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ご無沙汰しております。 担当の大谷です。 このブログ『ライブドアに物申す!』企画が書籍になることが決定しました。 書籍化について、詳しくはこちらをご覧ください。 『ライブドアに物申す!』書籍化担当者のブログ
イレギュラーズアンドパートナーズ株式会社代表取締役で、「俺様キングダム」を主宰されている、山本 一郎(切込隊長)さんよりご意見をいただきました。 以下、全文を掲載いたします。 ・ 企業としての「ライブドア」について あらゆる意味で、昨今のベンチャーブームを象徴する企業のひとつであったと思います。実質的に広告塔となり、独特なキャラクターで人気になった堀江貴文氏とは裏腹に、アンチエスタブリッシュで奔放な技術系ヒッピーの集積地のような組織と、ゴリゴリの支出削減策、利益を出すことについて極めて貪欲な経営陣というモザイクのような企業体質が大変ユニークでした。 ・「ライブドア事件」について 一連の事件はいまだ継続中であり、ライブドアに対する疑義等は全体を構成する問題の一部でしかないという認識です。 何らかの関係を持ち、重要な事案に携わった人物が、結果として全て旗色を翻したことについては、いささか複雑な
1. 企業としての「ライブドア」について 「ライブドア」は、これといった理念や目標を掲げることなく、とりあえず「デカくなる」ということを目指してここまでやってきた企業であるように思われます。 普通に考えれば、それ(「企業規模」ないしは「株価総額」の極大化)は、手段であって目的ではないのですが、まあ、世界一デカくなれば、好きなことがやれるようになるわけで、そういう逆説的なアプローチも理論上はアリだったのかもしれません。 でも、その手法は、一回挫折したらその時点でオシャカです。で、現在、ライブドアは、ほぼオシャカになっています。再生のためには、もう一度原点に戻って、企業理念を洗い直すところからやり直すほかにどうしようもないでしょう。 現時点で、その再生の作業がどの程度進んでいるのかについては、情報が少ないので、よくわかりません。 予想を述べるなら、先行きは、非常にきびしいものになると思います。
経済学者で、慶応義塾大学教授の金子 勝さんよりご意見をいただきました。 本文は金子さんの口述をライブドアが筆記し、確認をしていただいたものです。 以下、全文を掲載させていただきます。 ・企業としての「ライブドア」について ・「ライブドア事件」について まず、日本のITの何周遅れかの部分というのがこの事件の背景にあります。 例えば日本だと銀行のATMみたいなソリューションビジネスとか、企業サーバを独自に開発して組んだりとか、そういうビジネスはアメリカだとシスコシステムズとかサン・マイクロシステムズとかがやっています。 これらの企業には多分に軍事予算が入ってるんですけど、そこは技術投資をして、開発投資をして一番儲かるところです。実体経済としてのIT分野です。 ここが日本の場合は電機メーカーが担っていて、実は開発の技術者にも優秀な人はいるけれど、下請けになっています。 そして「IT革命」って言わ
2ちゃんねる管理人で、株式会社二ワンゴ取締役の西村 博之(ひろゆき)さんよりご意見をいただきました。 以下、全文を掲載いたします。 ・企業としての「ライブドア」について 他の企業と同じことをしている限りは、他の企業と同じようにしか成長できないものです。 今までの会社ががやらないようなことをやることで、今までの会社とは違う成長カーブが描けたりします。 そんなわけで、世間の大人の人たちからは眉を顰められることも多かったんじゃないかと思います。 ・「ライブドア事件」について 東証の判断も含めて、世間ではライブドアは有罪という判断が下されているみたいですが、実際に何をしたことでどういう法律に触れたのかというのを具体的に説明できる人ってどれくらいいるんでしょうか? 印象で物事を決め付けてしまうのは、「なんだかわからないけど、ライブドアってすごい」って持ち上げてた人たちと変わらないような気がします。
・企業としての「ライブドア」について ワタシはネット上の個人文化について研究しているので、その文化に関わってくるライブドア、についてのみコメントしたい。そうした視点で企業ライブドアを見ると、良い印象も悪い印象も半々である。それは2004年頃に、ネット上の個人活動から生まれたコミュニティまたはウェブサービスを、急速に吸収していった時から感じている。具体的には、グルメ情報サイト「東京グルメ」、掲示板サービス「したらば」、ネットラジオサービス「ねとらじ」、ブログサービス「MEMORIZE」……などが、多くは運営者ごとライブドアに吸収/営業譲渡/買収されていった。それは元サービス運営側からすれば、サーバ運営費・管理の手間などの問題を解決してくれる嬉しい話だし、ライブドア側からすれば人の流れを回収でき、また管理人ごと引き抜くことで元のサイトに漂っていた「個人」の匂いを消さずに運営を続けられ、反感を減
映画監督でドキュメンタリー作家の森 達也さんよりご意見をいただきました。 以下、全文を掲載いたします。 ・企業としての「ライブドア」について 率直に書けば、社会現象としてのライブドアについての関心はあったけれど、企業としてのライブドアには、大きな興味は持たなかったし、事件後の今も持っていない。これは特にライブドアだからということではなく、IT全般に素養や関心が薄いことと、経済全般が苦手という、僕の個人的な事情に起因する。 ただ、ライブドアという存在に対しての日本社会の嫌悪と賞賛の振幅の激しさ(堀江氏逮捕以前です。念のため)については、一貫してとても興味をそそられていた。それは今も続いている。つまり僕にとって、ライブドアの事件は何ら句読点の意味を持たない。 ・「ライブドア事件」について 前述したように、事件への僕の関心は、事件以前から続いている考察らしきものの延長でしかない。メディアの狂奔に
・企業としての「ライブドア」について 実業の会社で投資事業がたまたま成功し、「財テク」に傾斜する例は、イトマンや阪和興業など、過去にもあったが、成功した例はほとんどない。その多くは、制度の「すきま」をねらうか、株価を操作するか、最悪の場合には非合法な手段を使うか、のどれかであり、初期の幸運はながく続かないからである。 この意味では、ライブドアの失敗は昔からあるパターンで、本質的には新しい現象ではない。ただ、そのねらったすきまが株式交換による企業買収など最近の規制改革に関するものだっただけである。こうした失敗は、たいていワンマン経営者にブレーキをかける企業統治が機能していない場合に起こる。 もちろん監査法人にも責任はあるが、日本の現状では、監査役や監査法人によるチェックには多くを期待できない。「委員会等設置会社」にしても、解決にはならない。第一義的には、内部統制を確立し、「社長にものをいえる
・会社「ライブドア」について ◆ライブドア=ホリエモン ライブドアはよくも悪くも「ホリエモンの会社」であったと思います。この原稿を書くに当たってインタビューしたネットメディア事業本部企画グループマネージャー田端信太郎さんが「ライブドアと堀江色は重なっていたかもしれない。だから、どんな色を打ち出していくのかが問題です。これまでは、ライブドア自身がニュースメーカーでした。話題になって、アクセスが増えて当たり前でした」と話したように、あらゆるものを話題にして、売っていく堀江的な手法は、ライブドアのサービスにも色濃く投影されている気がします。田端さんは「ユニークさやチャレンジ精神を残しつつ、堀江色をどう分離できるかが課題です」と話していましたが、困難が伴うでしょう。 ◆「志」を感じない運営方針 事件後、ネットメディア、 ネットサービス、 モバイルの3事業本部が「強制捜査を受け、今後のポータルサイト
・ 企業としての「ライブドア」について ・ 「ライブドア事件」について ・ 「堀江貴文」という人物について ・ その他、ご意見・ご指摘等ありましたら、ご自由にご記入ください。 浅羽通明と申します。アンケートと寄稿のご依頼、ありがとうございました。 ご質問にある「ライブドア事件」ですが、この年明けに世を騒がせた堀江貴文氏逮捕につづく一連の騒動のみをさすのでしたら、当方はほとんど申し上げることはありません。裏社会との関係など事件の真相、全貌ともにまだまだわからない部分が多すぎますし、また違法行為のあれこれについての関心も当方にないからです。 しかし、「ライブドア事件」が、一昨年秋のプロ野球球団買収をめぐる騒ぎから、昨年初めのフジテレビ乗っ取り騒動、著作ほかメディアを通しての堀江氏のさまざまな挑発的発言、その波紋としての「勝ち組」論議に素人のネット株取引の過熱、そして今回の逮捕へ到る一連の騒ぎを
ジャーナリストの田原 総一朗さんよりご意見をいただきました。 本文は田原さんの口述をライブドアが筆記し、確認をしていただいたものです。 以下、全文を掲載いたします。 ・企業としての「ライブドア」について 僕はね、堀江貴文という人物にはとっても関心があって、興味がありましたが、ライブドアという企業についてはね、それほど関心は無かった。 というのはね、去年の夏だったかな、僕が「オフレコ」っていう雑誌を出していて、で、堀江さんに、彼が近鉄の買収とかね、ニッポン放送とかフジとか色々やりましたね、これから何をするんですかって聞いたらね、「もう自分は終りです」と言ったのね。「上がりだ」と。「この歳になると」と。 もうじゃあM&Aやってくのには興味ないんだなあと思ってね、それで彼が事実上自民党の推薦で衆議院に立候補しましたね。 で、ああそうか、商売にはもう興味なくなったから、議員になるのかなと思ったんで
株式会社ノゾムドットネット(吉田望事務所)代表取締役の吉田 望さんよりご意見をいただきました。 以下、全文を掲載いたします。 ・企業としての「ライブドア」について 私はブランド論の専門家です。たまたま個人的理由から旧エッヂ社がライブドア社を購入した経緯を知っていました。堀江氏は共同購入を自ら持ちかけていたIT企業の経営者に抜け駆けしてライブドア社を安値で購入、憤慨する経営者に「だまされたほうが悪い」と言い放ちました。 それにより私は「会社は誰のものか」(新潮新書2005年5月)の中で「合理的理由により社名を変えた会社は再び合理的理由で社名を変えることになるだろう」と予言をしておりました。その本から、ライブドアと堀江さんに触れた箇所を紹介します。 「ライブドアによるニッポン放送買収騒動で進んだのは、キャッチフレーズ的に言えば「事業の事件化」「会社の商品化」「経営者のタレント化」「産業のメディ
・会社「ライブドア」について これは、IT業界にはよく見られることかもしれないませんが、「量(数)は力だ」という考え方があまりに強くあるように思います。ブログに掲載した文章でも書いたことですけど、ライブドアのIDを持っていればアクセスできる「livedoor 株主コミュニティページ」(http://finance.livedoor.com/4753/)には、現在もこう書かれています。 「ライブドアグループでは、ポータルサイト『livedoor』を通じ、皆様に様々なサービスを提供させていただいておりますが、皆様が当社のサービスをお使いになると、その分当社の売上、利益がドンドン増えていきます。仮に株主の皆様(2005年9月末時点で約22万人)に当社の『livedoor Wireless』にご登録いただきますと当社の毎月売上が約1億円アップします」 株主がその製品やソフトを買えば、売り上げが伸び
Q1. 企業としてのライブドアについて 2004年末に SIGHT 誌の年末書評でライブドア親分(当時)の『儲かる会社の作り方』を読んで感想文を書いたときにも感じたことですが、『儲かる会社の作り方』という割には何をやって儲けているのかはっきりしない企業でした。ライブドアのトップページを見て、Yahoo! との恥知らずなまでのそっくりさ加減には卒倒するかと思ったくらい。ウェブの制作なんてそんな金になるとも思えず、ソフト販売も、ターボリナックスを売っていただくのは嬉しゅうございましたが、そんなに儲かるものとは思えなかったし、各種メディアで日本一とかキャッシュフローとか口走る割にはその根拠になっているものがはっきりしないで、名前だけが一人歩きしていた企業だと考えます。 オン・ザ・エッヂ時代は、ぼくの連載していた HotWired を持っていたこともあり、多少は中身が見える感じではありました。また
(1)企業としての「ライブドア」について 「若い力」「飛躍、前進、成長」「莫大な利益」「ネットとコンピュータ」など、現代の人たちが漠然と持っている肯定的なイメージがそのまま投影されて具現化した会社、それが「ライブドア」だったと考えられる。「企業としての実態が不明確」といった声もあったが、一時は「何をしているかよくわからない」ということが新しさの象徴にも見え、「何をしているのかがはっきりしている会社はもう古い」という印象さえ世間に与えた。 人々が期待するイメージ、見たいと思っている幻影が過剰に投影されると、それが一個人(たとえば歌手や俳優など)の場合は、早晩、それが心理的負担となってさまざまな問題を生む。逆に、その時点で本人は、「期待され続け、視線を浴び続けるのは自分にとってプラスではない」と気づき、たとえば活動拠点を海外に移したり、活動休止期間を置いてリフレッシュしたりする。しかし、「ライ
ワクワク経済研究所LLP代表の保田 隆明さんよりご意見をいただきました。 以下、全文を掲載いたします。 ・企業としての「ライブドア」について コングロマリット企業の復活に挑戦する事業形態だったと思います。 日本では90年代まではコングロマリット経営というのがもてはやされた時代があります。 コングロマリット経営とは「いろんな事業体」を1つの企業の傘下におさめ、「なんだか 良く分からないけど」それらの事業の間で「いろんな相乗効果」がありそう、ってもので す。わざわざ鍵カッコに入れた部分は、あいまいな表現を強調したわけですが、ブランド 力のある大企業の傘下であればその「あいまいさ」がむしろ「何かが起こるだろう」とい う期待感に変わっていたことを意味します。コングロマリット経営をしている企業の株価 も「コングロマリットプレミアム」がつけられ、上がっていきました。 一方、90年代後半からは、このコン
インブルームLLPパートナーで、公認会計士の山田真哉さんよりご意見をいただきました。 以下、全文を掲載いたします。 ・企業としての「ライブドア」について ライブドアのビジネスモデルについて「虚業だ」「やっぱりモノを作らなきゃダメ だ」 と批判するのはいささか拙速な気がします。 ライブドアの最近のビジネスモデルは、資本市場から資金を集めてきて、 その資金で企業を買収し、『ライブドア』の冠をつけて知名度を上げさせる、 すなわち『宣伝代行会社』みたいなものでした。 社長や広報のマスコミ露出や自社のブログを普及させることによって、 『ライブドア』のブランド価値を上げ、その知名度を既存の会社と結びつける、 というなかなか面白いビジネスモデルだったと思います。 また、ソフトバンクや楽天に比べて核となるキャッシュポイントがない点において も、 興味深い実験的企業という位置づけでした。 今回は粉飾事件によ
一連のライブドア事件につきまして、私たちライブドア自身、真摯に受け止め、全容の解明に総力を尽くすとともに、独立したネットメディアを有する企業体の使命として、日本を代表する有識者から公平な立場でコメントをいただき、原文のまま掲載したいと考えます。
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