日清食品が、たらこの濃いうまみとまろやかなバターのコクが食欲をかき立てるという「日清焼そばU.F.O. 濃い濃いたらこ」を、2018年7月30日(月)に発売します。内容量は103g(麺90g)で、希望小売価格は180円(税別)。 1976年発売のロングセラーブランド「日清焼そばU.F.O.」から、今回発売される「日清焼そばU.F.O. 濃い濃いたらこ」は、たらこ風味のソースに焼たらこをふりかけて仕上げる、たらこのおいしさを存分に味わえる一品としています。 ソースは、たらこの風味とバターのコクをベースに、焦がししょうゆでアクセントを加え、ふりかけには、たっぷりの香ばしい焼たらこのほか、きざみのりが入っています。麺はコシのある中太ストレート麺で、具材はキャベツ。同社では「暑い夏にも食欲をかき立てる、『日清焼そばU.F.O.』らしい“濃くて旨い”たらこ焼そばを、ぜひご堪能ください」としています。

飲食店の低コストと食の安全のバランスが崩れ始めた 話は大きく遡る。ゲイトを営む代表の五月女圭一氏が居酒屋事業を始めたのは、2010年のこと。元々は知り合いが営んでいた居酒屋を引き継いだのがきっかけだった。 「父親が営んでいた不動産業を譲り受けた1999年1月がゲイトの事業のスタート。不動産業はもうかったとしても返済を勘案すると黒字倒産することもあるため、事業転換し、コンサルティング業務などを手掛けていました。居酒屋事業はそのコンサルティング先とやり取りする中で、成り行きで始めたものです」 現在は都内に約10店舗の居酒屋を経営している。しかし、順調に成長してきた居酒屋事業にも変化が訪れた。最初のきっかけとなったのが2011年に発生した東日本大震災だ。店舗自体が直接的な被害を受けたわけではないが、その時期以降、店舗で出している食材の仕入れ額は高騰、しかも質が低下していくのを感じたと五月女氏は語

日本の食文化にかかせないといわれる食材、ウナギ。その消費が始まったのは、いつの時代だったのでしょうか。 ウナギといえば、「土用の丑の日」。 土用とは、昔の暦で定められた、立春、立夏、立秋、立冬の直前、約18日間を示す期間で、特に夏の時期にあたる立秋前の土用がよく知られています。 この夏の土用の期間中に1度もしくは2度、巡ってくる「丑の日」に、日本ではウナギを食べる風習があります。 しかし、ウナギが旬の季節は、秋から冬にかけて。 実は、立秋前などという時期は、天然ウナギが必ずしも美味しいとされる季節ではないのです。 ウナギをこの時期に食べる風習が広がったのは、江戸時代の中～後期にかけての頃とされていますが、はっきりとしたことはわかっていません。 一説には、そのきっかけになったのは、江戸時代の有名な蘭学者の平賀源内が、旬ではない夏の時期に、ウナギを売るため考えたキャッチコピーだった、とも言われ

【ブリュッセル共同】絶滅危惧種のヨーロッパウナギの稚魚、シラスウナギの中国への密輸が深刻化する中、密輸された稚魚の多くが半年余り中国で養殖された後に日本市場に出荷されていることが31日までに分かった。スペイン治安警察の環境犯罪捜査幹部フアン・ルイスガルシア氏がブリュッセルで共同通信に明らかにした。 同警察は4月、欧州連合（EU）が輸出を禁じるヨーロッパウナギの稚魚を昨秋～今春の漁期に、中国に大量密輸した疑いでスペイン人や中国人ら計10人を逮捕したと発表した際、日本が密輸ウナギの主要な最終目的地だと説明。ただ、どのような形で日本に入るか明らかにしなかった。

江戸時代の測量家、伊能忠敬が１８０３年に越中国放生津町（現射水市放生津町）に宿泊した際に食べたとされる朝食が今月から、道の駅新湊（同市鏡宮）のレストランで再現され、「素朴な味付けがおいしい」などと人気を集めている。 メニューは、▽アマダイの焼き物▽すだれ麩（ふ）と松茸（まつたけ）、里芋の煮物▽大根とキスのみそ汁▽葉付き大根の漬物▽白米――の５品。化学調味料を使わず、昆布やカツオのだしで仕上げている。「伊能忠敬おもてなし御膳」と名付けられ、価格は税込み１１００円。 御膳は、市内に残されていた古文書から献立表が見つかり、市新湊博物館が４月に公開したことを受け、再現された。同博物館によると、朝食にもかかわらず、アマダイや松茸といった現代でも高価な食材が使われていた。当時としても豪華さが際立っており、伊能に対する厚遇がうかがえる。 道の駅新湊ではシロエビなど富山湾の味覚が人気だが、伊能御膳の販売が

こんにちは～筋肉料理人です！ この夏は猛暑が続いております。こう暑いと冷たいものしか食べたくない…… ということで、今夜は「冷奴」で一杯、いかがですか。私も豆腐好きなので、忙しい時は冷奴さえあれば結構満足しちゃいます。 豊富な栄養が含まれている豆腐は、夏バテが心配って方にもおすすめですし、あっさりした豆腐と合わせれば、食欲がないときでも野菜や肉だってスルスル入ってしまうものです。筋肉料理人流の冷奴アレンジで、豆腐をおいしく食べてみてください！ 日替わりで楽しめますよ。 筋肉料理人の「のっけアレンジ、一口冷奴」 まずは、一口大に切った豆腐に身近な食材をのっけるアレンジレシピです。上の写真、左から5種類紹介します。 アンチョビーのっけ冷奴 今では100円ショップでも売っているアンチョビとミニトマトをのっけた冷奴です。アンチョビはカタクチイワシの塩漬けで、いかの塩辛のようなもの。塩気と強烈なうま

和歌山県みなべ町で２８日、漁業関係者が集まり、「漁業振興協議会」を立ち上げた。町の水産業が低迷する中、漁協と町が一緒になって知恵を出し合い、新たな振興を目指す。 昨年５月の町議会定例会の一般質問で、宮崎繁幸議員（無）が、低迷する漁業への対応策を質問。小谷芳正町長が「農業のような振興協議会を設立し、地域漁業の経営安定、向上、担い手育成などを議論する場にしたい」と考えを示していた。町はこれまでのハード面の整備だけでなく、ソフト面での支援もし、漁業振興につなげるという。 紀州日高漁協南部町支所の２０１６年度と０６年度の数字を比較すると、組合員数は１０５人で、１６７人から約４割減。水揚げ量は２１９５トンで１０年前の７４９７トンの３割以下に落ち込んだ。水揚げ金額も３億４７００万円と、１０年前の７億７７００万円から大幅に減少。さらに組合員の高齢化も進んでいる。 振興協議会事務局の町産業課は「担い手が減

それなりの食材を高級店レベルに美味しく仕上げる方法を、和食料理人が紹介している 鮮度が落ちた刺身は強火で温めたフライパンに、片面だけ押し当て、すぐ氷水に漬ける ポテトサラダは、マヨネーズの代わりにヨーグルトを使うとヘルシーで胃に優しい

宮城県が塩釜市で進めている防潮堤建設工事で、約40年前に地元の要望で保存を決めた「竜頭島」と呼ばれる山の一部を削ってしまった。工事は一時中断となり、県担当者は「過去の経緯を知らなかった」と釈明する。無残に変わり果てた島の姿に地元住民は落胆している。 竜頭島はもともと海に浮かぶ島で、白い岩肌が美しいと江戸時代から絵図に描かれるなど親しまれていたが、漁港整備のため島を崩し周辺を埋め立てる計画が浮上した。 保存を望む住民の声を受け、県は島を埋め立て地に取り込んで保存すると決め、島の上部が岸壁から顔をのぞかせる形で残された。県や市の指定文化財ではないものの、市教育委員会が過去に作成した文化財ガイドに写真付きで紹介されている。 東日本大震災の津波被害から、県は昨年11月、長さ約540メートル、海抜約3.3メートルの防潮堤建設に着手した。今年5月、市職員や魚市場関係者に対して、島を一部削って接続道路を

国営諫早湾干拓事業（長崎県、諫干）を巡って国が漁業者に堤防開門を強制しないよう求めた請求異議訴訟で、３０日の福岡高裁判決は２０１０年に開門を命じた福岡高裁の確定判決を事実上無効化する異例の判断を示した。確定判決に従わない国にお墨付きを与える内容だが、判決理由は「有明海の再生」とはかけ離れた形式論に終始した。開門の代わりに国が進める有明海再生事業の成果に疑問符が付く中、「宝の海」を取り戻す打開策は霧の中だ。【足立旬子、平川昌範、池田美欧】

■山本海苔店　仕訳技術室課長（４６歳） １００枚ずつ束ねられた板海苔（のり）が、工場内のラインを手元の作業台まで流れてきた。ひと束を手に取り、帯を外すと、開いてパラパラとめくったり、白い光にかざしたり。１枚を抜き取って電熱ヒーターに挟んで焼くと、名刺大にちぎってパクリ。五感をフル活用して見極め…

米ニューヨーク・ロングアイランドの町ヘムステッドで、地元のシーフードレストランから出る数万個のハマグリとカキを使った“生きた岩礁”が誕生した。 マンハッタンから西へ30㎞。ニューヨーク州東部に位置するロングアイランドはアメリカ合衆国最大の島で、リゾート地としても有名だ。この島の歴史や豊かな伝統文化は、貝との関係が深い。ニューヨーク最初の海岸地方の住民は、多くのハマグリやカキ、および岸に生息する他の貝にちなんで、ロングアイランドを「貝の島」と呼んだ。 一方、その海に面した地形から、これまでロングアイランドは何度かハリケーンの影響も受けてきた。「2012年の大嵐サンディによる荒廃や、気候変動と海面上昇による危険に対し、我々は行動を起こさなければいけない。」と、ヘムステッドのスーパーバイザーであるローラ・ギレン氏は語る。 そこで、ヘムステッドは海岸を高波から守るため、環境保護団体と協力して、地元

記録的な猛暑が続く中、スタミナ食として人気が高いウナギの価格が高騰している。最大の原因は、養殖に使う稚魚シラスウナギの不漁だ。絶滅危惧種であるニホンウナギを保護し、日本の食文化を継承していくためには、これ以上危機が深まるのを見過ごすわけにはいかない。 水産庁によると、２０１８年漁期（１７年１１月～１８年５月）の稚魚の国内漁獲量は８・９トンで、１３年に次ぐ低いレベルとなった。水産庁が資源管理策として定めている養殖池に入れる量の上限は２１・７トンと５年連続で据え置かれている。この間に池入れ量が上限に達したことはなく、有名無実化しているのが実態だ。 密漁の横行も問題だ。共同通信の集計によれば、稚魚の採捕許可を出している熊本など２４都府県の今期の漁獲量の合計は５・３トン。水産庁が公表している国内漁獲量との差３・６トンは、採捕者が実際よりも少なく申告する「無報告」や密漁とみられる。 稚魚を巡っては、

すしネタや刺し身として人気の高い太平洋クロマグロを巡り、日本は９月、太平洋クロマグロの資源管理を協議する国際機関に漁獲枠を増やす提案をすることを決めた。資源評価を行っている国際科学機関が「２０１１年以降、資源が回復傾向にあり、国別漁獲枠の引き上げが可能」とする試算結果をまとめたからだ。 乱獲などで資源量が激減したクロマグロについては、日米など２６カ国・地域が加盟する「中西部太平洋マグロ類委員会（ＷＣＰＦＣ）」が資源管理を協議しており、２４年までに大型魚（３０キロ以上）を４万３０００トンまで回復させる暫…

水産各社がサバの缶詰（サバ缶）を増産する。日本水産は生産能力を現在の2.5倍に高め、マルハニチロは2018年度に少なくとも1割増やす。健康的な食材として見直され、各社は目を引くデザインの商品などで若い女性の需要を狙っている。秋の漁期を控え、生産体制を整える。日水はサバが水揚げされる10月頃までに、青森県八戸市の工場の生産能力を2倍に引き上げ月約150トンにする。タイで現地企業に製造委託を始める

伊豆の海はスルメイカ漁のシーズンだ。写真家の堀口和重さん（３２）が静岡県西伊豆町の仁科漁港から鈴木恵輝さん（６６）の漁船に乗り組み、漁の様子を撮影した。 出漁は午前５時。１時間半ほど走った石廊崎沖が漁場だ。魚群探知機で群れを探し、疑似餌の付いた漁具を海中に下ろす。４台ある機械で巻き上げると、次々にスルメイカが釣り上げられた。正午に帰港し、水揚げ。漁港にある漁協直営の食堂で取れたてのイカを味わうことができる。 仁科漁港はイカ漁が中心で、春から夏にスルメイカ、秋から冬はヤリイカを捕る。（岡田和彦）