山本一郎氏と『統計学が最強の学問である』の西内啓氏が目指すデータ分析のあるべき姿（中）｜News&Analysis｜ダイヤモンド・オンライン

切れ味するどいブログやコラムで有名な山本一郎氏が、シリーズ40万部を突破したベストセラー『統計学が最強の学問である』の著者・西内啓氏らとともにデータサイエンス専門企業を立ち上げ、IT業界やメディアで話題を呼んでいる。 そのサービスの開始に伴い、お二人に会社設立の経緯や提供するサービスの内容、目指す社会像などを深く語ってもらった。（構成／崎谷実穗） データサイエンティストの時間の9割は、前処理に使われていた ――データビークルで提供しているツール「データダイバー」はどういうツールなのでしょうか。 西内 「データサイエンティスト」と呼ばれる人たちが、データ分析にかけている時間の9割を短縮できるツールです。まず、彼らが現場で何をしているかというと、最初に仮説を立てるためのヒアリングをします。社内のさまざまな人に話を聞き、達成したい目的、つまりアウトカムにどんな要因が効きそうなのかさぐっていく。