ブリコ一粒一粒に輝く目 男鹿の海、ふ化間近 ※写真クリックで拡大表示します 一粒一粒の卵の中で、目がはっきりと分かるほど成長している ※写真クリックで拡大表示します 海藻に産み付けられたブリコ 男鹿の海ではこの時季、浅瀬の岩場にハタハタが海藻に産み付けたブリコ(卵塊)があちこちで見られる。一粒一粒の卵の中で、小さなハタハタが、ふ化の時を迎えようとしている。 同市戸賀塩浜の海に1日、潜った。水温は7度前後。水を通さないドライスーツを着ていれば1時間ほどは海中にいられる。入り江の岩場の波打ち際から数メートル進んで潜ると、視界に入る海藻の大半にブリコが産み付けられていた。1本の茎には数個から10個ほどの塊が付いている。 光を反射し、宝石のように見える。銀色に輝いているのは、魚の目だ。小さな卵の中でも、はっきり生き物の目と分かるほど育っている。おなかに抱えたオレンジ色の卵黄も透けて見える。卵黄