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松井秀喜「なんであんなに飛ぶのか不思議」…大谷翔平とAロッドに共通する“普通とは違う”ホームラン量産のポイントとは(鷲田康)
2003年。1年目のキャンプで松井さんがこう吐露したのを鮮明に覚えている。それでもホームランが打ちたい... 2003年。1年目のキャンプで松井さんがこう吐露したのを鮮明に覚えている。それでもホームランが打ちたいという欲求を捨てることなく、様々なことにトライして、1つ1つ長距離打者への階段を登っていった。 左手首の骨折で、すべては夢と消えた そうして2年目の04年に到達したのが31本塁打だったのである。そして松井さん自身が「ホームランバッターの証」としてこだわった40本の大台を狙えるところまでたどり着いたが、06年の左手首の骨折で、すべては夢と消えた。 その後は持病の左膝の故障もあり、自分の理想とする打撃ができないもどかしさを抱えながらも、チームの勝利に貢献する打者としてヤンキースでの地位を築き、その結果が09年のワールドシリーズMVPだったのである。 その松井さんをあっさりとロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が乗り越えた。 現地時間の7月7日(日本時間8日)のボストン・レッドソックス戦で放っ
2021/07/12 リンク