放映中の『ノエイン もうひとりの君へ』は、並行宇宙をモチーフにした意欲的な内容のSFアクションだ。主人公は、函館に暮らす12歳の上乃木ハルカと後藤ユウ。ハルカは時空と次元に影響を与える“龍のトルク”の力を持っており、それを手に入れるためにラクリマ時空界から、竜騎兵のカラスがやってきた。だが、カラスはユウの15年後の姿だった……。 『ノエイン』は映像的にも大変力が入っており、作画的に見応えのあるエピソードも多い。WEBアニメスタイルの読者にも、注目している方が多いはずだ。今回は、原作とシリーズ構成も務めている赤根和樹監督に、企画経緯から作画スタッフの活躍まで、色々な話をうかがってきた。 ●プロフィール 赤根和樹(AKANE KAZUKI) 1962年3月24日生まれ。大阪府生まれ、奈良県育ち。O型。サンライズの制作進行、演出を経て、現在フリー。初演出は『鎧伝 サムライトルーパー』。他の監督作