【リオデジャネイロ＝浜砂雅一】ブラジル国立宇宙研究所が５日発表した２０１０年８月～１１年７月のアマゾン地方の森林喪失面積（確定値）は、前年比８％減の６４１８平方キロ・メートルで、１９８８年の調査開始以来、最小となった。 ただ、この面積は栃木県の広さに相当する。 人工衛星による画像などを解析したもので、過去最大だった９４～９５年の２万９０５９平方キロの約２２％にとどまった。違法伐採の取り締まり強化や、世界経済の低迷に伴う農産物需要の減少などが要因とみられる。 これに関連し、同国のルセフ大統領は５日の記者会見で、「開発は持続可能であるべきだ。我々は経済成長を続けるとともに、環境も保全する」と述べ、経済発展と環境保護の両立を目指す方針を強調した。同国のリオデジャネイロでは今月２０～２２日、「国連持続可能な開発会議」（リオ＋２０）が開かれる。

◇父子息ぴったり「船ある限り前を向いて」 東日本大震災の津波で家を流された宮古市赤前の漁業、大久保直則さん（６８）は仮設住宅を出て自宅を再建し、再び家族みんなと暮らせる日を夢見て漁にいそしむ。漁を支えるのは津波から間一髪助かった愛船「第１１天漁丸」（４・９トン）。「船がある限り漁ができる。前を向いて生きなくちゃ」。「船」と「前」の言葉に、津波には負けないベテラン漁師の意地を込めた。 あの日、船は自宅に近い宮古湾奥の堀内漁港に留めていた。一緒に暮らす長男直哉さん（３９）と船に飛び乗り、全速力で沖に出した。湾口付近まできたところで津波と交錯したが、船も父子も難を逃れた。しかし戻ってみると、自宅や倉庫、船外機船２隻が流され、漁具の多くも失った。 漁を再開したのは昨年６月。天漁丸は１９８９年に新造し、荒波を乗り越えて漁を共にしてきた「戦友」だ。震災までは刺し網で毛ガニ漁をしていたが、海底のがれきで

東京の瀧川鯉昇（５９）と、上方の桂塩鯛（５７）の「鯉昇・塩鯛　東西お魚ふたり会」が７日、東京・中央区の日本橋劇場で行われる。名前に魚の名前が入っていることでの二人会という珍しさで、二人のいかつい顔とは違い、かわいい名前の会だ。今回が３回目となる。　「塩鯛になる半年ほど前に、今度塩鯛になり、魚の名前は二人だけだと思うので、落語会をやりませんか」と、塩鯛が鯉昇を誘った。名前が結びつけた落語会だ。　不思議な縁で、お互いの存在は共通の友人がいて、３０年以上前から知っていたが、二人での会は初めてだった。「やりましょう」と鯉昇は即答した。　「ええ意味で刺激になりますわ。すかしていくほうの人ですから」と塩鯛。　「スケールが大きい。ぼくは遊ばしてもらえる」と鯉昇。お互いがお互いを意識して、いい落語会になっている。　「もしも、（自分たちの）芸が近かったら、やらなかったかもしれない」と鯉昇は話す。鯉昇の高座は

６月６日（ブルームバーグ）：魚の頭や鶏脂が電力に変わる。ウォルマート・ストアーズなど英国の大手小売業者は食品廃棄物を発電所に輸送し、ごみの廃棄費用を削減している。 英スーパーマーケットチェーン最大手のテスコのほかマークス・アンド・スペンサー・グループ 、ジョン・ルイス・パートナーシップ傘下のウェイトローズ、ウィリアム・モリソン・スーパーマーケッツ、Ｊセインズベリーは、肉や魚、食用油、売れ残りのサンドイッチなどを電力に転換するプラントへ輸送し、エネルギーコストや廃棄費用の削減につながる方法を試している。 英国以外の国々の企業も廃棄物をエネルギーに転換する同様のプロジェクトを進めている。北米最大の廃棄物回収会社ウエイスト・マネジメントは、廃棄物を電力や燃料、化学製品に転換するシステムを開発する企業８社の株式を取得。ブラジルでは自治体がごみを焼却して発電する焼却炉の建設を進めている。ブルーム

去年の震災で、岸壁が地盤沈下するなど、大きな被害を受けた宮城県気仙沼港に今シーズン初めてカツオが水揚げされました。 気仙沼では、今も冷蔵施設などが震災前の３分の１程度しか復旧できていませんが、それでも、次々と揚がるカツオを前に港は活気づきました。水揚げされたカツオは、主に首都圏へ出荷されます。（06日11:47）

東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県気仙沼市の漁港に６日午前、今年初めてとなるカツオ約４８トンが水揚げされた。漁業関係者は初めてのカツオを目にし、復興に向け決意を新たにした。　午前７時ごろ、気仙沼港に静岡県沼津市の巻き網漁船「５８浜平丸」が入港。大江真弘気仙沼市副市長が山田尚宏船頭（５７）を出迎え「待ち望んでいた日がやってきた。市も環境整備をがんばるのでどんどん水揚げしてほしい」とあいさつした。　千葉県銚子市沖で取れたカツオはベルトコンベヤーに載せられ、重さによって選別。１回目の入札では１キログラム当たり６６９～１２５０円の値が付き、市場関係者は「他港と比べてもよい値段では」と胸をなで下ろした。入札前に市場が実施した放射性物質の簡易検査では、精密測定実施の目安となる１キログラム当たり５０ベクレル未満で、安全性に問題はないという。

去年の震災で、岸壁が地盤沈下するなど、大きな被害を受けた宮城県気仙沼港に今シーズン初めてカツオが水揚げされました。 気仙沼では、今も冷蔵施設などが震災前の３分の１程度しか復旧できていませんが、それでも、次々と揚がるカツオを前に港は活気づきました。水揚げされたカツオは、主に首都圏へ出荷されます。（06日11:47）

気仙沼港に今シーズン初めてカツオ５１トンが水揚げされた。銚子沖で巻き網船が漁獲したもので、例年の２割程高値で初取引き。震災で大きく水揚げ量を減らした去年も守った生鮮カツオ水揚げ日本一を、１６年連続に向けて７日からは一本釣り船も入港予定。

防府市向島の干潟で５日、地元向島小の児童５２人がアサリの生息密度を正確に保つための間引き体験をした。 熊手やスコップで泥を掘り、アサリを見つけると「あった―」などと歓声を上げた。 干潟にあるアサリ増殖場を管理する山口県漁協吉佐支店向島支所が、子どもに地元の水産資源の管理方法を知ってもらおうと開いた。 同支店組合員の坂田秀作さん（３５）は「子どもたちが大人になった時にアサリがたくさん採れるようにしたい」と話していた。 【写真説明】増殖場でアサリを間引く向島小の児童

本日、英議会で行われる予定だった欧州連合（ＥＵ）離脱＝Ｂｒｅｘｉｔ協定案の採決は、大差での否決が濃厚と（イメージ写真提供：１２３ＲＦ）

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トップ > 石川 > 6月6日の記事一覧 > 記事 【石川】 里海の重要さ教える　能登高生児童とクロダイ放流　 Tweet mixiチェック 2012年6月6日 船の上からクロダイの稚魚を海へ放流する児童＝能登町の宇出津新港で 「大きくなって　帰ってきてね」　 能登高校地域創造科水産コースの三年生十人は五日、能登町の宇出津新港で宇出津小学校の二年生四十人に、クロダイなどの放流体験を通じて里海保全の大切さを呼び掛けた。 世界農業遺産に認定された能登の里山里海の重要さを高校生が児童に教えることで、お互いに意識を高めようと能登高が今年から始めた取り組み。五月には農業コースの生徒が児童と一緒に植樹をして里山保全について学んでいる。 放流の前に高校生を代表して戸佐涼真君が稚魚の餌や食物連鎖の仕組みなどを児童に紹介。「石川県は魚が豊富なところ。命あるものなので、魚料理は残さず食べて」と説明した。 放

鳥類の生態に関する研究成果を各国の研究者らが発表する「第１０回国際鳥類内分泌学シンポジウム」が５日、岐阜市長良福光の長良川国際会議場で開幕した。２５カ国から研究者２００人が参加し、開会式には秋篠宮さまが臨席された。 秋篠宮さまは「鳥類分泌学は医学にも応用されている分野。研究領域の発展を祈念します」と英語であいさつ。長良川で行われている鵜（う）飼（かい）にも触れ、「伝統的な漁の手法で、岐阜は自然豊かなところ」と各国の研究者に紹介された。 シンポジウムは９日まで。７日午後４時、東大大学院総合文化研究所の岡ノ谷一夫教授らによる一般市民向けの公開講座「広がるトリ科学の世界」がある。参加無料。問い合わせは岐阜大応用生物科学部の川島光夫教授（０５８・２９３・２８７０）へ。【梶原遊】

トップ > 静岡 > 6月6日の記事一覧 > 記事 【静岡】 活きサクラエビを全国に宅配　 Tweet mixiチェック 2012年6月6日 ◆静岡市清水区のすし店に注文続々 駿河湾特産のサクラエビを生きたままどうぞ－。静岡市清水区のすし店「鮨処（すしどころ）やましち」が、活（い）きサクラエビの宅配サービスを始めた。酸素濃度を高められる装置を使い、一日以上、サクラエビを生かしておくことができるようになった。五月十一日のサービス開始以降、首都圏をはじめ、熊本市など全国から注文が相次いでいる。 宅配を可能にしたのは、二〇〇九年に由比港漁協（静岡市清水区）の青年部と石巻専修大（宮城県石巻市）が共同で開発した専用装置の存在が大きい。直径一マイクロメートル（千分の一ミリ）以下の泡「ナノバブル」を発生させることができ、水槽に入れた海水全体に泡を使って酸素を送り込むことで、高い酸素濃度を保てるようにな

ＡＮＡセールス静岡支店は、２０日から始まる沖縄ツアーの利用者に地元産の空弁を配布する＝１日、静岡市葵区の同社支店 全日本空輸グループの旅行会社ＡＮＡセールス静岡支店（静岡市葵区）は、地元の食材をたっぷり使ったオリジナル「空弁」を沖縄ツアー旅行客向けに用意したと発表した。静岡空港開港３周年を記念したもので、今月２０日～１０月末までのツアー利用客に出発の際、配布する。　地元企業の「沼津魚がし鮨（ずし）」（裾野市二ツ屋）の特製弁当で、サクラエビのかき揚げ、わさびの巻き寿司、黒はんぺんフライ、三島コロッケなどを添えた。　これまで、札幌発沖縄線で、静岡空港を経由する便の利用者のみに配られたが好評のため、静岡発の利用者にも配布する。　同社の静岡発着の沖縄線は昨年１０月～今年３月の搭乗率が７６．０％と「全国的にみても高い水準にある」という。同社は、今回の空弁などで、前年同期に比べ２０％増の７００人の集客

「社長の肩書にまだ慣れません」。サメ皮のバッグや名刺入れ、サメの歯のキーホルダーなどが並ぶ店内で、熊谷牧子さん（５２）が笑う。 　フカヒレの街・気仙沼市の仮設商店街に昨年１２月にオープンした「シャークス」。熊谷さんが昨夏、一念発起して会社を興し、経営している。 　２、３の両日には、横浜市・山下公園であったイベント会場で、フカヒレスープやサメ皮のバッグを販売した。客に名刺を渡すと、「社長さんなんですね。頑張ってください」と言われた。 　実感が湧かず、どこか面はゆい。 ＜注文の電話＞ 　昨年３月１１日。東日本大震災の津波で、勤務先のサメ加工品販売会社は全壊した。幸い３人の息子ら家族は逃げて無事だったが、自宅は失った。 　会社への電話は自分の携帯電話に転送されるよう、設定されていた。通信が復旧し始めた昨年５月ごろから、注文の電話が転送されてきた。 　「愛用していたサメの軟骨粉末がほしい」。東京の

東日本大震災で大きな被害を受けた気仙沼港（宮城県気仙沼市）の魚市場に６日、カツオが今年初めて水揚げされた。昨年は震災の影響で６月２８日だった初水揚げも、今年は平年よりやや早い６月上旬となり、市場は活気に満たされた。 震災では地盤が約７５センチ沈下するなどの被害があった市場だが、昨年もカツオの水揚げ日本一を保ち、１５年連続で全国トップ。この日は、静岡県沼津市船籍の「５８浜平丸」が、銚子沖でとれた約４０トンのカツオを水揚げ。船から上がるとすぐに市場関係者が重さを量ったりして、選別作業に入っていた。 気仙沼漁協の佐藤亮輔組合長（７１）は「昨年よりかなり早くできた。やはり初水揚げはうれしい」と話した。【小川昌宏】

県は５日、放射性セシウムについての県内漁協の独自基準（１キロ当たり５０ベクレル超１００ベクレル以下）を下回ったとして、県北部のカナガシラについて出荷自粛を解除したと発表した。 カナガシラは４月下旬から出荷自粛していたが、直近１カ月の３回以上の検査で基準を下回った。これで独自基準による出荷自粛は延べ１６魚種となった。【鈴木敬子】

トップ > 国際 > 速報ニュース一覧 > 記事 【国際】 米ディズニーがジャンクフードＣＭ中止へ　 2012年6月6日 11時17分 米ウォルト・ディズニーは、栄養バランスが悪い食べ物などのＣＭを中止すると発表＝５日、ワシントン（ＡＰ＝共同） 【ワシントン共同】「ジャンクフードはもう宣伝しません」。米ウォルト・ディズニーは５日、同社の子供向けケーブルテレビ局「ディズニー・チャンネル」で、栄養バランスが悪い食べ物や飲み物のコマーシャルを放映しないことを決めたと発表した。　米国では肥満の子どもが急増、最近３０年間で３倍になっており、肥満対策の一環。子どもの肥満撲滅運動を主導しているミシェル・オバマ米大統領夫人は「これまで大手メディアがしなかったことをやろうとしている。流れを大きく変える動きだ」と称賛している。 この記事を印刷する PR情報 Ads by Yahoo!リスティング広告 最新記事

国営諫早湾干拓潮受け堤防排水門開門調査問題で、開門を求める原告弁護団は５日、農水省との協議で、郡司彰農相に早期に佐賀など現地を訪問し、漁業者らの意見を聞くよう要請した。 郡司農相は４日の就任会見で長崎訪問の意向を示しており、原告弁護団は「長崎が先になるのは構わないが、翌日とか時間を空けずに日程を調整してほしい」と佐賀訪問を求めた。同省の担当者は「要望は確実に伝える」と述べるにとどめた。 この日の協議では、原告弁護団が開門時期や工程表を早急に公表するよう要請。さらに「代替水源の確保や排水ポンプの設置などは開門の有無にかかわらず、長崎県側も求めているはず」と、長崎との交渉を柔軟に進めるよう指摘した。 同省は「長崎との関係もあり、現段階で工程表の公表は難しい」と従来の考えを繰り返した上で、「対策工事については入札手続きなど、できる部分から順次進めている」と答えた。

記事一覧 原発温排水利用の養殖魚冬越せず　高浜、運転停止での低水温が要因 （2012年6月6日午前7時15分） 養殖用のいかだが並ぶ内浦湾。高浜原発（奥）の温排水を利用して養殖している暖海性の魚の３分の１が運転停止の影響で死んだ＝福井県高浜町日引 福井県高浜町の内浦湾で高浜原発の温排水を利用して養殖しているシマアジなど暖海性の魚介類の約３分の１が、今冬から春にかけて死んだことが県の調査で分かった。原発の運転停止によって温排水が止まり、冬場の海水温が下がったのが主な要因とみている。原発の再稼働が見通せない中、養殖業者には大きな痛手で、県水産課は「冬の海水温低下にも耐えられる養殖技術などを指導していきたい」としている。 　原発の温排水は通常の海水に比べ、温度が７度前後高い。内浦湾内には高浜原発から出る温排水が拡散する形となるため、地元ではシマアジ、カンパチといった本来は九州や四国が本場の暖海性

全国鯨フォーラム:調査捕鯨や食文化考える　シンポや講演企画、鯨鍋・弁当の無料配布も−−下関・海峡メッセで９日　／山口 調査捕鯨の現状や鯨の食文化を考える「全国鯨フォーラム２０１２下関」が９日、下関市豊前田町の海峡メッセ下関である。鯨に関する講演やシンポジウムなどを企画。参加自由で、主催者は「学んで食べて鯨への認識を深めて」と参加を呼びかけている。 捕鯨を守る全国自治体連絡協議会が０７年度からフォーラムを開いている。昨年度終了したが、近代捕鯨発祥の地・下関市が「鯨と人間の関係を未来志向で考えるフォーラムを開こう」と全国の関係自治体、団体に呼びかけ実現した。下関くじら食文化を守る会などが共催する。 日本鯨類研究所の藤瀬良弘理事長が「鯨類捕鯨調査の目指すもの〜現状と成果」と題し講演。シンポジウムでは、和仁皓明・くじら食文化を守る会会長ら６人が、鯨と人間をテーマに議論。鯨鍋や鯨弁当を無料配布するほ

気仙沼漁港と女川漁港周辺の計約４０ヘクタールが新たな漁港区域となることが正式に決まり、官報に４日付で告示された。気仙沼市と女川町は、拡大区域をかさ上げして水産加工団地を整備する方針。水産庁によると、震災の被災地で漁港区域の拡大が認められるのは初めて。 新たに漁港区域となったのは、気仙沼漁港周辺では、南気仙沼地区の２２・４ヘクタールと鹿折地区の１２・５ヘクタール。女川漁港周辺にも２か所で計７・８ヘクタール。２市町は今後、水産庁の水産基盤整備事業を活用し、新たな漁港区域をかさ上げした上で、水産加工業が集積する工場団地として整備する方針だ。 気仙沼市は今月に入って、新漁港区域の土地の地権者を集め、かさ上げ工事や売買についての説明会を開くなど、合意形成に向けた動きを加速させている。 漁港区域拡大の正式決定を受け、菅原茂市長は「当初は秋頃になる見通しだったが、関係機関のスピード感ある対応に感謝する。

いろんな料理に手軽に使える主婦の味方、ツナ缶がピンチです。原料となるマグロやカツオの価格が高騰。値上げを検討するメーカーも出てきています。 ※テレ朝コンプリート/データ放送でご覧の方へ このニュースの動画は、PCサイトなどの「ANNニュース」でご覧になれます。