EmacsにはYasnippetsのようなテンプレート機能は別にありますが、org-modeにもEasy Templatesというテンプレート機能が搭載されています。 Org-modeでしか使えないというデメリットはありますが、Org使いならすぐに使えます。”<”に続けて文字とタブを入力するだけなので簡単です。 さらにオリジナルのテンプレートを登録するのも簡単なので重宝します。 使いかた例えば、次のように入力して と置き換わります。単純ですね。 標準のテンプレートあらかじめ用意されているテンプートは次の通りです。 <s → #+BEGIN_SRC ... #+END_SRC<e → #+BEGIN_EXAMPLE ... #+END_EXAMPLE<q → #+BEGIN_QUOTE ... #+END_QUOTE<v → #+BEGIN_VERSE ... #+END_VERSE<c →
neotreeのwindow-sizeがC-x }などで変えられない件 paizaの記事を読んで、emacsのneotreeが便利なことを知りました。そこで早速el-getを使いインストールします。 el-getはインストールされている前提で、僕が使っていたneotreeの設定部分は以下のとおりです。 ;; neotree - ディレクトリ構造を表示できるやつ (el-get-bundle neotree) ;; F8でnetreee-windowが開くようにする (global-set-key [f8] 'neotree-toggle) ;; neotreeでファイルを新規作成した場合のそのファイルを開く (setq neo-create-file-auto-open t) ;; delete-other-window で neotree ウィンドウを消さない (setq neo-per
EmacsをモダンなGUIのエディタ(例: VS Code)に追いつけるよう改造したい!という欲望はよく湧くものです。 しかし、自作なんてできずパッケージをインストールするだけで、しかも英語できない弱者の私は災難に遭ってしまいました。とほほ 環境 : Emacs 25.3.1 追記 この記事は書いた当時のall-the-icons.elがアレだった話です。現在この記事に書いた不具合は修正されています。 tsuu32.hatenablog.com 以下の内容は書いた当時現在ということで読んでください。 Dired Sidebar利用における不具合 dired-sidebarはファイルツリーを横に表示するサイドバー機能を提供するパッケージです。neotreeと似たものですが、こっちのほうが速いらしいです(README曰く)。 dired-sidebar-themeを指定することで、いつくかの表
その昔、自宅PCにLinuxをインストールして頑張っていた頃はEmacsを使っていたり、その延長で職場でもMeadowやxyzzyなどを活用していたものですが、Eclipseを使い始めてからめっきりEmacsから離れてしまっていました。 ところがここ最近、MacBookを使い始めたり、仕事柄サーバのメンテナンス等でターミナルを使う機会が圧倒的に増えたり、周囲の影響もあったりして久しぶりにEmacsに復帰してみることにしました。Emacsをちゃんと使うのは10年ぶりくらいですが、同僚のEmacserに教えてもらいながら環境を整備してみました。 パッケージをインストールするための準備 最近のEmacsはmeplaというリポジトリからパッケージをインストールできるようです。~/.emacs.d/init.elに以下を書いておきます。 (require 'package) (add-to-list
初めに 筆者は20年来のEmacsユーザですが、ここ数年はカスタマイズもせず、昔ながらの使い方しかしてきていませんでした。しかし最近XCodeとEmacsを行ったり来たりするのにうんざりして、この記事のようなカスタマイズをしたことを皮切りに、いろいろなパッケージを試し始めました。 なかでも自分の仕事の生産性向上に大きく寄与したのがorg-modeです。org-modeには多彩な機能がありますが、私は専らタスク管理のツールとして、使っています。 org-modeはあまりにも多機能で、自由度が高いが故に、なかなか使いこなすには至りませんでしたが、自分なりのベストプラクティスを編み出したので紹介してみます。 なお、この方法に比較的向く人は、下記のような人かと思うので、事前にあげておきます。 仕事は終日、少なくとも8割方PCの前に向かって作業する人 コーディングその他作業は出来るだけEmacsで行
はじめに 本記事では,org-clock-inを自分で呼び出さずに,タスクの作業時間を半自動で記録していく方法を紹介します. 対象者: - Org Modeのユーザで,org-clock を使って作業時間を記録している人. Org Mode で作業時間を記録する 通常のフローでは,作業を開始する時に org-clock-in(C-c C-x TAB) を呼び出し,作業完了時に,タスクのステータスをDONEにするか,org-clock-out(C-c C-x C-o)を呼び出して計測を終えます.すると,ツリーのLOGBOOKに次のような情報が記録され,作業時間を把握可能になります. いくつかの作業を終えたら,org-clock-report(C-c C-x C-r)を使って作業時間を集計できます.きちんと使えれば,作業記録や見積もりに使えて非常に便利です. ところが,作業開始時にorg-cl
これは Emacs Advent Calendar 2020 20日目の記事です。 2020 年 8 月にリリースされた Emacs 27.1 は、久しぶりのメジャーバージョンアップということもあり様々な新機能が話題になったと思います。そうした華々しい新機能の陰で地味にひっそりとした変更がありました。ダイナミックモジュールがデフォルトで有効になったのです。このおかげで、例えば GNU が配布している Windows 用 Emacs 公式バイナリそのままで、IME パッチを当てなくてもダイナミックモジュールでエミュレーションすることにより、IME パッチ版と同様の使用感を実現できる tr-ime のようなことができるようになりました。 本記事は、(Windows に限定せず)ダイナミックモジュールとはどんなものなのか説明し、そして実際にダイナミックモジュールを作ってみます。 はじめに Ema
概要 Emacs24.3がリリースされたのでインストールしてみた。使ってみたらredo+.elが動かないっぽいのでundo-tree.elに乗り換えた。 undo-tree.elについて知りたい人はインストール部分は飛ばしたらいいと思う。 インストール 先日Emacs24.3がリリースされました http://www.gnu.org/software/emacs/ で、以前↓の記事を読んで、同じ悩みを持っていたのでコンパイルオプションぱくって、ちょっといじってインストールした。 emacs のコンパイルオプションを設定したら幸せが訪れた - willnet.in wget http://core.ring.gr.jp/pub/GNU/emacs/emacs-24.3.tar.gz tar xzvf emacs-24.3.tar.gz cd emacs-24.3 ./configure --
この記事は RStudio Advent Calendar 2016 と Emacs Advent Calendar 2016 22 日目の記事です。 はじめに そもそもなぜ RStudio じゃダメなのか 無ければ作る!それが・・・ 環境 準備 Emacs を RStudio っぽく ESS 補完 オブジェクト構造の確認 オブジェクトの中身 ヘルプを引きたい もっと RStudio っぽく R Markdown と R Notebooks 基本設定 R Markdown の HTML 化の正体 チャンク挿入 R Notebooks について 画像のインライン表示 その他 オブジェクトに色付け パイプ演算子の挿入 でもやっぱり RStudio が恋しい! RStudio とは直接関係ないやつ Evil モード electric-operator.el rainbow-deliminator
みなさん、エディタは何を使われていますか? 私はEclipseもIntelliJもVisualStudioもviもAtomやVSCodeももろもろ使ってきましたが、毎日orgで色々記録を取ったりと、なんだかんだEmacsが好きです。とはいえ言語によっては他のエディタのほうが効率的なこともあるので、エディタを使い分けるということをしていました。しかし、LSPという平和的なプロトコルの登場によって、エディタ間格差が緩和されつつあるのです。 図1: Emacsのlsp-uiとlsp-goの利用例 LSPに出会ったきっかけは数年前のGoカンファレンス(略して合コン)でした。Sourcegraphの人の発表でサービスを知り、Emacs用の開発支援ツールのベータテストだったりを見ているうちにgo-langserverが公開されていました。 LSPは、発表されてからすでに数年が経過し、今では、C/C++
EmacsJP Slackで話題に上がったEmacsモダン化計画という語感に触発され、Emacsひなまつりでそれっぽい話をすることにした。本記事では、見た目中心の変更方法について紹介する。 ちなみに現在82パッケージ導入しているが、use-packageでフル遅延ロード、なにか遅ければデフォルトのプロファイラで原因を解析して修正しているのでEmacsでも起動も動作も早い(現在の起動時間は0.4秒)。 コードが読みやすいテーマ -- doom-emacs-themes(doom-dracula) Doom Emacsという(Evilユーザ向け)Spacemacs系のプロジェクトがあり、このDoom Emacsのために開発されたテーマ。 目立たせるものと、そうでないもののバランスが良ため、非常に気に入っている。Dracula公式のEmacsThemeもあるが、Doomとは微妙に色味が異なる。
Emacsについてなら何でも大丈夫です! 今年はEmacs27.1がリリースされた、めでたい年です。 みなさんのtipsを共有しましょうー! 来年こそはEmacs入門するぞという方はこちら「2020年代のEmacs入門 - EmacsJP」 初心者から玄人まで、様々な方の記事を歓迎します! 過去のアドベントカレンダーのリストです。 - Emacs Advent Calendar 2019 - Emacs Advent Calendar 2018 - Emacs Advent Calendar 2017 - Emacs Advent Calendar 2016 - Emacs Advent Calendar 2015 - Emacs Advent Calendar 2014 - Emacs Advent Calendar 2013 - Emacs Advent Calendar 2012 -
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序 昔から重いと悪評高いEmacsならではなのか、(遅くともバージョン18から)Emacsにはプロファイリング機能が同梱されていたようです。このプロファイリング機能に関してはelispマニュアルにはメインとなるprofiler.elの他にもelp.elやbenchimark.el、trace.elにも言及されています。が、バージョン25から26になって記載も若干充実したものの「詳細はソースを参照されたし」な所は変わりありません。なのでソースのコメントを翻訳などして紹介します。 本文 まずはマニュアル 18. Lispプログラムのデバッグ ... 中略 ... • trace.elパッケージが提供するトレース機能を使用して問題に 関する関数の実行をトレースできます。 このパッケージは関数呼び出しのトレース用に trace-function-foregroundとtrace-function-
外部パッケージはuse-packageなどで遅延ロードができるのですが、 標準機能はそうもいきません。 そこでまとめてemacs-startup-hookに引っかけるようにすると、 emacsを立ち上げる際にはloadされず、 init後に読み込まれるので起動を高速化できます。 (add-hook 'emacs-startup-hook (lambda () ;;;クライアントを終了するとき終了するかどうかを聞かない (remove-hook 'kill-buffer-query-functions 'server-kill-buffer-query-function) ;;; symlinkは必ず追いかける (setq vc-follow-symlinks t) ;; 警告音もフラッシュも全て無効 (setq ring-bell-function 'ignore) ;;; カーソルの場所
はじめに この記事は Emacs Advent Calendar 2018 - Qiita の14日目の記事です。 前日はtakuchalleさんの「Emacs で Dart 開発環境をセットアップ」でした。 モチベーション 私はOrg-Modeで日常のほとんどすべての文書作成を行っており、そもそも私は「Org-Modeを使うためにEmacs入門した」ほど大きな存在です。 最初にOrg-Modeの公式サイトで紹介されている論文から画像を引用します。 この画像の通り、Org-Modeはそれ自身が高性能なマークアップ言語でありながら、任意の言語のコード実行、さらには表計算!などを用いて文書を作成し、それを任意のフォーマットへのアウトプットが可能で、すべての文書のハブともいうべき存在になっています。これを万能文書と呼ぶことにします。(21フォーマットのエクスポーターが標準添付(contrib)さ
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