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『イスラーム教 「異端」と「正統」の思想史』菊地達也
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『イスラーム教 「異端」と「正統」の思想史』菊地達也
タイトルからアクの強い一冊を予想していたら、意外と淡々とイスラーム法学・神学の展開を追う構成でし... タイトルからアクの強い一冊を予想していたら、意外と淡々とイスラーム法学・神学の展開を追う構成でした。イスラーム思想史概説書としても読めると思います。ただしシーア派、特にイスマーイール派に多くの紙数が割かれています。 個人的には、冒頭での「異端」概念を巡る論考と、末尾近くのスンナ派での理論構成、そしてドゥルーズ派などの「限界宗派」についての記述が、特に面白く読めました。 いくつか興味深かったところをメモしておきます。 まず、イスラームにおける「異端」概念についての議論から。 キリスト教とイスラーム教が比較される場合、前者がorthodoxyを求める宗教であるのに対して、後者はorthopraxyの宗教であると説明されることがしばしばある。ユダヤ教内の律法主義を批判しながら成立したキリスト教では信条・教義の正しさが求められるが、ユダヤ教と同様に戒律重視であるイスラーム教では、まず求められるのは