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自炊のコツ
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いっておくけどこのトップ画像ほどかわいくはない。だけど確かに背中に白い綿のようなモフモフがくっついていて、昆虫好きな人なら若干かわいげがあると言ってもらえるかもしれない。 カミキリムシの仲間は、地球上でもっとも多様な昆虫のひとつで、3万6000種以上、5100属が存在しているが、まだまだ未発見、あるいは発見されているものの登録されていない種も多い。 オーストラリアで、背中と体、頭が白いふわふわの毛に覆われたカミキリムシが発見された。9.7mmと、とても小さくて綿ぼこりと勘違いしてしまいそうだが、それは新種だったのだ。ということで本文ではご本人に登場してもらおう。 続きを読む
人類の歴史の大半は海の底に隠されているといっていい。世界中に沈んでいる海底遺跡には、古代人が住んでいた場所や彼らがどのように危険で不安定な海を渡って新天地へ移ったかについてよく理解できる遺物の山が眠っている。 イタリア、ローマ近郊、地中海の沿岸集落の湖の底から5隻の木製の船(カヌー)が発見された。これらの船は新石器時代の人々が7,000年以上前に地中海で漁業や輸送に使っていたことがわかった。 この発見は、古代の人々の高度な海を使用する技術を示したものである。
8600年前のパンが、現在のトルコにある初期の古代都市チャタル・ヒュユクで発見された。このパンは、まだ未調理で手でこねられた状態のものだそうだ。 かなり熟成されているので、このまま焼いたらおいしいパンに仕上がるのかどうかはわからないが、発掘を主導したトルコ、アナドル大学のアリ・ウムット・トゥルカン博士の分析によると、このパン生地は、発見されたものの中で世界最古のパンである可能性が高いという。
2024年、北極星に匹敵する「新星」の爆発を肉眼で観測することができる絶好の機会が巡ってきた。その主役は「かんむり座T星」という、かんむり座を構成する3000光年離れた再帰新星だ。 かんむり座T星が新星爆発を起こすのは、およそ80年ぶりのこと。過去にも華々しく夜空を彩ってくれた星だが、今生きている人にとっては一生に一度のビッグチャンスとなるだろう。 爆発のタイミングは2月〜9月と予測されている。こんな素敵な機会を逃さないために、宇宙の壮大な花火を観察する方法をしっかりと学んでおこう。
image credit:Caltech/NASA-JPL 過去数ヶ月間、意味不明な言葉を呟きだしたNASAの探査機「ボイジャー1号」。何とか正気を取り戻してもらおうと、専門家たちが必死の復旧作業を続けていたが、明るいニュースが舞い込んできた。 47年もの間孤独に宇宙を旅しているボイジャー1号は、現在、地球から約244億km離れた星間空間にいる。 あまりにも遠く、古い機器であることから「復活したら奇跡」とさえ言われていたのだが、3月に入ってボイジャー1号が一瞬だけ我に返ったかのような意味のわかるメッセージを送ってよこしたのだという。 もしかしたらこのメッセージで問題解決の糸口が見つかるかもしれないと、現在、研究チームは異変の原因を究明中だ。
何千人ものアメリカンフットボールファンが、記録的な寒さに耐えながらミズーリ州のスタジアムで、NFLのプレーオフとなる、カンザスシティ・チーフスとマイアミ・ドルフィンズの試合を観戦したのは今年の1月のこと。 最低気温は-20℃、強風の時の体感温度は-33℃という、史上4番目に寒い試合となり、数十人のファンが低体温症や凍傷で病院に搬送された。 同州の医療センターは、今回の寒波の影響で試合の観戦者を含む、12人の手足の指を切断したと発表した。今後数週間でさらに多くの人の切断手術が必要になるという。
群れで社会生活を行っているサルもまた、人間と同様に仲間からの”同調圧力"を感じているようだ。 新たな研究では、古巣を抜けて別の群れに移住したサルが、それまでとは違う慣習に合わせて行動するようになることが観察されている。 このような社会的適合が実験以外の状況で観察されたのは初めてだそうで、サル社会でも、「郷に入れば郷に従う」行動を長きにわたって受け継がれている可能性があるという。
ポリオ治療のため、70年以上間鉄の肺で生き続けた、ポール・アレクサンダーさんが2024年3月11日に亡くなったそうだ。78歳だった。 ポールさんは6歳の時にポリオに感染し、首から下が麻痺し自力で呼吸ができなくなり、テキサス州の病院に緊急搬送された。医療用人工呼吸器の一種である金属製のシリンダー「鉄の肺」の中で目覚め、そこで残りの人生を過ごしていた。 ポールさんは鉄の肺がなくては生きていけない体になっても、大学に進学し弁護士となり、作家として多くの出版物を出した。 障がいを乗り越えながら偉業を果たした彼の死を追悼する声が世界中から上がっている。
日本マクドナルドが公式のX(旧Twitter)アカウントに投稿したポストが海外にも拡散され「日本のマクドナルドがポテトの香りの香水を作ったらしいぞ!」と話題になっている。 シェアされた画像には、マックのフライドポテトの包装デザインを模した容器に入った香水が紹介されており、女性の首元に吹き付けられてたりなんかするが、どうやらジョーク商品のようだ。 だが実際に、スペインのケンタッキーでは、秘伝のレシピが配合された香水が昨年販売されていたこともあるため、日本語の読めない海外では本当に販売されると誤解している人が多いようだ。
初期宇宙の片隅で、きわめて珍しい赤いブラックホールが発見された。NASAのジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡によって発見されたその超大質量ブラックホールは、ビッグバンからわずか7億年後の宇宙で見つかったという。 赤と言えば赤い彗星「シャア」を思い出してしまう昭和のお友達は私だけではないはずだ。 なぜこの巨大ブラックホールは赤く見えるのか?その謎に迫ってみよう。
チャーリーとチョコレート工場でお馴染みウィリー・ウォンカが、工場を持つ事になるまでの活躍を描いた映画『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』は、世界中で大ヒットした。 そのチョコレート工場が実体験できるというイベントが、イギリス・スコットランドのグラスゴーで開催された。 ところが、初日に訪れた家族連れは失望感を隠せず、詐欺行為として警察に通報する事態となった。いったい何が起こったのか?
食事を7日間抜くと体にはどのような変化が起きるのか?多くの人々がダイエットや宗教的な理由から断食を行う中、科学者たちはこの長期間のカロリー制限が体に与える生物学的影響を詳細に分析した。 その結果、断食には良い影響もあるが悪い影響もあった。さらに驚くべき発見もあったという。 この実験は12人の健康状態の良いボランティアたちによって行われた。まずは長期間の断食を行ったボランティアたちに拍手を送りつつ、その研究結果を見ていこう。
image credit:Lyle Krannichfeldand Brandi Romano ハワイ沖で、史上初めてザトウクジラの交尾の瞬間が初めて目撃され、撮影することに成功したという。しかも驚いたことに、2頭はどちらもオスだったという。 ザトウクジラはこれまで数十年以上も研究されていたが、その交尾が目撃されたことは鳴く謎に包まれていた。初めての目撃がオス同士だったのはびっくりだが、ザトウクジラの研究に新たな光を投げかけるものだ。
今から5年前の2019年4月、イスラエルの民間団体が打ち上げた月探査機「ベレシート」が月面に墜落した。この探査機にはクマムシが数千匹格納されていたのだが、そのまま置き去りの状態になってしまった。 銃で射出されても死なないクマムシだ。もしかしたらこの衝突に耐えて、今も月で生存しているのではないだろうか?と期待に胸を膨らませている生物マニアも多い。 だが例えクマムシといえども、空気も水もない月で生き延びることなどできるのだろうか? この疑問について、フランス国立自然史博物館の専門家が科学的見地から考察してくれている。
探査機DARTを小惑星「ディモルフォス」に意図的に衝突させ、軌道変更を試みるNASAのミッションが2022年に行われたが、その後小惑星はどうなってしまったのだろうか? 衝突により大きなクレーターが残るようなことはなかったが、その形状を大きく変形させた可能性があるようだ。 『Nature Astronomy』で発表された最新のシミュレーション結果によると、衝突の衝撃により、ディモルフォスからは幅広い円錐形の粉塵が上がり、小惑星全体に移動して形状を変化させたという。
ありとあらゆる情報を蓄え続けるネットの海には無数の画像が存在するが、知らぬ間に、自分の画像を公開されていたなんてことも少なくない。 ネット上の自分の画像を確認するのに役立つ一方で、悪用されると危険なサイトが存在する。 PimEyes は、「肖像権の奪還」や「オンライン上のユーザーの影響の監視」を目的とする逆画像検索サイトで、ユーザーが探したい顔写真をもとに、その人物画像のみならず激似の人の画像すべてをネットからピックアップするという。
脳が一番活性化するのは20代半ば頃まで、なんてことが良く言われているが、中年を過ぎても伸びていく能力があることが判明したようだ。 人間の脳の一部の領域は上質なワインが熟成されるように、そのピークに達するまでに50年はかかることが判明した。 研究者によれば、脳の中には20代でピークに達することなく、歳を取るまでその潜在能力を発揮しない領域もあるそうだ。実際、他人の感情を読み取る能力のピークは、40〜50代とずっと後になってやってくるらしい。
新種発見のニュースは心躍らされるものだが、今回発見されたのは100種を超える深海の海洋生物だ。 南米チリからイースター島まで横たわる海底山脈で見つかったという。 珍しい深海の生物たちは、サンゴ・ガラス海綿・ウニ・端脚類・ロブスターなどバラエティ豊かだ。また、新種ではないが、ユニークで奇妙な魚やイカなどとの出会いもたくさんあった。 海は地球の表面積の約70%を占めるが、ほとんどが探査されていない。海洋生物はまだほんの一部しか発見されておらず、今後も新たな発見が続々とありそうだ。
悲しいお知らせを報告しなければならない。2023年2月2日に、ニューヨークのセントラルパーク動物園から脱走したフクロウ科、ユーラシアワシミミズクのフラコが2024年2月23日に死亡したことが確認された。 野生では生き伸びられないと言われながらも、自力で狩りを覚え、1年にわたってニューヨークの中心部を自由に飛び回っていたフラコは、まさにニューヨーカーたちの希望だった。 だが大都会にはいたるところに危険が潜んでいる。フラコも都市部特有の事情で命を落としてしまったが、今頃天国で自由に羽ばたいていることだろう。
アメリカ、カリフォルニア州の都市上空に、タコのようなイカのような、触手のようなものをもつ謎の飛行物体が出没し、地域住民を混乱に陥れた。 実はこの物体、今回初めて目撃されたわけではない。何年にもわたり、同じ地域で繰り返し目撃されており、その正体について様々な憶測を呼んでいる。
ついに公式が追いついた。マクドナルドが世界30カ国で「ワクドナルド/WcDonald」を公式に展開することになったそうだ。 アニメやマンガでは、実在するブランドによく似たブランドが登場する。これは商標権等の問題など、大人の事情ゆえのことなのだが、Mを逆さまのWにするだけでいい”マック”ならぬ、”ワック”は様々な作品に頻繁に登場する。 それは御本家、マクドナルドも知っていたようで、二次元界で愛される「ワクドナルド」を現実世界で再現するキャンペーンが2024年2月26日より開始されるという。
便通は本来、毎日あるのが健康な状態だ。 3日以上でなかったり、便が硬くて量が少なく残便感があったりする状態を便秘というが、この男性はなんと生まれてから22年間、ずっと便秘の状態が続いていたという。 これは先天性の病気によるものだったのだが、そのことを知らなかった中国人男性は、22歳の時にようやく便の摘出手術を行った。 その結果、医師は直腸の一部をきりとり、約13kgの便を男性の体内から取り除くことに成功した。
新しい研究によると、どこかの惑星で誕生した原始的な生命は広大な宇宙へと旅に出て、銀河にあまねく拡散する可能性があるそうだ。 地球の生命の始まりは、この宇宙にただよう生命の素であるという仮説を「パンスペルミア説」という。 『arXiv』(2024年2月8日投稿)では、どこかの惑星で誕生した生命が宇宙に広まる可能性を検討し、その速度を計算した未査読論文が閲覧できる。 それによると、生命は塵のような粒子に乗って高速で宇宙に拡散し、すでにこの天の川銀河全体を満たしていると考えられるという。
地球から120億光年の彼方で、観測史上最も明るい天体が発見された。極めて明るく輝くこのような天体は、「クエーサー」と呼ばれており、これまで発見されたどのクエーサーよりも明るい。 そのクエーサーの明るさは、太陽の500兆倍もある。それはもはや、天体の明るさの理論的な限界に近いほどだ。 だがその輝きの源は、怪物のような超大質量ブラックホールだ。その怪物は、たった1日で太陽1個に相当する質量を飲み込み、すでに太陽質量の170億〜190億倍に達しており、史上最速のスピードで成長中だ。
夜の見え方は、女性と男性とでは違って見えているようだ。米ブリガムヤング大学の研究では、暗い夜道、注目して見ている場所が男女で異なることが判明した。 実験では、暗がりを歩く女性が常に周囲に気を配っていることが、視覚的にはっきりと示されている。一方で、男性が見ているのは主に歩く先だ。 この研究を率いたロビー・チェイニー教授は、この結果は「歩いている人が何を考え、何を感じ、何に注意を向けているかを表しています」と、プレスリリースで語る。 「違いがあるだろうとは予想していましたが、これほど対照的だとは予想外です。本当に印象的なビジュアルです」
私たちのほとんどは、最大の脅威に対応するのに十分ではないことを知っている。もっとも基本的な生存本能に反する愚か極まりない行動が世界中で起きているのを目の当たりにしているのだから。 どうしてそんなことをするのか? 誰もが疑問に思うだろう。 人間の脳は何百万年もかけて進化してきた。心理学者たちは、人間は差し迫った脅威に対応するのがもっとも得意な生き物だと自慢する。 だが実は、それが遥かに重大な事態であっても、ゆっくりとじわじわ迫る脅威に対処するのは苦手なのだ。 ここでは人類が最大の脅威に対応できない10の脅威を掘り下げて見ていこう。
地球という惑星の地質学的なパワーによって、地球のどこかの場所で特定の鉱物が生成されるなら、他の場所でも同様のことが起こる可能性は高い。 実際、国際鉱物学協会(IMA)によって認定されている鉱物は6000種にのぼり、その多くは複数のプロセスを経て形成され、まったく異なる化学反応によって同一の結果がもたらされる。 だからその種の鉱物の標本は複数見つかるのが普通だ。例え鉱物が一度しか形成されなかったとしても、その標本が砕けて、広い範囲に飛び散ることだってある。 だが、地球上でたったひとつしか標本が見つかっていない鉱物が存在する。それがチョートゥー石なのだ。
アメリカ、エール大学のヴェロニカ・ワウェル氏は、ケニア中央部で岩棚に彫られた興味深い古代の浅い穴を発見した。 この穴は、アフリカで古くから遊ばれている伝統的なゲーム「マンカラ」に使用されたボードである可能性が高いという。 ケニア、レワ野生生物保護区内でのこの発見は、世界最古のゲームのひとつとして知られるマンカラが古くから存在していたことを明らかにし、過去と現代をつなぐ重要な手掛かりになるという。
まるでお赤飯を思わせるピンクのお米は、なんと牛肉とお米が融合した新開発のハイブリッド米だ。 ただでさえ栄養価に優れたお米だが、牛肉のおかげでタンパク質や脂質がアップしており、よりいっそう食べ応えのある仕上がりとなっている。 栄養価だけでなく地球にも優しい。家畜を育てるには大量の二酸化炭素が排出される。だが、このハイブリッド米ならそうした排出を8分の1に抑えることができる。 ハイブリッド米を発明した韓国、延世大学の研究チームによれば、このピンクのお米は食糧難に備えて、あるいは宇宙での食事に最適だという。
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