1990年代半ばまでオーダーメイドが当たり前だった、エンタープライズの基幹システム。その地図をパッケージソフトウェアで塗り替えたのが、ワークスアプリケーションズだ。同社は今また、エンタープライズソフトウェアのクラウド化という、前例のない世界を切り開きつつある。 「COMPANY on Cloud Managed Service(CCMS)」は、ワークスアプリケーションズが同社のERPパッケージ「COMPANY」をクラウド上で運用管理するサービスだ。このクラウド化プロジェクトの技術リーダーが、アドバンスト・テクノロジー&エンジニアリング(ATE)本部クラウド運用研究グループに所属する野村裕佑氏である。野村氏は、全部署横断プロジェクトの開発チームのリーダーとしてアサインされ、プロジェクトの立ち上げに参加。テクノロジスペシャリストとして入社して2年目のことだった。 従来のCOMPANYは、パッケ