サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
おみそ汁
sibucho-laboratory.com
失敗から学べることは多くあります。例えそれが自分の失敗でなくても、失敗を考察することで教訓を得ることができます。そこで今回は有名な失敗事例を紹介し、その失敗を考察していきたいと思います。 ドイツの政治家オットー・ビスマルク氏は「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」というの言葉を残しています。それほどの過去の失敗というものは財産なんです。本記事で、過去の歴史的な失敗事例から教訓を学び、あなたの設計ノウハウとして活かしましょう!! 今回の失敗事例は、大理石の円柱の保管方法に関する失敗事例です。 誰もが納得したはずの設計変更で起きた悲劇。その“瞬間“は良かったはずなのに・・・。設計変更に潜むリスク・・あなたはちゃんと考えていますか? 設計変更に潜むリスクを考えてみよう あなたは古代ローマの建築職人だとしましょう。神殿の建築に用いる大理石の円柱は、上図のように両端を枕木で支えて水平に置いてあります
Shapr3Dとは? Shapar3DはiPad用の3D CADアプリです。2016年にタブレット初の 3D CADアプリとしてリリースされました。課金システムはありますが、基本作業はなんと“無料“で行うことができます。 iPadさえ持っていれば、 無料で使えちゃうってわけです。これはすごいアプリですよ。スタバでキャラメルフラペチーノ片手に颯爽と3Dモデリングなんてしてみてくださいよ。あなたもたちまちスタイリッシュサラリーマンの仲間入りです。 ちなみに私は“気になるものはお金を払って試してみる“ということを信条としているので、定額課金契約して有料で使い始めました。このアプリを初めて使ったとき、思わず声が出ましたね。 うわ、なにこれすげー!! とにかく皆さんにも一度味わっていただきたい。マジで感動モノです。まあ仕事で使うことはないんですけど、モノは試しということでこのアプリを有効に活用して色
ばね座金って意味あるの? 私の職場で、ばね座金のボルトのゆるみ止め効果について色々と議論がありました。その議論が面白かったので、下記のようなツイートをしてネット上の技術者にも問いかけてみました。 【ばね座金って意味あるの?】 ボルトの緩み止めや脱落防止効果があると言われる"ばね座金"。製造現場では広く使われているけど、これって本当に緩み止めの効果あるのかな?全く無意味とは言わないけど、ほぼ効果無いような・・・。 実はコレ、諸説あって議論が分かれるところ。貴方はどう思う?? pic.twitter.com/7KwuEZIVyU — しぶちょー (@sibucho_labo) May 21, 2021 色々と情報やご意見をいただきありがとうございました。この手の議論はいつも盛り上がるので、非常に面白いですね。本ツイートに対する意見も満場一致とはいかないものの、大方の見方は一致していました。結論
従業員数千人、数万人規模の大手機械メーカーの設計者!! 皆さんは、この肩書きを聞いてどう思いますか? さぞ優秀で、技術レベルの高い設計者なんだろうな、という印象を持つと思います。 しかし、そこには大きな誤解があります。 将来、機械設計職に就きたいと思っている学生には特に聞いて欲しい“現実の話“をしましょう。 大手機械メーカに行けば、必ずレベルの高い設計業務ができるのか? この問いの答えは”NO”です。むしろ、実際はそうでない場合が多いのです。 かくいう私も従業員数千人規模の大手メーカで設計職に従事しています。 別に自分の勤める会社のことを言っている訳でもなく、特定の企業の話をしている訳でもありません。ましてや、大企業が悪いという話でもありません。これはあくまでも傾向の話です。ですが、大手であればあるほど必ずその傾向が強くなります。誤解を恐れず結論から言いましょう。大手機械メーカーでは 設計
機械設計の仕事をしていると、客先や会社の上層部から様々な仕様要求が降ってきます。その仕様をどう実現するのかを考え、技術を駆使して形にしていくのが機械設計の仕事です。しかし、どんな機械であっても最も優先されるべきなのは”安全”です。仕様を実現するために、安全を犠牲にすることは許されません。本記事では、安全設計の基本思想であるフェールセーフとフールプルーフの考え方について誰にでもわかるように簡単に説明していきます。 安全ってなんなの? 安全設計の思想を理解するためには、そもそも"安全"とはなんなのかを理解しておく必要があります。危険がないこと、怪我をしないこと、安心して使えること・・・などなど、安全という言葉を聞くと、なんとなくこれらのイメージが思い浮かぶと思います。このイメージも間違いではありませんが、機械設計の世界においては”安全”という言葉は下記のように定義されています。これは必ず覚えま
機械を動かすために、空気や水、油などのさまざまな“流体“が使われています。それらの流体が機械から漏れないように封じるための機械要素が“密封装置“です。車のエンジンからオイルが漏れないのも、あなたの水筒 ... オイルシール部の面取り 組み立て時のOリング切れ防止のため、15~30°の面取りが必要です。忘れるとロッド挿入時などにOリングが切れたり、亀裂が入ったりして、油漏れの原因になります。オイルシールメーカの推奨条件もありますので、詳しくは各メーカのホームページを見たり、直接問い合わせたりすると良いでしょう。 もちろん面取りを忘れたからといって、必ずOリングが切れる訳ではありません。逆に言えば、既に生産している機械でも「なんかOリングがよく切れるんだよなー」と言われている箇所があったら、そういう個所は面取りが取れていない可能性がありますね。既存機の流用をするときも丸々鵜呑みにせず、注意深く
以前、Twitterで呟いたもので反響が大きかった内容がありました。今回はその呟きに対すると皆様の回答について整理・考察していきたいと思います。 新人くんの設計事例 下記が私がTwitterで呟いた内容です。 【新人君の設計事例】 新人君が出してきた設計案。これは"やってはいけない締結"だよと色々説明したが、あまり納得してもらえず。上司も"部品強そうだし、問題ないでしょ"と一言。 個人的な感覚では、"絶対にダメな奴"なんだけど上手く納得させる説明ができなかった。皆さんならどう説明しますか? pic.twitter.com/FYMZOu9dqx — しぶちょー (@sibucho_labo) September 5, 2020 ある日、新人君がこのような設計を提案してきました。ボルトの下は隙間になっていて、普段あまり見ない形です。詳細な意図は省きますが、他部品との干渉の関係もあり、こういう形
失敗から学べることは多くあります。例えそれが自分の失敗でなくても、失敗を考察することで教訓を得ることができます。そこで今回は設計失敗事例を紹介し、そこから学べることを考察していきたいと思います。 ドイツの政治家オットー・ビスマルク氏は「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」というの言葉を残しています。それほどの過去の失敗というものは財産なんです。本記事で、過去の歴史的な失敗事例から教訓を学び、あなたの設計ノウハウとして活かしましょう!! 今回取り扱うのは、機械設計における"規模の限界"の話です。既存の機械を、"もう一回り大きくしよう" なんてことはよくありますよね。例えば、既に生産している機械の機種展開機として、既存機の2倍の大きさの機械を設計しろと指示があったとします。あなたは、既存機の寸法をそっくりそのまま全て2倍の大きさにすれば設計は成り立つと思いますか。機械設計者ならば、これが成り立
日本の工作機械業界は世界に誇れる素晴らしい業界です。日本はこれまで工作機械の分野で世界をリードしてきました。しかし、うかうかしてもいられません。欧州はもとより、昨今では中国や台湾といった国の工作機械もかなり勢いづいています。ただ、他国の発展以前に、日本の工作機械業界は大きな問題を抱えていると私は感じています。本記事では、現在の日本の工作機械業界が抱える問題について私なりの意見を書きつづりたいと思います。まず、大前提としては、これはあくまで私個人の意見です。ですが、工作機械業界に勤める技術者の一人として日々抱えている疑問でもあります。賛否はあるかもしれませんが、最後まで読んでいただければ幸いです。 本記事は前回の記事"すごいぞ!!日本の工作機械業界"の続編です。 前記事を読んでいただいた前提で執筆していますので、読んでいない方は下記のリンクよりどうぞ。 日本は"技能"のものづくり いきなり話
いよいよ始まります、JIMTOF2022!! 2年に1度のお楽しみ、日本最大級の工作機械の見本市です。工作機械界隈はお祭り騒ぎです。そんなビッグイベントJIMTOF2022の見どころを、工作機械業界に ...
失敗から学べることは多くあります。例えそれが自分の失敗でなくても、失敗を考察することで教訓を得ることができます。そこで今回は有名な設計失敗事例を紹介し、その失敗を考察していきたいと思います。 ドイツの政治家オットー・ビスマルク氏は「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」というの言葉を残しています。それほどの過去の失敗というものは財産なんです。本記事で、過去の歴史的な失敗事例から教訓を学び、あなたの設計ノウハウとして活かしましょう!! 今回紹介する失敗事例は ハイアットリージェンシーホテルで起きた空中通路落下事故です。 設計変更に潜むリスクを考えてみよう 事例説明の前に、まずは問題です。考えてみましょう。 上図の通路は、柱とワッシャ、ナットで支えられています。当初は”設計A案”で進めていましたが、柱が長すぎることや施工もやりづらいことから、柱を分割した”設計B案”に変更しました。これで、材料の
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『しぶちょー技術研究所 | 納得、発見、ものづくり』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く