[書評]ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争（ディヴィッド・ハルバースタム）: 極東ブログ

「あの年読んだ本ってなんだっけ」と今年の読書のことを後に振り返るとしたら、おそらく社会的に話題となった村上春樹「1Q84」（参照）より、本書「ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争（ディヴィッド・ハルバースタム）」（上巻参照・下巻参照）になるだろう。 読み終えるまで一か月かかった。大著であることもだが内容が重く、なかなか読み進められなかった。上下で11部53章あり、一つの部が軽く新書一冊分の内容を持っていることもあった。ある部を読み終えてから、過去に読んだ書籍を読み返したこともあった。再読しようと書架や実家の書架を探し回り見つけられず、再度購入した書籍もあった。そうした一冊に「新「南京大虐殺」のまぼろし（鈴木明）」（参照）がある。同書はかつて標題の関心から読んでつまらないと捨ててしまったのかもしれない。 本書「ザ・コールデスト・ウインター 朝鮮戦争」は標題に「朝鮮戦争」とあるように、もちろ

[godmother]

如何に読み深めても、史実を確認するだけでも難しかった。ただ、朝鮮戦争が事実上、米中戦争だったという文脈でみると、現在の米国で、特にNYT紙はオバマ戦争を批判の的にしたくないのなのかもしれない。

[nijuusannmiri]

「本書を読みながら背筋がぞくぞくとしてくるのは、この時代、米国にトルーマンがいなければ、マッカーサーと毛沢東は全面的な米中戦争にやる気満々であったことと、そこで核爆弾が応用される可能性があったことだ」

[morutan]

中国（あるいは共産主義）と米国の代理戦争、米国内部でのスクール争いということについていえば「敗北を抱きしめて」も参照されるのかな。自分的にはトルーマンの再評価的なものになりそう

[pure_flat]

ルースの中国信奉はおなじハルバースタムの『メディアの権力』でも描かれてましたね。

[poohmobil]

米国にトルーマンがいなければ、マッカーサーと毛沢東は全面的な米中戦争にやる気満々であったことと、そこで核爆弾が応用される可能性があったことだ。

[castle]

「米国にトルーマンがいなければ、マッカーサーと毛沢東は全面的な米中戦争にやる気満々で、そこで核爆弾が応用される可能性があった」「米中関係の背後には、いまだ中国宣教を目指す親中の米国勢力が存在する」

[mfluder]

"本書のテーマは朝鮮戦争というよりも、米国における文民トルーマン対軍人マッカーサーの戦いであり、文民統制とはなにかという壮烈な事例研究にもなっている"

[takuya-itoh]

"本書を読みながら背筋がぞくぞくとしてくるのは、この時代、米国にトルーマンがいなければ、マッカーサーと毛沢東は全面的な米中戦争にやる気満々であったことと、そこで核爆弾が応用される可能性があったことだ。"

[kosui]

出てるの全然知らなかった…買おう。

[kei_mi]

「米国内の中国国民党政府ロビーの強固さは…米国内の中国ミッショナリーの勢力と重なっていた」　アメリカはそういう国なんでしょうが、う～ん…