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おみそ汁
blog.goo.ne.jp/below923
友人Hと、西田東の漫画がいかに素晴らしいかについて、電話で一時間熱く語りあう。杉本亜未の『独裁者グラナダ』(徳間書店)の素晴らしさについても。 私、漫画について友だちと熱く語りあってるときが一番幸せかもしれぬな。それは、大好きな漫画について話しあえるということももちろんだけれど、十代のころからずっと友だちだったひとと、それぞれいろんな変化や荒波を乗り越えつつ、でもやっぱりいまも同じ作品について、それぞれの視点で熱く「いい!」と思えることが、とてもうれしくて刺激的だからなのだろう。 Hと私の結論として、「みな、西田東と杉本亜未の作品を読むといい!」ということになった。「みな」って、だれだよ。とりあえず、生きるうえでの齟齬やむなしさを感じたことのあるひとは全員、読むといい! ものすごく強引な結論だな。 でも本当にそう思う。私が漫画を(というか創作物全般を)愛するのは、たぶん諦めきれない
光流先輩について考えていて、ひとつ思い出したことがある。 昨年末に、YHさんと交わした会話だ。 「しをんさんと私は、ヴィゴ(『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルン役)やオダ○ョーを好きでしょう?」 と、YHさんは言った。 「好きですね」 と、私はうなずく。 「でも、しをんさんと私の好みが、まったく一致しないときもあるじゃない。たとえば、私はキム○クを好きだけど、しをんさんは……」 「格別な思い入れはないですね」 「でしょう? これはどういうことかな、と考えて、わかったことがある。ときに、『バガボンド』の登場人物ではだれが好き?」 「辻風黄平」 「私は清十郎さま。じゃあ、『スラムダンク』では?」 「ミッチー」 「私は仙道くん」 「ふうむ、YHさんは飄々とした天才肌のキャラが好きなのかな。しかし、一致しませんねえ」 「うん。そしてね、しをんさんと好みが一致しなかっ
昨年、TMさんからメールをいただいた。『悶絶スパイラル』を読んでの、丁寧なご感想と疑問をお寄せくださったのだ。 その疑問というのが、「なるほど、たしかに」と、非常に気になる内容だったので、ずっと考察(ってほどのもんじゃないが)をめぐらせていた。本日、一応の結論が出たと思えたので、日記で大変失礼だが、ここに自分なりの答えを記させていただく。 『悶絶スパイラル』には、「なんでもベスト5」という書き下ろしおまけ企画が収録されている。文字通り、「いろんなものを、勝手にベスト5までランキングしてみる」試みだ。そのなかに「理想のヒーロー」という項目があり、私は光流先輩を挙げた。詳しくは『悶絶スパイラル』を読んでねv(CMでした) 光流先輩とは、『ここはグリーンウッド』(那州雪絵・白泉社)の登場人物だ。 さて、TMさんの疑問とは、「三浦さんがヒーローとして挙げている人々(無論、漫画の登場人物ばか
また傑作だよ、よしながふみ!(呼び捨てですみません) もう『フラワー・オブ・ライフ』(新書館)の最終巻(四巻)は読んだか? まだだったら書店に走れ! いままでの巻を読んだことないということだったら、この機会に一気に全巻買うべし! って、だれへの呼びかけだよ〜。 サイコーにおもしろい話なんだが、最終巻の怒濤ぶりといったら、もう……。私は雑誌で連載を読んでたのだが、最終回の一回前に、「どうなるのー!」って叫んだ。次号が出るのが待ち遠しいけど怖い(期待とか諸々の感情で)、という感覚をひさしぶりに味わった。すばらしい漫画を夢中になって読むときにだけ感じられる、雑誌が出るまでの待ち遠しさ。ほんと十代半ばのころ以来なかったね。もう二度とそんな待ち遠しさは味わえないと思ってたね。それが三十になって再び味わえるとは、って、漫画の神に心から感謝したね、俺は!!! 以下、ネタバレしてほしくないかたは、絶
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