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食品の放射能　新規制値による風評被害防げ（4月21日付・読売社説） 懸念された通り、過度の規制がかえって不安と混乱を招いている。 食品中の放射性セシウムに関し、政府が今月１日から導入した新規制値のことだ。各地で農水産物の出荷停止が相次いでいる。 厚生労働省の集計によれば、タケノコ、ウナギなど新規制値を超過した農水産物は、すでに１５０件を超えた。 生産地では、風評被害を助長すると、心配する声が出ている。政府が引き起こした混乱だ。沈静化に全力を挙げねばならない。 東京電力福島第一原子力発電所の事故後に設けられた暫定規制値は、野菜や魚に含まれる放射性セシウムが１キロ・グラムあたり５００ベクレルを超えないよう求めていた。今月からの新規制値は、これを５分の１の１００ベクレルに引き下げた。 出荷停止とされた農水産物の大半は、１００ベクレルをわずかに超えた程度だ。暫定規制値を、はるかに下回る。問題はない

宿毛湾漁協大月支所は２０日、間伐材を使ったアオリイカの産卵床を大月町柏島沖に設置した。廃棄するしかない間伐材の枝葉で海の中に“森”をつくり、海洋資源を増やすのが狙い。この日は環境学習の一環として町立大月小の６年生５２人も参加。児童たちは船上から枝葉を海に沈めた。 児童たちは事前に、ヒノキの間伐材２６本の枝をノコギリで切り取り、「新しい命を頑張って産んでください」などのメッセージを枝葉に添えた。海に沈められた枝葉は地元のダイバーが約２０メートルの海底に鉄棒を打ち込み固定した。 黒潮実感センターの神田優センター長によると、「０１年から産卵床作りに取り組み、４年前から藻場の再生も行ってきた。宿毛湾のアオリイカは順調に増えてきている」と説明する。参加した野村蓮希さん（１１）は「アオリイカがいっぱい卵を産んでくれたらいいな。海の勉強もできてうれしかった」と話していた。【真明薫】

ウナギの稚魚、シラスウナギの漁獲が激減している問題を受けて、日本と中国の水産当局は、漁獲規制を含めた資源保護の取り組みを検討していくことで一致し、近く担当者レベルで具体的な協議を始めることになりました。 農林水産省によりますと、去年のシラスウナギの国内での漁獲量は、乱獲などで５年前の３分の１に当たる９．５トンまで激減し、代わりに香港を経由した中国産などの輸入が増え続けているということです。 ２０日に東京で開かれた日本と中国の水産当局による定期協議では、こうした状況を踏まえて、シラスウナギの資源保護について協議しました。 この中で日中両国は、今の水準で稚魚の漁獲を続ければ資源が枯渇しかねないとして、資源保護の取り組みを共同で検討していくことで一致しました。 具体的には、稚魚や親ウナギの生息状況に関する情報を交換し、稚魚の漁獲規制や輸出抑制を含めた資源保護の在り方について、近く担当者レベルで具

クニマス写した絵はがきを発見　横手市増田町の古美術商 ※写真クリックで拡大表示します 佐藤さんの自宅で見つかったクニマスの絵はがき 横手市増田町の古美術商、佐藤勇三さん（６３）の自宅でクニマス２匹を写した絵はがきが見つかった。県水産試験場の「秋田県仙北郡田沢湖調査報告」（１９１５年）に掲載された写真と同じものとみられる。観光用のポストカードとして出回ったらしい。 佐藤さんは仙北市に寄贈する予定で、同市は「当時の様子を伝える貴重な資料」として一般公開したい考え。 佐藤さんは同市角館町で古美術店を営む一方、趣味で３０年ほど前から古い絵はがきを集めている。秋田市の男性から譲り受けた書類を１カ月前に整理していたところ、クニマスの絵はがきに気付いた。「最初はサケと思ったが、よく見るとクニマスの表記があり、驚いた」と話す。 絵はがきはモノクロ。クニマスは定規を挟んで上下に２匹が並ぶ。「羽後田澤湖

トップ > 日刊県民福井から > ふくい地域ニュース > 記事 【ふくい地域】 ワカメ「刈り初め」豊漁に　三国・雄島 2012年4月20日 豊漁と安全を祈りながら「刈り初めの儀」を営む海女の女性＝坂井市三国町の雄島で 献供祭で海女ら祈る 坂井市三国町安島（あんとう）の雄島で十九日、「和布献供（わかめけんく）祭」が営まれ、漁業関係者や海女ら十四人が、今月下旬に解禁されるワカメ漁の豊漁と安全を祈った。 献供祭は地元の大湊神社に伝わる神事の一つ。雄島橋のたもとに関係者が集まり、宮司の松村忠祀（ただのり）さんが祝詞を読み上げた後、近くの岩場で海女代表の小田原怜子さん（７６）ら三人が、事前に用意したワカメに鎌を入れるしぐさの刈り初めの儀をして、期間中の豊漁と安全を祈った。 雄島漁協安島支所長の下影務さんによると、今年のワカメは春先の低温や天候不順で生育はやや遅れ気味。同漁協管内でのワカメ漁は二十五日

名前を募集中の、「北限の海女」をモデルにした岩手県久慈市のご当地キャラ 岩手県久慈市の小袖海岸で伝統的に素潜り漁を行う「北限の海女」をイメージしたご当地“美女”キャラが誕生した。キャラクターデザインは、宇高国道フェリー（高松市）をPRする「うたかまりん」ちゃんを手がけたことでも知られるマンガ家の八的暁（やまと・あきら）さんが担当。東日本大震災で落ち込んだ観光客の誘致にひと肌脱ぐ。 　同キャラクターは、久慈市中心市街地活性化を目的とした民間会社「街の駅・久慈」が、震災直後に漁を再開し復興のシンボルとなった北限の海女をモデルに企画。同社の馬内義紀常務が、以前、瀬戸大橋の開通で乗客数が減った宇高国道フェリーの救済のため、岡山県在住の八的さんがキャラクターを提供したニュースを目にしており、デザインを依頼したところ八的さんが「東北の復興に役立てば」と快諾。無償で提供された。 　アニメ「らき☆すた」の

日本の２００海里内の太平洋で始まったさけます漁で、北海道有数の水揚げ基地、根室市の歯舞漁港に２１日朝、初めての水揚げがありました。 日本の２００海里内のさけます漁は、ロシアの川で産まれた魚を取るため日本がロシアと漁獲枠を決め、ロシア側に協力金を支払って行われます。 ことしは今月１５日に解禁になり１４隻が出漁している根室市の歯舞漁港には２１日午前６時ごろから５隻の漁船が戻り始めました。 港では漁業者の家族や関係者が出迎え、威勢のよい掛け声とともに、船から魚を運び出しリヤカーに載せて次々と市場に運んでいました。 ２１日朝は「しろざけ」を中心におよそ４トンが水揚げされました。 漁業者の１人は「去年に比べると脂も乗ったいい魚が獲れました。おいしく食べてほしいです」と話していました。 日本の２００海里内のさけます漁は、来週から水揚げが本格化する見通しで、７月上旬まで続きます。

三陸道気仙沼－唐桑南　橋架け川・湾またぐルート 三陸縦貫道の新規事業着手区間のうち、宮城県気仙沼市中心部を縦断する気仙沼－唐桑南間について、国が用地交渉に入るための「設計・用地幅杭（くい）打設説明会」が２０日、市内であり、東北地方整備局仙台河川国道事務所が道路やインターの詳細な設計を示した。 　同区間は、気仙沼市松崎高谷の気仙沼インターから市唐桑町只越の霧立トンネル（供用中）までの延長９キロ。地元の意向に沿い、大川と気仙沼湾に橋を架ける海側ルートが採用された。 　今回の最終設計では、大川手前の気仙沼港インター（仮称）付近から川と湾を延長約１３００メートルの長大な橋で一気にまたぐ構造が示された。 　橋は対岸の大浦地区付近で、大島架橋に続く県道と立体交差し、大島インター（仮称）で県道に取り付く。市は産業や観光、復興のまちづくりを進める上で利用価値が高いと期待している。 　同事務所は今回、松崎前

千葉・船橋市の三番瀬海浜公園で潮干狩りが震災後初めて再開 フジテレビ系（FNN） 4月20日(金)18時33分配信 東日本大震災による液状化や福島第1原発事故の影響を受け、2011年は中止となっていた千葉・船橋市の潮干狩りが20日、2年ぶりの再開となった。 千葉県の「ふなばし三番瀬海浜公園」で、潮干狩りが20日からスタートした。 三番瀬海浜公園では、震災以降初めて潮干狩り場が再開ということで、朝から列を作っていた人が、開場とともに、次々と会場へと入っていった。 潮干狩りを楽しむ子どもは「貝採って、あしたのきょうのご飯にいっぱい出るのかなー」と語った。 また、潮干狩りをする人は、「大漁!」、「ことしのアサリは大きいですね」などと語った。 三番瀬海浜公園は、東京湾に面し、都心から近い潮干狩り場として、毎年15万人が訪れる人気のスポット。 利用料金は中学生以上の大人が420円、4歳以

１９日、パナマのリオ・アトの自宅でＡＰ通信の取材に応じる生存者のアドリアン・バスケスさん（ＡＰ＝共同） 米豪華客船の乗客らが先月、中米パナマ沖の太平洋で、約２週間にわたって漂流していたパナマの小型ボートから男性３人が助けを求めているのに気付きながら、客船は救助に向かわず素通りしていたことが分かった。ＡＰ通信が１９日伝えた。３人のうち２人はその後、死亡。１人は漂流から約１カ月後に救助された。　乗客は客船の営業担当者にボートのことを伝えたが、客船の運営会社は目撃情報が船長には届いていなかったと説明。救助されたパナマ人のアドリアン・バスケスさん（１８）は「彼らを絶対に許さない」と強く憤っている。　２月２４日に友人２人と漁に出たが、エンジンが故障し漂流した。３月１０日、客船の乗客らが、衣類を振っているバスケスさんらを発見。乗客らは客船の営業担当者にも確認させ、この担当者は「乗組員に伝える」と約束し

トップ > 三重 > 4月21日の記事一覧 > 記事 【三重】 尾鷲の特産物「ヤーヤ便」でお届け Tweet mixiチェック 2012年4月21日 「尾鷲まるごとヤーヤ便」をＰＲする岩田市長（左）ら＝尾鷲市役所で 「おわせで培われた食と文化を伝えたい」をテーマに、海の幸など尾鷲市の特産物を市外在住者に届ける「尾鷲まるごとヤーヤ便」の受け付けが二十日、始まった。 市と尾鷲商工会議所、尾鷲観光物産協会による会員制通販事業で、四年目。七、十、十二、三月の年四回、旬の魚介類や野菜などを発送する。新鮮な海産物を求める市外からの注文だけでなく、市民が贈り物にも利用しており、年々利用が増えている。 マグロやカツオ、アオリイカの刺し身の盛り合わせや鍋セットなど、毎回約十品が届けられる。新商品にはアジの丸干し、鯛のおこわ、伊勢エビの刺し身セットをはじめ、尾鷲市内でも手に入れるのが難しいブリの頭肉や生カラ

旬を迎えた養殖マダイの魅力を知ってもらおうと、「旬の魚の試食提案会」が２０日早朝、仙台市中央卸売市場（仙台市若林区）で開かれた。塩焼きにした切り身を炊いたご飯に混ぜ込んだタイ飯や刺し身など、家庭でも簡単にできる料理約３００食分がずらりと並べられ、競りの前に仲買人など市場関係者に振る舞われた。 桜の咲く季節に旬を迎え、鮮やかなピンク色をしたマダイは「桜ダイ」とも呼ばれる。愛媛、静岡などで養殖されており、魚体は１・０～２・６キロ、市場価格は１５００～２０００円ほどという。 主催した仙都魚類の菅野清人部長（５２）は「昨年は震災の影響で漁に出られず、大変だった。今年は放射能の影響で、漁業関係者は苦しんでいる。市場では自主検査をしているので、安心して旬の魚を味わってほしい」と話した。

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