ブックマーク / courrier.jp (72)

  • コーヒーの前にセックス─英国人記者も仰天「アイスランドの恋愛事情」 | 「デートに誘うのは、高い費用を払って配管工を雇うようなもの」

    体の相性を確かめてから、真剣な交際にいたるというのはヨーロッパにおいて珍しい話ではない。だが、セックスが大きな意味を持たないアイスランドでは、体の関係が続いても、いつまで経っても「デート」に進展することはなく、ましてや真剣な付き合いまでもっていくのは、相当ややこしいようだ。英紙記者が、アイスランドの奇妙な恋愛事情を現地で徹底取材した。 「コーヒーの前にセックス」は、北欧諸国の恋愛習慣を表す常套句として多用される表現だが、その意味は国によって若干異なる。スウェーデンでは、効率的なデートスタイルのかなり単刀直入な簡略表現だが、そのものずばりの意味で使われているのは、アイスランドだけだ。 どんな展開になったとしても(日を改めてコーヒーを飲みに行く、もっとセックスに励む、同棲を始める、あるいは何もなかったことにする)、考えられる限りのロマンスの順序は「デート」ではなく、「セックス」から始まる。 何

    コーヒーの前にセックス─英国人記者も仰天「アイスランドの恋愛事情」 | 「デートに誘うのは、高い費用を払って配管工を雇うようなもの」
    enderuku
    enderuku 2024/08/18
    国家レベルの村社会って怖いな。村八分になったら国八分でしょ
  • 日本と韓国の「非モテ」男たちが“反フェミニスト”になっていくワケ | 英誌が報じる「東アジアのインセル」

    韓国の若い男性たちの間で反フェミニズムが広がっていると、英誌「エコノミスト」が報じている。両国に共通しているのは、優秀な女性に対する反発、経済的見通しの暗さ、そしてネット上の煽りだという。 僕は「逆差別」の犠牲者 ソウル在住のシェフ、キム・ウソク(31)は、韓国社会における女性の地位に疑問を抱きながら育った。専業主婦の母親が気の毒でならず、自分はフェミニストなのだと思っていた。 だがこの数年でその考えは一変した。ネット上の一部の女性活動家たちが小さなペニスを嘲笑するなど、侮辱的な発言を目にしてショックを受けたのだ。 「男としての尊厳が攻撃されている気がしました」とキムは言う。2010年代以降、韓国社会は女性よりも男性を差別するようになったと彼は考えている。 キムには恋人がいるが、彼のような考えを持つ韓国人男性の多くは女性と付き合っていない。 先進国では男女間の意識の乖離が拡大しており

    日本と韓国の「非モテ」男たちが“反フェミニスト”になっていくワケ | 英誌が報じる「東アジアのインセル」
    enderuku
    enderuku 2024/08/06
    ユニバース25実験だとメスが攻撃的になってオスが引きこもり化し、その後急激に繁殖が減る時期だな。今人間の精子数の半減と合わせて考えると飢餓の根絶や生命危機感の欠如がなんか遺伝子に悪い影響与えてる気がする
  • がんの診断と同時に即「安楽死」を勧められた─「安楽死先進国」の現状 | 「医療体制の不備」を正当化する手段に

    治療もなしに「安楽死」を勧める 2022年の感謝祭休暇のことだ。アリソン・デュクリュゾーは、腹部の痛みを感じはじめた。最初はターキーのべすぎだろうと思っていたが、痛みは長引いた。 2週間後、彼女はかかりつけ医を受診しCTスキャンを受けたものの、原因はわからなかった。直後、痛みはさらに悪化したため、彼女のパートナーはバンクーバー島にある地方病院の救急センターに行くことを勧めた。そこの医者は、彼女が重度に進行した腹部のがんに侵されていると告げた。最も恐れていた事態だった。 当時56歳だったアリソンは結局、進行の速い腹膜がんのステージ4と診断された。2023年初頭に専門医の診察を受けると、あと数ヵ月しか生きられないだろうとのことだった。化学療法は彼女のがんには効かず、せいぜいわずかな時間稼ぎになるだけで、手術も不可能だというのだ。その代わり、家に帰って法的な書類を整理し、医療による死亡幇助(M

    がんの診断と同時に即「安楽死」を勧められた─「安楽死先進国」の現状 | 「医療体制の不備」を正当化する手段に
    enderuku
    enderuku 2024/07/03
    国家公認のドクターキリコか
  • 哲学者スラヴォイ・ジジェク「セックスのファストフード化が加速している」 | 「抑圧」の反対は「鬱」である

    スラヴォイ・ジジェク(75)にインタビューするのは、筆舌に尽くしがたい体験である。哲学者、精神分析家、文化理論家、政治活動家、ロンドン大学バークベック人文学研究所インターナショナル・ディレクター、そしてスロベニア共和国の元大統領候補である彼との会話では、一つのテーマから別のテーマへ次々と飛んでいく。だから、対談者はなんとかして置いてけぼりにされないようにしなければならない。ジジェクは、ユニークで予想がつかないのだ。 「剰余享楽」とは ──あなたは『為すところを知らざればなり』(※原題副題は「政治的要因としての享楽」)、そして『快楽の転移』をすでに書いています。そして今回、『剰余享楽』を発表しました。なぜ、このテーマに関心があるのですか? 戦争や人種差別、そのほかの多くの恐怖をめぐって何が起きているかを理解するためには、まさに享楽に注意を払わなければなりません。私は、享楽を「喜び」としてのみ

    哲学者スラヴォイ・ジジェク「セックスのファストフード化が加速している」 | 「抑圧」の反対は「鬱」である
    enderuku
    enderuku 2024/05/19
    文章の意味がほとんどわからなかった
  • 難民に寛容な福祉国家スウェーデンで「暴力事件」が急増した“不都合”な理由 | 移民統合の失敗で犯罪集団が拡大

    増え続ける暴力事件 かつて家だった場所とその周辺に木材、断熱材、被覆材の破片が飛び散り、ぐちゃぐちゃに散乱している。吹き飛んだ窓ガラスの跡には、ギザギザになった破片だけが残っている。カーテンや衣服が散乱し、爆発の威力に押し流されている。 「ニュースで見るような、外国の戦争の現場のようです」と地元住民は言う。 しかし、ここは紛争地帯ではない。スウェーデン第4の都市ウプサラの、かつては平和だった地区だ。昨年9月28日に爆発が起こり、新人教員のソハ・サード(24)が巻き込まれて死亡した。この攻撃は、犯罪組織のメンバーの親戚と思われる隣人を狙ったものだった。 9月末にスウェーデンのウプサラで起きた爆発事件の現場 スウェーデンでは昨年後半、ウプサラとやその南に位置する首都ストックホルムで凶悪な暴力事件が相次いだ。9月から10月にかけての最悪の時期には、毎日のように銃撃や爆破、手榴弾による攻撃が起きて

    難民に寛容な福祉国家スウェーデンで「暴力事件」が急増した“不都合”な理由 | 移民統合の失敗で犯罪集団が拡大
    enderuku
    enderuku 2024/05/02
    https://youtu.be/6DD9Wsnrhxw?si=A872KmlMqaC4659c この動画が出た頃は多文化共生を否定するなんてとんでもない、という雰囲気だった。メイロマとかもまだ出てなくて欧州は人間先進国みたいなイメージ持ってる人多かった
  • 都市生活がタリバンを変える─ランドクルーザーに乗り、韓ドラに夢中 | 市民への態度にも変化が…

    英語学習に熱心、夢は海外留学 タリバンがアフガニスタンの首都カブールを制圧し、西洋文明によって退廃したこの国を浄化すると誓ってから2年以上が経つ。地方出身者がほとんどを占めるタリバン戦闘員たちはいまや、都市生活の恩恵を受け入れるようになった。 週末を市内のテーマパークで過ごす者もいれば、屋外の大型スクリーンでスポーツ観戦をする者、フェイスブックでセルフィーを大量に投稿する者、欧米で出版された自己啓発を購入する者もいる。 カブールの英語学校は、午前中はたいていタリバン戦闘員で賑わっており、彼らも他の学生と同じくらい強く海外留学を志しているようだ。

    都市生活がタリバンを変える─ランドクルーザーに乗り、韓ドラに夢中 | 市民への態度にも変化が…
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    enderuku 2024/02/27
    じゃあ、アメリカのアフガニスタン侵略は完全に無駄で人命を無為に失う愚かな行為だったってことじゃん。
  • エマニュエル・トッド「いま私たちは西洋の敗北を目の当たりにしている」 | 西側諸国は「何も見えていない」

    西洋の凋落を証明する「3つの要因」 ──2023年に弊紙から受けたインタビュー「第三次世界大戦はもう始まっている」が、今回の新著を書くきっかけになったと伺っています。すでに西洋は敗北を喫したとのことですが、まだ戦争は終わっていませんよね。 戦争は終わっていません。ただ、ウクライナの勝利もありえるといった類の幻想を抱く西側諸国はなくなりました。このの執筆中は、それがまだそこまではっきり認識されていなかったのです。 昨年の夏の反転攻勢が失敗に終わり、米国をはじめとしたNATO諸国がウクライナに充分な量の兵器を供給できていなかった事態が露呈しました。いまでは米国防総省の見方も、私の見方と同じはずです。 西洋の敗北という現実に私の目が開かれたのは、次の三つの要因によるものでした。 第一の要因は、米国の産業力が劣弱だということです。米国のGDPにはでっちあげの部分があることが露わになりました。私は

    エマニュエル・トッド「いま私たちは西洋の敗北を目の当たりにしている」 | 西側諸国は「何も見えていない」
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    enderuku 2024/02/22
    西側のすさまじい殺戮本能と侵略的態度を見てきたから途上国がロシアをどう思ってるか知らないけど西側は嫌われても不思議じゃないとは思ってる。なぜ西側がアラブ人を数十万人単位で殺す必要があったのか理解不能
  • 友人と仕事をするときは、大事な「お金の話」をしておこう | “友達のよしみ”でタダ働きしないために

    友人からちょっとした手伝いやアドバイスを頼まれたとき、あるいは一緒にがっつり組んでコラボするとき、特別な仲だけにギャラの話はしにくい。だがそれは友人関係にしこりを残さないためにもやっておくべき会話だ。 では、どのタイミングでどうやって切り出せばいいのか? いくらぐらい請求するのが妥当なのだろうか? 健全な相互関係が必須 ライフコーチの仕事をしている友人のエリカ・ぺスキン(49)から最近、企画中のウェビナーの文章に目を通してほしいと依頼された。私はフリーランスのライター兼編集者だからだ。 ちょっとしたテキストのやりとりはやがて長電話になった。会話の途中でエリカはこう聞いてきた。「これってあなたにギャラを払うべきかしら?」 私は一瞬間を置いて、「たぶんね」と笑って答え、この問題についてそれ以上は話さなかった。電話を切った後、頭の中で会話を再生した。4年前、私はエリカに仕事としてコーチングを依頼

    友人と仕事をするときは、大事な「お金の話」をしておこう | “友達のよしみ”でタダ働きしないために
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    enderuku 2023/11/29
    (´・ω・`)逆にいうと友情はお金に換算したら大した額じゃないことに気がついておいた方がいい。働くってことは最低数十万単位でお金が動くってことだから
  • 「GAFA」は「GOMA」に? AIの未来を握る4社とは | 米誌が考える、テックの行き先

    「いまが後継者誕生の瞬間かもしれない」──「GAFAM」が支配するテクノロジー業界についてそう語るのは、コロンビア大学ロースクールの教授ティム・ウーだ。 これまでも、グーグル、アップル、フェイスブック(現メタ)、アマゾン、マイクロソフトの頭文字をとって表現されてきたテック業界の主要メンバーたちは、Netflixを加えて「FAANG」になったり、最近ではテスラとエヌビディアの台頭で「MATANA」と呼ばれたりしてきた。 そんななか、米誌「アトランティック」が着目したのは、勢いを増す生成AIの分野で注目を集める「GOMA」だ。AIチャットボットとその類のものはまだ初期段階にあるとしながらも、「AIの世界では、すでにすべてがたった4社に集約されつつある。グーグル、オープンAI、マイクロソフト、アンソロピックである」と書く。 従業員数たった数百人のスタートアップ企業オープンAIは、2022年11月

    「GAFA」は「GOMA」に? AIの未来を握る4社とは | 米誌が考える、テックの行き先
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    enderuku 2023/11/17
    権威が国家から企業に移り変わる途上みたいで怖いわ。
  • いい仕事がなさすぎて… 就職せず「専業子供」になる中国の若者たち | 薄給で働きまくるなんて割に合わない!

    中国では2023年6月、若年(16~24歳)の失業率が21.3%と過去最高を記録した。これ以降、当局は数値の公表を取りやめている。 膨大なカネと時間を注いで勉強してきたのに、結局働き口がない──そんな事態に直面した若者たちは今、実家に帰って「専業子ども」になることを選んでいる。 「フルタイムでは働かないと決めた」 何気なくSNSを見ていたティアン・イーナン(23)は、昨年の秋、心惹かれる「新しいタイプの仕事」を紹介する動画日記を見つけた。 その動画では、若い女性がエレガントなピンク色のバスローブ姿で朝を迎え、テイクアウト用の容器に入った辛口の鍋料理をのんびり口に運んでいた。午後は読書にいそしみ、夕テレビを見ながら赤いドラゴンフルーツと殻むきヒマワリの種をつまむ。彼女は「専業娘」を自称していた。 ティアンはそんなシンプルな生活が羨ましかった。彼女は観光マネジメントを専攻する大学生で、中国

    いい仕事がなさすぎて… 就職せず「専業子供」になる中国の若者たち | 薄給で働きまくるなんて割に合わない!
    enderuku
    enderuku 2023/11/01
    だから金の方が労働生産性より成長率高いと学問的に証明され資本を国民に分配しないとって言われてるのに何もしなかったらそうなるに決まってる。働くってことは資本に奉仕して自分たちの労働価値を下げる行為に近い
  • イスラエルを「絶対支持」、ホロコーストを引き起こしたドイツの「ジレンマ」 | 親パレスチナの言論を否定

    イスラエルの安全がドイツの存在理由 ドイツはホロコーストで約600万人のユダヤ人を組織的に殺害した。その大虐殺を経験したユダヤ人は、国家という形の主権を手にしなくては自分たちを守れないと考え、第二次世界大戦後の1948年、パレスチナの地にイスラエルを建国した。 独メディア「ドイチェ・ヴェレ」によると、その歴史的経緯からドイツはイスラエルに対して特別な責任を感じている。イスラエルの存在と安全は、単なる政策目標にとどまらず、ドイツの国としての存在理由そのものの一つと考えられているというのだ。 アンゲラ・メルケル前首相は2008年、イスラエルの国会であるクネセトで次のように演説し、ユダヤ人に対して謝罪した。

    イスラエルを「絶対支持」、ホロコーストを引き起こしたドイツの「ジレンマ」 | 親パレスチナの言論を否定
    enderuku
    enderuku 2023/10/27
    (´・ω・`)結局根本的には人間の命を軽視してるから同じような行動パターンになるんじゃないの。ドイツにとっては悪いユダヤ人が悪いパレスチナ人に変わっただけでは?
  • テスラの8590億ドルという「時価総額」はどう考えれば正当化できるのか | なぜトヨタの3倍もの価格に?

    クーリエ・ジャポンのプレミアム会員になると、「ウォール・ストリート・ジャーナル」のサイトの記事(日・英・中 3言語)もご覧いただけます。詳しくはこちら。 米電気自動車(EV)メーカーのテスラのことが好きな人も嫌いな人も、同社の評価が自動車製造とはあまり関係がないという点では意見が一致するかもしれない。 EVの先駆者であるテスラの価値は、株式市場で最も関心が高い問いの一つだ。1日当たりの売買高が他の米国株を上回る日が多いことからもそれが分かる。価格を巡って意見が分かれることが売買の大きな要素となっている。 データ会社バンダ・リサーチによると、年初来の取引日のうち92%で、個人投資家の資金が最も多く集まった米国株はテスラだった。一方で、別のデータ会社S3パートナーズのデータによると、テスラは空売り残高が現在約210億ドル(約3兆1400億円)と、こちらも米国株でトップだ。

    テスラの8590億ドルという「時価総額」はどう考えれば正当化できるのか | なぜトヨタの3倍もの価格に?
    enderuku
    enderuku 2023/10/02
    車の次は人型汎用ロボット産業がバズると思うんだよなあ。メジャーになるのは数十~百年は先だろうけど。今のところテスラが一番近そうな気がする
  • “地獄谷”と呼ばれたハワイの「日系人強制収容所」が歴史から忘れられた理由 | 根深く残る「帝国主義」と「真珠湾」の記憶

    太平洋戦争中の米国では、敵国・日の支持者と疑われた12万人以上の日系人が強制収容された。そのなかには、ハワイ在住の日系人も含まれていたが、戦後になるとその事実は長く忘れ去られた。 ハワイの悲しい歴史が見過ごされてきた背景には、国家の意図的な「黙殺」があったという。 1941年12月7日(日時間12月8日)、日軍がハワイの真珠湾を攻撃すると、米国政府は数年にわたって土に住む日系人を強制収容した。 だが、ハワイ在住の日系米国人も家を追われ、強制収容所に入れられた事実はこれまで無視されてきた。 「地獄谷」と呼ばれた収容所 1942年2月、ルーズベルト米大統領は特定の地域を軍管理地域に指定し、そこからの強制退去を承認する「大統領令9066号」に署名した。 強制退去の対象となる民族は特定されていなかったが、標的にされたのは日系米国人だった。「日系人はスパイで、日軍のために破壊工作をしている

    “地獄谷”と呼ばれたハワイの「日系人強制収容所」が歴史から忘れられた理由 | 根深く残る「帝国主義」と「真珠湾」の記憶
    enderuku
    enderuku 2023/07/13
    ハワイとか結構悲惨な末路だと思うんだが批判の声聞いたことないわ。結局は力が全てよ、勝ってしまえば歴史はどうにでもなる、世論もどうにでもなる。有象無象の民衆の正義感なんてそんなもの。
  • マイケル・サンデル「左派が恐れる“愛国心”を右派はきわめて有効に政治利用してきた」 | 「国境」と「移民」に代わるアイデンティティが必要だ

    30年ほど前、ハーバード大学教授のマイケル・サンデルは1990年代の“黄金の仮面”に隠されたものを暴いた。 冷戦終結後に訪れた繁栄と陶酔の仮面をはぐと、そこには不安があふれていた。サンデルの耳に届いたのは、エリート層が推進するグローバル化に反対する人たちの声だった。 彼らの意見を集めて1996年に出版されたサンデルの著書『民主政の不満 公共哲学を求めるアメリカ』(勁草書房)は、古典として読み継がれている。いまこのを再読すると、すでに現在の状況を予感させる記述がいくつも見られる。 また、サンデルは2020年に出版した著書『実力も運のうち 能力主義は正義か?』(早川書房)のなかで、能力主義を解体し、生まれや環境の平等が欠如していることが真の能力主義の普及を妨害している、と指摘する。 能力主義が生んだ格差によって大きな被害を受けた労働者階級が、怒りを覚えるのは当然だ。サンデルは『民主政の不満』

    マイケル・サンデル「左派が恐れる“愛国心”を右派はきわめて有効に政治利用してきた」 | 「国境」と「移民」に代わるアイデンティティが必要だ
    enderuku
    enderuku 2023/07/02
    右翼と労働問題は結びついて欲しいわ。ろしかしアメリカ右翼もあまり経済問題に関心があるとも思えない。そのおこりは感じるけど。成果が出るとしたら現役世代が引退する数十年後かね……
  • “マフィアの楽園”だったウクライナでの戦争で「国際的な闇社会の勢力図」は激変した | 戦争によって断絶されたロシアとウクライナのマフィアの協力関係

    戦争が始まる前から「汚職大国」として悪名高かったウクライナ。同国は犯罪集団が暗躍する「マフィアの楽園」でもあったが、侵攻をきっかけに、世界各地の犯罪集団に大きな影響を及ぼすほどの変化が起きているという。 戦争で切れたロシアン・マフィアとの縁 18世紀以来、密輸品が流れ込んできたウクライナ南部の港湾都市オデーサには「密輸博物館」がある。ここで展示されるのは、ロシア帝国に持ち込まれた真珠やピストルから最近の略奪品までだ。しかし、2022年2月に勃発した戦争によって「港が閉鎖され、すべて止まりました」と、オーナーのアレクサンドル・オトデルノフは言う。 しかし、来なくなったのは観光客だけではない。オデーサは、ウクライナロシアを中心とし、アフガニスタンからアンデス山脈にまで至る広大な犯罪ネットワークをつなぐ重要な拠点だったのだ。このネットワークは「ヨーロッパでもっとも強力な犯罪生態系」の一部である

    “マフィアの楽園”だったウクライナでの戦争で「国際的な闇社会の勢力図」は激変した | 戦争によって断絶されたロシアとウクライナのマフィアの協力関係
    enderuku
    enderuku 2023/05/14
    ウクライナの汚職が酷いのは現地の日本人義勇兵がTwitterで武器が横流しされてるとか補給物資がうんたらとか言ってるな。
  • もはやマクロン大統領は「社会国家の刷新」に取り組むフリすらしなくなった | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」

    まず言っておきたい。フランスのマクロン大統領は時代錯誤を犯しており、私たちの時間を無駄にしている。 マクロンが打ち出す政策は2020年代にまったく適合していない。まるで頭のなかは、1990年代から2000年代前半までの市場に幸福感が漂っていた時代で止まってしまっているかのようだ。2008年の金融危機や新型コロナのパンデミック、ロシアウクライナ侵攻が起きる前の世界観で固まってしまっている。 いまの時代の特徴は、格差が拡大し、一部の資産家が空前絶後の繁栄を手にし、気候変動とエネルギーの危機に見舞われていることだ。教育と医療に投資をし、公正な経済システムをフランス国内、欧州内、そして世界全体で実現するのが急務となっている。それなのにフランス政府は、そんなことなどお構いなしに、いまも時代錯誤の反社会的政策を続けているのだ。 もはや「現実」は隠せない 2019年の時点でマクロンが打ち出していたのは

    もはやマクロン大統領は「社会国家の刷新」に取り組むフリすらしなくなった | トマ・ピケティ「新しい“眼”で世界を見よう」
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    enderuku 2023/04/16
    世界的に見ても社会のお金持ち達の行動は一貫して、俺たちのためにお前達を安くこき使う考えを改めるつもりはない。だからいろんなところでテロなりデモなり、不満のアウトプットの仕方は違えど反発は続くと思うよ
  • スティーヴン・ワートハイム「米国はイラク戦争などなかったかのように振る舞っている」 | バイデンはより良い世界を作る努力をしていない

    「サダム・フセインが大量破壊兵器を保持している」と米国が主張して軍事介入したイラク戦争の開戦から20年が経った。そんな兵器は見つからないまま、大勢の犠牲者を出した戦争だ。 ロシアウクライナに侵攻しているいま、米国は自らの失敗をまるでなかったかのように振る舞っている──そう指摘する論考を、米外交政策を専門とする歴史家スティーヴン・ワートハイムが英紙に寄稿した。 イラク戦争なんてあったっけ? 20年前、米国はイラクに侵攻した。イラク政府を転覆するため、13万人もの兵士を主権国家に送り込んだのである。当時、上院の外交委員会委員長を務めていたジョー・バイデンは、この戦争に賛成した。だが彼はこの決断を後悔することになる。 今日もまた、世界を揺るがす大規模な侵攻が起きている。米国の大統領になったバイデンは最近、ワルシャワを訪問し、ロシアの侵攻を撃退しようとするウクライナへの国際的な支援を呼びかけた。

    スティーヴン・ワートハイム「米国はイラク戦争などなかったかのように振る舞っている」 | バイデンはより良い世界を作る努力をしていない
    enderuku
    enderuku 2023/04/13
    (´・ω・`)我々はろくでもない極悪国家の片棒担いでるって認識は持っといた方がいいと思う。ロシアは極悪だけど日本も決して善良な国ではない他国を虐げる側の方。ちょっとでかいベラルーシみたいなもんや
  • ユダヤ教もイスラム教もキリスト教も「豚」を忌み嫌うのはなぜか? | 多神教の社会では生け贄として神々に捧げられたのに…

    豚は、古代世界でことさら珍重された。紀元前3000年紀、エジプトの農民は豚を飼育し、大量に消費した。そこに豚を見下す風潮はなかった。それどころか、その肉はオシリスの神に捧げるのに相応しいものとされていた。 多神教の社会(ギリシャ、ローマ、ゲルマン、北欧、ケルト、スラブ)では、神々を讃えるために豚を生け贄に捧げた。豚は人々の命を支えるべ物だった。その肉はごちそうであり、その脂は灯りに使い、皮革と腱は楽器の弦に、毛はブラシや筆になった。 では、なぜ一神教では、豚が蔑視されることになったのか。

    ユダヤ教もイスラム教もキリスト教も「豚」を忌み嫌うのはなぜか? | 多神教の社会では生け贄として神々に捧げられたのに…
    enderuku
    enderuku 2023/04/12
    (´・ω・`)ぶひ
  • イラク戦争から20年の節目で関係者たちが米紙に語った「反省と後悔」 | 情報軽視、軍への不信、傷が癒えぬ当事者…

    2003年3月、「イラクが大量破壊兵器を保有している」という情報などを根拠に、米国主導で開始されたイラク戦争。大義や手法に疑問が呈されながらも強行されたこの戦争は、戦場となったイラクのみならず、米国の政治や社会にも大きな爪痕を残した。20年の節目を迎えたいま、この戦争によって米国がどう変わってしまったのか、関係者らが考察する。 あまりにも大きな損害 ジョージ・W・ブッシュ大統領が最初にアメリカ兵をイラクに派遣する1ヵ月前、ドナルド・H・ラムズフェルド国防長官は、この戦争アメリカが数十億ドルの損害を出して終わることになるという警告を受けていた。 ジェイ・ガーナー中将に対するラムズフェルドの返答は、「アメリカはイラクの戦後復興を見守る責務がある」というものだった。これは、彼らが悲劇的に繰り返した外交政策の失敗のなかでも、類を見ない傲慢さが際立った一幕である。 ガーナーは、ラムズフェルドに言わ

    イラク戦争から20年の節目で関係者たちが米紙に語った「反省と後悔」 | 情報軽視、軍への不信、傷が癒えぬ当事者…
    enderuku
    enderuku 2023/04/05
    子供心にも大量破壊兵器ってなに? アメリカも持ってるのになぜ他国の兵器を問題視する? って思ったしなあ。後は911のパニックで疑わしいやつはやっちまえって世論はあったと思う。
  • 仏紙の疑問「日本では“機会の平等”が失われたのに、どうして階級や格差があまり認識されないのか」 | 日本人はもう「みんな中流」ではない

    生まれる家庭の経済状況や環境によって人生が決まるという、「親ガチャ」という言葉が若者に使われるようになった。日ではそれほど階級が固定し、格差が広がりつつあるのに、その対策が進まないのはなぜなのか、フランス国立社会科学高等研究院の教授セバスチャン・ルシュヴァリエが、仏紙「ル・モンド」に寄稿した。 世界で広がった所得格差 この30年間で、OECD諸国では所得格差が著しく拡大した。社会的な階級間を人々が移行する、社会的流動性も下がった。それゆえに、各国では不満が高まり、国家機関への信頼も揺らいでいる。 所得の不平等に関するさまざまな調査もおこなわれている。しかし、そこで算出される統計的なデータと、国民の実感には必ず乖離がある。これも制度への信頼をより低下させる要因になっている。 政府は格差を削減するための政策を打ち出してきた。しかし、それらは人々から支持されにくい。支持されない理由は主に、政府

    仏紙の疑問「日本では“機会の平等”が失われたのに、どうして階級や格差があまり認識されないのか」 | 日本人はもう「みんな中流」ではない
    enderuku
    enderuku 2023/03/20
    日本人の自分より強いものに対する好感度の高さは半端ないと思う。へいこらへいこらするのに躊躇しない。逆に自分より弱い奴に対する残虐性は高い気がする。あくまで独断と偏見による