産試験に取り組んだ。産卵から稚ナマコまで育てることに成功し、9月下旬に金田湾沖で約350匹を放流した。 県水産技術センターによると、養殖技術が確立されていないナマコは収益性が低く、県内で種苗生産を手掛ける業者はない。漁業者は、すでに種苗生産している岩手県内の業者などから稚ナマコを購入して放流するしかなかったという。 畑中さんが試験に取り組んだのは、東日本大震災の影響で種苗そのものが手に入らなくなったことに加え、漁業者の間に育
地酒を買って復興支援!気仙沼の酒屋『味屋酒店』がfacebookページで美味しい「地物」を販売開始 2011.10.21 植原 正太郎 植原 正太郎 2011年3月11日、東日本大震災。宮城県気仙沼の町は、地震発生から1時間後には大津波にのみ込まれ、一瞬にしてほぼ壊滅状態となりました。その地に50年前から店を構え、地酒を販売し続けてきた「味屋酒店」。津波が去った後には、鉄骨と店のシャッターの面影をわずかに残すのみとなってしまいます。 それから7ヶ月のあいだ。 店主・茂木幹一さんは「味屋酒店」の復帰、気仙沼の復興を目指して、前へ前へと歩き続けてきました。そして今、復興への足がかりとなる取り組みが、facebookの中で始まりました。 味屋酒店 facebookページ : http://www.facebook.com/ajiya.kesennuma 店主・茂木さんは、 父・豊吉さんから店を受
「さんてつ -日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記憶ー」カット。 吉本浩二の新連載「さんてつ -日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記憶ー」が、本日10月21日に発売された月刊コミック@バンチ12月号(新潮社)にてスタートした。 「さんてつ」は岩手県沿岸部を走る三陸鉄道を題材に、東日本大震災の記録を描いたドキュメント。地震を体験した鉄道会社の人々からの証言をもとに、当時の様子をマンガ化している。 なお11月21日に発売される月刊コミック@バンチ2012年1月号には、人魚と少年の交流を描いた九井諒子の読み切り「人魚禁漁区」が掲載される。作品集「竜の学校は山の上」で話題を呼んでいる新鋭の登場に期待しよう。
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県内で戻りガツオが水揚げの時期を迎え、徳島県沖で獲れたカツオの放射性物質検査が21日に行われましたが、放射性物質は検出されませんでした。戻りガツオは、夏から秋にかけて北海道や東北の沖合い約200キロから500キロを南下し、県内では毎年この時期に水揚げされます。回遊魚の安全性は消費者の関心が特に高いため、水揚げ開始に合わせて、県が放射性物質の検査を行いました。検査されたのは、19日、海部沖約35キロで獲れた、いずれも体長40センチほどのカツオ3匹です。身の部分を細かく切って混ぜ合わせ、放射性ヨウ素や放射性セシウムが測定できる検出器にかけました。検査の結果、放射性物質は検出されませんでした。県内の水産物では、これまでにワカメやちりめんなど4品目で放射性物質検査が行われていて、今後も収穫の時期を迎えた品目を随時検査するということです。
環境保護団体グリーンピースは20日、独自に行った食品検査の結果を発表した。 スーパー大手5社が販売している魚介類60品目について放射性セシウムなどの汚染を調べたところ、暫定基準値を超えた商品はなかったものの、全60サンプル中34サンプルから放射性物質が検出されたという。 ワカサギ、ブリ、カツオ、マイワシなど 調査の対象になったスーパーはAEON、イトーヨーカドー、ユニー(アピタ)、ダイエー、西友の大手5社。9月4日~10月7日に各スーパーから12品目ずつを購入、スクリーニング検査を行った。 購入したのは主に秋の魚で、東日本太平洋側で捕獲された魚介類商品が中心だ。 検査の結果、半数以上のサンプルから放射性物質が検出された。最高値はユニー(アピタ)で購入したワカサギ(茨城産)から検出された1kg当たり88ベクレル(Bq)だった。 その他、ブリ(岩手産)、カツオ(宮城産)、マイワシ(千葉産)など
養殖いかだで太陽光発電 水俣市など八代海で実証実験 2011年10月22日 01:09 カテゴリー:九州 > 熊本 八代海に浮かぶ養殖用のいかだ。来年度には本格的な実証実験が始まる予定だ 八代海の養殖用いかだを活用した太陽光発電の実証実験が、本年度から水俣市で始まる。いかだ上面に備え付けた太陽光パネルの発電エネルギーで、水中につり下げたマイクロバブル(微細な空気泡)の発生装置を作動させ、水質の浄化や魚介類の成育に役立てる計画。震災からの復興を目指す東北地方の養殖業界でも活用が期待されるという。 実験は、経済産業省の「次世代エネルギー技術実証事業」に応募、採択された重電大手の富士電機(東京)など企業3社と水俣市が、カキの養殖用いかだを利用して取り組む。 水ぬれや塩気に弱い太陽光パネルの性質をカバーするため、パネル全体を造船用の繊維強化プラスチック(FRP)で覆う特殊な構造を採用。発電エネ
就職、昇進、結婚、開業などのお祝いに最適―。出世魚として知られるブリの養殖魚を人生の門出を迎えた人に贈ってもらおうと、「出世ぶり」と名付けられたギフトのネット販売が22日スタートした。 福岡市の水産会社、ブルーゲイト(前田真孝社長)は、四国や九州などで育てられたブリのうち、緑茶の粉末やコンブの成分を餌に混ぜるなどして養殖された上質な魚を選別。養殖魚のイメージ向上を目指して販売に踏み切った。 10月中旬、島根県松江市にある出世稲荷神社で、購入者や贈られる人の幸せを願う神事が執り行われた。同神社の協力により、ブリに絵馬やお札をセットにして配送する。 都市部を中心に魚をさばけない人も多いことから、同社では内臓を取り除いた尾頭付きのほか、三枚に下ろした「フィレ」や皮を取って四つ割にした「ロイン」も用意。水揚げ後、直ちに処理して出荷するという。 代表的な養殖魚であるブリには、生産者がこだわっ
東京電力福島第一原発事故で放射性セシウムが飛散した福島県南相馬市の農地などで22日、東北・三陸海岸で養殖が盛んなホタテの貝殻を使った除染の実証実験が始まる。 微細な穴が無数にあるホタテの貝殻には放射性セシウムを吸着する効果があるとされ、被災地で安く調達できる上、化学物質を使わないため環境にも優しく“一石三鳥”の働きが期待されている。 実験を考案した首都大東京の大谷浩樹准教授(放射線防護)によると、放射性セシウムの除去は、鉱物「ゼオライト」の表面にある微細な穴に吸着させる方法が一般的だが、ホタテの貝殻には、ゼオライトよりも多くの穴があり、高い吸着力が見込めるという。 今回の実験は、福島第一原発から20~30キロ圏内で暮らす住民の協力を得て住宅の敷地などで実施。直径2ミリ程度の粒状に加工した貝殻に特殊な接着剤をつけて路上や庭に散布し、掃除機やほうきで回収する。
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