■「片山容疑者=真犯人」攻防 ■ネットの痕跡、立証に自信/弁護士助言、留置場“籠城” 【フォト】 PC遠隔操作「本質はただの愉快犯」 捜査当局におちょくりメール 遠隔操作ウイルス事件で、神奈川県藤沢市の江の島で見つかった記録媒体内に「完全犯罪をしたかった」との文書があったことが23日、捜査関係者への取材で分かった。片山祐輔容疑者(30)の逮捕から24日で2週間。警視庁などの合同捜査本部の捜査で、真犯人が現実空間だけでなくサイバー空間に残した数々の痕跡も浮かんできた。片山容疑者は否認しているが、捜査関係者は「『片山容疑者=真犯人』と公判でも認められる客観的証拠はある」と自信をみせて ◆サイバー捜査は… 「『サイバー捜査で捕まえられなかった』と言われるのは心外。サイバー空間で集めた証拠も、逮捕の大きな決め手になったんだ」 片山容疑者の逮捕直後、捜査関係者はこう不満を漏らした。片山容