『紙の動物園』ケン・リュウによる幻想武侠譚──『蒲公英(ダンデライオン)王朝記 巻ノ一: 諸王の誉れ』 - 基本読書

蒲公英(ダンデライオン)王朝記 巻ノ一: 諸王の誉れ (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ 5026) 作者: ケン・リュウ,古沢嘉通出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2016/04/22メディア: 単行本この商品を含むブログを見る日本オリジナル短篇集『紙の動物園』は『SFが読みたい 2016年版』で発表されたBEST SF 2015［海外篇］1位、Twitter文学賞海外編1位、本屋大賞翻訳小説部門でも2位と翻訳物の中ではかなりの高評価が続いて話題となっている。そんなケン・リュウ最新長篇が本書『蒲公英王朝記 巻ノ一: 諸王の誉れ』だ。 『紙の動物園』がＳＦ短篇集だったのと比べてこちらはなんとＳＦから遠く離れて幻想武侠譚だ。それも三部作にわたって書き継がれる大長篇である。「武侠」というわりと曖昧なジャンルで、短篇は名手だけど長篇は──という作家もいるし、読む前には「おもしろいのかなあ」と不安

[sakstyle]

「現実の中国史とは切り離された「架空の多島海」を舞台とし、(...)クズ共が成り上がりをかけてしのぎを削る有り様は何度となく中国史でみられた血みどろの歴史そのもの」スチームパンクならぬシルクパンク！

[shaw]

面白そうだけど、翻訳が途中で打ち切られるのが心配で手を出しにくい…程度にハヤカワには不信感ががが。

[nagaichi]

未読。たんぽぽ王朝記？蒲公英が中国人名に見えなくもないという洒落を使った短編がなんかなかったっけ？相変わらずの鳥頭なので、思い出せない。

[tojikoji]

『紙の動物園』は最高だった。ので、これも読みます。

[greencoffeemaker]

ケンリュウはSFと言っても、ギミックの説明は少なくて情緒感のある描写が目立ったから、これは良い方向の作品になりそう。

[pribetch]

いくぜ！昇龍裂破！