台風19号が東日本を縦断した13日、青森県大間町の大間崎近くの津軽海峡では、長い膜を持ったタコのようにも、イカのようにも見える奇妙な軟体の生き物が見つかった。 地元漁師の竹内薫さん(69)が午前6時…

台風19号が東日本を縦断した13日、青森県大間町の大間崎近くの津軽海峡では、長い膜を持ったタコのようにも、イカのようにも見える奇妙な軟体の生き物が見つかった。 地元漁師の竹内薫さん(69)が午前6時…
23日の駿河湾産サクラエビの秋漁解禁を前に、静岡県内のサクラエビ漁師でつくる県桜えび漁業組合(実石正則組合長)は20日、前日に続き駿河湾で資源調査を行った。湾中部~南部の海域で実施したが、全体的に魚影は薄く「ウタレ」と呼ばれる静波沖のみで漁獲に適した35ミリ以上の親エビが多くを占めた以外では、稚エビが大半を占める厳しい結果だった。 秋漁では南部は35ミリ以上の親エビが30%以上いれば投網できる自主規制を敷く。今回、親エビが一定量確認できたのは好材料との見方もある。ただ、19日に組合が戸田沖などで実施した調査では、漁獲できるエビ自体がいなかった。ウタレ以外では湾中部~南部も資源状況は依然として不安定で、秋漁の本格実施は当面先とみられる。 20日の調査は午後4時ごろ、大井川港(焼津市)などから出港した計22隻が数時間を掛けて実施した。サンプルとして採取した稚エビは21日朝から県水産技術研究所(
国や県は有明海特有の二枚貝ウミタケの大人の貝成貝を増やし、再び本格的な漁につなげるため人工でつくった貝の子供稚貝18万6000個を海に移植しました。 有明海特有の二枚貝ウミタケは漁獲量の減少から2007年以降休漁が続き、おととしから試験操業が行われています。国や県はウミタケの成貝や子孫を増やし本格的な漁につなげようと、3年前から漁場の造成のほか去年からは稚貝の量産や移植に取り組んでいます。 21日は潜水士を含む漁業者と県の職員4人が、今年つくった長さ0.2センチから1.9センチの稚貝約18万6000個を、早津江川沖と白石沖の2カ所に移植しました。 県水産課栽培資源担当 野口浩介係長:「資源は着実に増えている。(人工稚貝が)うまく着底して親となりより多くの卵を産み一刻も早い操業に向けて県として取り組んでいきたい」 ウミタケの試験操業は年々規模や期間を延ばしていて、今年の漁獲量は11日間で1.
「漁師のやっくん」と言えば、気仙沼市では知る人ぞ知る存在だ。畠山政也さん(35)。同市唐桑町宿浦でカキ、ホタテ養殖を営む海の男である▼宮城水産高専攻科を経て漁業取締船の乗組員に。沖縄方面での任務を終え、たまたま気仙沼港に入ったその日に東日本大震災が起きた。気仙沼湾の船が津波や火災で甚大な被害に遭う中、造船所に修理に出していた実家の船は奇跡的に無事だった。「諦めずに養殖をやれと言われた気がした」▼その年の8月には広島のカキ養殖業者が来て、200台のいかだを組み立ててくれた。「自分より少し年上の若者たちが、てきぱきといかだを作っていた。負けてられねぇなと」。家業を継ぐ決心をした▼学生や外国人の漁師体験を積極的に受け入れる。会員制交流サイト(SNS)で唐桑の魅力を広めてもらうためだ。唐桑小の支援員長を務めカキ養殖体験も手伝う。先月はカキを70度の湯に漬けて成長を促す温湯処理の見学があった。「なぜ
【ワシントン=黒瀬悦成】1942年のミッドウェー海戦で北太平洋に沈んだ旧日本海軍の大型空母「加賀」の船体を発見した米調査チームは20日、同海戦で沈んだ別の日本の空母で、南雲忠一中将率いる機動部隊の旗艦だった「赤城」を発見したと発表した。付近の海域では他にも中型空母「蒼龍(そうりゅう)」と「飛龍」が沈没しており、調査チームは探査を進める。 赤城の船体が発見されたのは、米ハワイ州真珠湾の北西約2090キロに位置する水深約5490メートルの海底。米IT大手マイクロソフト共同創業者のポール・アレン氏(故人)が設立した財団のチームが海底調査を進めていた。 調査チームはこれまでに、44年10月にフィリピンのレイテ沖海戦で沈んだ戦艦「武蔵」や、42年11月の第3次ソロモン海戦で沈没した戦艦「比叡」、同年5月の珊瑚海海戦で撃沈された米空母「レキシントン」など30隻以上の船体を発見し、話題を呼んでいる。
<海洋探査船ノーチラス号は、カリフォルニア沖の海底火山の探査活動中に、水深3240メートルの海底でクジラの死骸に遭遇した......> 米国の海洋探査船ノーチラス号は、2019年10月16日、米カリフォルニア沖の海底火山「ダビッドソン海山」での探査活動中に、水深3240メートルの海底でクジラの死骸に遭遇した。 クジラが死後、海底に沈んで、魚類の餌となり、海底で生息する環状動物や甲殻類、微生物などのすみかとなる「ホエールフォール(鯨骨生物群集)」である。このクジラは体長4メートルから5メートルで、顎骨のひげからヒゲクジラ亜目とみられ、脂肪や内臓の一部が残っていたことから死後約4ヶ月と推定されている。 WHALEFALL! The Nautilus team just discovered a whale skeleton on the seafloor covered in bone-eat
本州一の漁獲量を誇る岩手県のサケ漁。台風19号の影響で、宮古市重茂のサケ孵化(ふか)場では重茂川が増水し、稚魚250万匹を飼育できる水槽群の土台が崩落した。場長(52)は「修理したいが、取り壊すしかないかもしれない」と嘆く。 同じ孵化場内には他に1450万匹を飼育できる水槽群がある。すべての水槽に土砂が流れ込んだため、泥をかき出す作業に追われているが、19日の降雨で作業の一部を中止した。 重茂川では今秋のサケの遡上(そじょう)が始まっており、すでに500匹のサケを捕獲、採卵したが、孵化施設も土砂をかぶり、半数ほどの卵が死んだという。 さらなる痛手は、川に仕掛けた…
サンマが極度の不漁だ。8月1日から始まった北海道東方沖のサンマ棒受け網漁の水揚げ量は、9月10日時点で計約2千トン足らず▼日本のサンマ漁獲量は08年の約35万4千トンをピークに急減、17年は約8万トン余に落ち込んだ。漁獲量が減り始めた時期と、サンマ漁に中国が参入した時期とが重なるため「中国の乱獲が原因だ」との声が役所や漁業者から聞こえるようになり、それをうのみにした報道も多い▼だが、東京海洋大の勝川俊雄(かつかわとしお)准教授によると、サンマ資源全体に占める中国の漁獲量はわずかで、それが全体に影響を与えたとは考えにくいという▼水産庁は国際会議で各国に働き掛け、日本や中国など8カ国・地域による20年の漁獲量の上限を55万6250トンとするとの合意にこぎ着けた。「資源回復に前進」などと報道されたが、その効果は極めて怪しい。上限は、ここ数年の全漁獲量よりはるかに大きく、サンマ取り放題の状況が続く
創作郷土料理「千葉さんが」を発表=千葉市観光協会〔地域〕 2019年10月21日10時20分 各飲食店が創作した千葉市の新しい郷土料理「千葉さんが」=10日午後、同市 千葉市観光協会は、創作郷土料理プロジェクトの第1弾として、「千葉さんが」を発表した。細かく切った魚にみそやしょうが、ねぎ、大葉などを混ぜてたたきにした郷土料理「なめろう」に、落花生を入れて調理するのが特徴。10月から市内31の飲食店で提供している。 割り当てチケット購入で債務負担行為(千葉県)【ホストタウン情報】 市内の飲食事業者などで構成する「千葉美食研究会」が昨年7月から話し合って考案。同じく千葉の郷土料理として、なめろうを焼いた「さんが焼き」があるが、「千葉さんが」は生のほか、揚げたり煮たりなどさまざまな料理法で楽しめる。肉を使ってもよく、各飲食店では、ピザやハンバーグなど独自の「千葉さんが」を創作、提供している。 市
水揚げ量日本一を誇る苫小牧産ホッキ貝を味わう「第9回ホッキまつり」(実行委員会主催)が20日、苫小牧港・西港漁港区で行われ、過去最多の3万9000人の来場者でにぎわいを見せた。ホッキの格安販売などが人気を集めた。 会場では、先着2…
朝晩はすっかり涼しくなったこのごろ、私が住む鹿児島市内の居酒屋で刺し身メニューに「秋太郎」の文字を見かけるようになった。バショウカジキの愛称で、聞けば鹿児島に秋の到来を告げる旬の魚だという。せっかくなら元の姿を見てみたいと、鹿児島市中央卸売市場を訪ねた。 まだ空は真っ暗な今月11日午前5時過ぎ、鹿児島市城南町の魚類市場。大きなものでは30キロを超す「秋太郎」が並べられた。集まってきた仲買人らが、尾の近くの切り身の肉質と腹の厚さを確かめながら品定めし、ノートにメモを書き込む。「カランカラン」と競り鐘の音が響き、文庫本ほどの大きさの黒板に仲買人が値を書き込んで示す「黒板競り」が始まった。台風の影響でこの日の水揚げは10本ほどと少なく、あっという間に落札されていった。 「毎年9月になると『秋太郎はいつから始まるの』とすし屋や魚屋に聞かれます。秋を知らせる魚ですね」。… この記事は有料記事です。
タチウオの水揚げで知られる和歌山県有田市の箕島漁港に、地元の農水産物を扱う飲食・産地直売施設「新鮮市場浜のうたせ」が来春、オープンする。地元の有田箕島漁協が直営し、特産のタチウオをアピールする。市は「地域資源をアピールするシンボルにしたい」としている。 施設内の飲食スペースでは、全国有数の水揚げ量を誇る誇るタチウオを刺身や蒲焼き、唐揚げなどにして販売。タチウオ以外にも、アオリイカやサバなど、近海で獲れる新鮮な魚介類を添えた海鮮丼などを提供する。 地域で栽培された四季の農産物や手芸品も販売し、魅力を発信する。 地元では小型底引き網漁船を「うたせ船」と呼ぶため、施設に「浜のうたせ」の名を付けた。来年のゴールデンウイーク(GW)に合わせたオープンを目指している。 施設を盛り上げるため、市と有田箕島漁協、スーパーの松源(和歌山市)が連携協定を締結した。松源は仕入れや売り場スタッフの派遣などに協力す
シラウオの産地として名高い青森県東北町のNPO法人「小川原湖しらうお研究会」が、東京の隅田川にシラウオを放流する計画を練っている。かつてシラウオが生息した隅田川に魚影を復活させるのが目標。約1万匹の輸送を支えるためクラウドファンディング(CF)で資金を募っている。 同町の小川原湖はシラウオの漁獲量が日本一で、全国総漁獲量の7割近くを占める。シラウオは水揚げするとすぐに死んでしまうため、活魚での流通は困難とされる。 同法人理事長の蛯名正直さん(69)は30年以上にわたり、水揚げしたシラウオを生かす研究に没頭。塩分濃度などを調整した水槽でシラウオを生かし、町内で自身が営む飲食店「居酒屋れすとらん えび蔵」ではシラウオの躍り食いを提供する。 隅田川も昭和20年代まではシラウオが生息した。かつては、頭の形が「葵(あおい)の御紋」に似ているとして、徳川家に献上されていたという。水質汚染などの影響で現
秋田県・八郎湖で漁期半ばを迎えているワカサギの水揚げ量が、例年になく伸び悩んでいる。漁業者らによると、ここまでの水揚げ量は例年の半分ほどにとどまり、ワカサギを扱う八郎湖周辺のつくだ煮製造業者は「これほどの不漁は記憶にない」と嘆く。同じくつくだ煮に加工されるシラウオが豊漁なのとは対照的だが、漁獲が伸びない原因は分かっていない。 八郎湖では9月21日から11月15日まで、シラウオ機船船びき網漁、通称「どっぴき漁」が解禁される。ワカサギは通期で、シラウオは初日から10月末まで、それぞれ取ることができる。 この時期、潟上市昭和大久保のつくだ煮製造・佐藤食品では毎朝、複数の地元漁業者から取れたてのワカサギとシラウオが届く。容量約12キロのプラスチックの箱に入れられ、例年は1日に何十箱にもなるが、今年はその半分前後しか届かない日が目立つ。
太平洋戦争の際のミッドウェー海戦で沈没した空母「赤城」を発見したと、米国の財団の調査チームが20日、発表した。先週17日には、太平洋の水深5400メートルの海底で、同じく同海戦で沈没した「加賀」を見…
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