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日本航空(JAL)社長 植木義晴甘えの構造から脱却し5期連続で営業利益率10%
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日本航空(JAL)社長 植木義晴甘えの構造から脱却し5期連続で営業利益率10%
2年前に経営破綻したが、2期連続で営業利益は1800億円が出る見通しなど業績は好調だ。半年後には再上場... 2年前に経営破綻したが、2期連続で営業利益は1800億円が出る見通しなど業績は好調だ。半年後には再上場が控えている。 ──経営破綻から2年で何が変わったのか。 まず、会社更生法の適用で、機材、路線、人員とあらゆるところで大ナタを振るったことが効いた。大きかったのが社員の意識改革だ。破綻前まで、当社には甘えの構造があった。優秀な人はそろっているが、主体性を持って動こうという人が少なかった。 それが破綻して外部の血が入り、稲盛和夫名誉会長からフィロソフィー(経営哲学)を学んだ。1期生は役員と50人の部長職だったが、夕方6~9時に1ヵ月間で18回の勉強会を持った。 ──稲盛氏は日本航空(JAL)に部門別採算制度も持ち込んだ。 従来は月次の決算が数字になるまで3ヵ月かかっていたが、路線ごとの収支を1ヵ月後に出すようになった。昨年4月には、数字を毎日追う習慣が定着し、部門別採算制度が出来上がった。