津波で全壊した気仙沼市で唯一のボウリング場「さくらボウル」が、内陸に移転し、３月下旬に営業を再開する。震災後、市内では運動場に仮設住宅が建設されるなどして体を動かす場所が減ったこともあり、市民は「ずっと待っていた」と、４年ぶりのオープンを楽しみにしている。 ２００３年に開業したさくらボウルは市魚市場の脇に立地し、年間６～７万人の来場者でにぎわった。２階の窓から港を見渡すこともできて、市民の憩いや交流の場となっていた。 しかし、津波で全壊したため営業を休止。不景気などで赤字が続いていたこともあり、運営する市内のガス・石油販売会社「丸和」の尾形和優社長（６４）は「営業再開はかなり難しい」と一時は考えた。 一方、市内では野球場やテニスコートに仮設住宅が建てられたり、海水浴場が閉鎖されたりして、運動する場が減少。市民から「もう一度、ボウリングを楽しみたい」「気晴らしができる場所がほしい」と再開を求

鳥取県の境漁港で２６日、サバを中心に１１１０トン（速報値）の水揚げがあり、境港市役所（同市上道町）に、千トン以上の水揚げがあったときに掲げられる大漁旗がことし初めて掲揚された。前年同期より２回少ない。 　境港水産振興協会によると、この日の漁獲量はサバ６８５トン、アジ３２２トン、カタクチイワシ５０トン、ベニズワイガニ４２トン、シマメイカ１１トンだった。 　漁港では、接岸した巻き網漁の運搬船からトラックへとサバやアジが積み込まれ、周辺の水産会社などに運ばれた。市水産課の藤川順一課長は「この調子で大漁旗がどんどん揚がるのを期待している」と話した。 　２６日現在のことしの水揚げ総数は、前年同期比１１・９％減の１万４８７７トン。 ('15/02/27 無断転載禁止)

【読谷】読谷村の都屋漁港の沖合にある大型定置網で２６日、同漁港で過去最大となる体長３メートル９０センチ、３５０キロのシロカワカジキが水揚げされた。沖縄県水産海洋技術センターによると、１９８９年以降、県内で競りにかけられたシロカワカジキの最重量は２０００年に知念漁協で水揚げされた５１１キロで、今回は上位１０番以内に入る大きさ。

環境省の有明海・八代海等総合調査評価委員会は２６日、二つの小委員会を福岡市で開き、有明海の二枚貝の減少要因を解明する調査の進捗（しんちょく）状況を報告した。３季連続で休漁となっているタイラギの資源回復には、佐賀県沖だけでなく、有明海南部の島原半島沖での母貝育成が重要と指摘した。

愛知県蒲郡市でテーマパーク「ラグナシア」などを運営していた第三セクター、蒲郡海洋開発は18日付で名古屋地裁から特別清算の開始決定を受けた。負債総額は約313億9100万円（2014年3月末時点）。 テーマパークは冬場の集客で苦戦し、不動産分譲も進まずに業績が悪化していた。すでに事業はエイチ・アイ・エス傘下のラグーナテンボスなどに譲渡しており、蒲郡海洋開発は1月に解散していた。

■７～９月漁期設定有明海、４０センチ以下禁止　６月にも委員会指示案　佐賀県や漁業者などでつくる県有明海海区漁業調整委員会（草場淳吉会長）は、有明海のビゼンクラゲ漁の規制に乗り出す。

マーリンズ・イチロー外野手（４１）が連日、ユニークなＴシャツでキャンプに出勤している。 ４日目、２７日（日本時間２８日）の日替わりＴシャツは、「ＯＣＯＳＩＴＥ」というロゴとワニのイラストが入ったもの。ファッションブランド「ＬＡＣＯＳＴＥ」のパロディーシャツか？ 初日（同２５日）はオリジナルＴシャツだった。胸には、マ軍のキャラクターでもあるカジキマグロのかぶり物をまとったイチロー（？）が、ユニホーム姿でひと言。手書きで「おうえんしてくださいなんて～　いわないよ　じぇったい～」との吹き出しが添えられていた。その一方、背中部分には、ゴシックの字体で「応援よろしくお願いします」。日本での会見後、話題を集めた自らの言葉をネタに、本音と建前のコントラストをジョークとして、メッセージ風にアレンジしていた。 ２日目（同２６日）は「ＯＴＳＵＫＡＲＥ　ＳＡＢＡ」（おつかれサバ）。 ３日目（同２７日）はスポーツ

ファッションモデルや女優らでつくる「ウギャル」は今年、魚食普及活動を強化していく。対象を若い女性だけでなく、子どもや男性にも広げ、関連イベントなどを展開する。 ３月３日には、千葉県船橋市のすし店で魚料理教室を開く。「旦那や彼氏、子どもを喜ばせる魚料理」をコンセプトに、すし職人の協力を得ながら参加する女性らに手軽なすし作りを伝授。水産加工メーカー関係者も招き、魚食の良さを伝えていく。 ウギャルは海と魚（うお）の「う」にギャルを組み合わせた造語。ファッションモデルのライさん（３０）がリーダーとなり、５年前に活動を開始。各地で漁業を体験して地域の魚や魚料理をＰＲしたり、水産関連の資格を得て中・高校などで魚食に関する授業を行ったりしてきた。　 ［時事通信社］ 時事通信社の記事一覧をみる ▶ 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。 ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから 記事内の筆者見解

慶尚北道（キョンサンブクト）のインターネットサイトから独島（ドクト、日本名・竹島）関連情報を収集したいなら、すぐに該当サイトにアクセスできなければならない。ところが独島情報がまとめられている「サイバー独島」は、慶尚北道ホームページの右側上段で「国家の象徴を見てみる」のバナーと入れ替わりながら見えたり見えなかったりしている。これは固定式でない変動式リンクだ。 半面、島根県サイトに入ると、ホームページの右側中間に固定された「Ｗｅｂ竹島問題研究所」を簡単に探すことができる。また、ここで英文版かハングル版を選択すれば日本外務省の関連サイトにジャンプする。だが、慶尚北道の「サイバー独島」は外交部の独島サイトとつながっていない。これについて、韓国海洋水産開発院のパク・ジヨン専門研究員（５０）は、慶尚北道と島根県のホームページを比較分析して「サイバー独島にアクセスする時間を短縮するためにもリンク方式を固

津波の到達時間の推定値 東北大と富士通研究所は2月27日、スーパーコンピュータで実行可能な高解像度の津波モデルを共同で開発したと発表した。浸水概況をリアルタイムにかつ高解像度で予測することに貢献できるとしている。 東日本大震災では想定された地震規模をはるかに上回ったため、地震発生直後の津波高さ予報値が過小評価となり、また浸水範囲の必要性も指摘されるなど、津波予想にはさまざまな課題が残されていた。今回、東北大の津波シミュレーションモデル「TUNAMI-N2」をもとにして富士通研究所が高効率の並列化手法を開発、スーパーコンピューター「京」を用いることで津波による浸水のリアルタイム解析を行った。 家屋が倒壊する確率の推定値 シミュレーションは東日本大震災の津波を対象に検証を行い、当時の観測データを用いて即時的に得られる津波の波源を入力。詳細な浸水状況を再現するため高解像度の地形データを整備し、仙

春の訪れを告げるイカナゴの新子漁が２６日、大阪湾から播磨灘にかけて解禁された。兵庫県明石市の林崎漁港からは漁船１１隻が出漁し、かごいっぱいの新子を陸揚げした。同港で開かれた競りでは１かご（約２５キロ）２万９千円と昨年の１・５倍の初値がつき、明石市内の店頭では１キロ１３００円前後で並んだ。 今年は不漁が予測されているうえ、初日は潮の流れが弱くて新子が集まらず、初日の漁が終わる午前１０時までに１０７かごと昨年の４４７かごを下回った。 林崎漁協の尾形直紀参事は「心配はしているが、来週は潮もよくなるはず。期待したい」と話した。（三嶋伸一）

兵庫県赤穂市坂越のカキ生産者がこのほど、赤穂義士堀部安兵衛の生誕地・新潟県新発田市で、旬のカキ１００キロを焼いて振る舞った。近年、義士ゆかりの両市は民間交流が盛んで、地域を活気づける新たな企画も計画中だ。　新発田市では昨年２月、剣豪の安兵衛をたたえる「堀部安兵衛伝承館」が開館した際、赤穂市坂越の「かましま水産」を営む鎌島典子さん（４０）がカキを焼いて配った。