絵鞆小で今夏、貝塚発掘 全体の範囲特定目指す 室蘭市教委 (02/19 16:00) 今年夏にも発掘調査される絵鞆小 【室蘭】室蘭市教委は3月末で閉校する絵鞆小敷地内(祝津町2)で遺跡の発掘調査を今夏から始める。同小を含む地域は「絵鞆貝塚」があったとして知られるが、貝塚の全体像は詳しく分かっていない。同小では昭和20年代以降、発掘が行われておらず、成果が期待される。 絵鞆貝塚は現在の絵鞆町と祝津町一帯で、縄文前期~擦文時代(6千年前~1千年前)の遺跡。出土した土偶や土器は東京国立博物館に収蔵されている。 市教委によると同貝塚が大規模であることは知られているが、これまでの発掘時期や場所などの詳細な記録が残っていない。「貝塚の範囲すら特定できていないのが実態」(市教委松田宏介学芸員)という。 絵鞆小敷地内の調査は、昭和20年代前半、校舎が建つ直前に行われて以来。閉校後、使われなくなったグラウン