NHK宮城県のニュース 仙台放送局 世界の海洋学者が授業 海の環境などを調べている海外の研究者たちが、東日本大震災で大きな被害を受けた女川町の中学校を訪れて特別授業を行い、「海への関心を失わないでほしい」と、生徒たちに呼びかけました。この特別授業は、復興の担い手となる若い世代に、水産業への関心を 深めてもらおうと、公益財団法人、日本財団が企画しました。 イギリスやアメリカなどの大学で、海の環境などを調べている研究者10人が女川町の女川第一中学校に招かれ、町内の中学3年生およそ80人が授業を受けました。このうち、アメリカのサウスカロライナ大学准教授で、海洋生物学を専攻するライアン・リカクツェヴスキーさんは、津波によるがれきが海流にのって、アメリカまで漂着した状況を説明しました。 そのうえで「海を通じて国どうしがつながっていて、双方の国が協力することで研究を深めることができる。海への関心