"死にたい人"の物語「映画 聲の形」を演出する伝統のアニメ技法 - 狐の王国

映画「聲の形」を見た。「けいおん!」「たまこまーけっと」を監督し、「響け! ユーフォニアム」の演出を手掛けた希代の天才アニメーター山田尚子の最新作である。映画監督作品としては劇場版「けいおん!」「たまこラブストーリー」に続いて3作目となる。 映画 聲の形 オリジナル・サウンドトラック a shape of light[形態A] アーティスト: 牛尾憲輔出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2016/09/14メディア: CDこの商品を含むブログ (5件) を見る 山田尚子の作風を一言で表すなら、「萌えアニメが少女漫画に回帰した」ような演出が特徴だ。元々萌えアニメというのは「男性向け少女漫画」という側面がある。 いろいろと誤解も多いのだが、いわゆるオタク文化というのは元来「少年漫画を読む女と少女漫画を読む男」の文化である。その点においてジェンダー規範からの逸脱が気持ち悪がられ、長らく

[degage122]

生きづらさという自尊心の欠損は、ほぼもって生まれたものといってもいいかもしれません。もちろん、死にたいと金輪際一度たりとも思わなくても、もちろん理解力と想像力でカバーできます

[tossyhtn]

フィクションだから都合良く人々が現れ、振る舞っているが故の帰結ではあると思う。でも、だからと言って説得力が無いわけではない。残酷だけど、現実であれ、環境から活路を見出す努力は、最終的には必要とされる。

[Dersu]

「石田将也は、西宮硝子が「うまくやれてない」ことに気づく」　最初は助言だったのになあ

[youichirou]

ユーフォニアムもだが、最近の京アニはスカートが短すぎて目のやり場に困る。

[mawhata]

本筋とはあまり関係ないけど、萌えアニメに「男性向け少女漫画」という側面があると言うなら、タイバニだって「女性向け少年漫画」を全く狙ってないとは考えにくいんじゃないかなぁ。前提部分に若干疑問が湧く。

[catsnail]

良いレビュー。／「少女漫画を読む男」は今の「女児向けアニメを見る男」とかのことを言ってるんでは。タイバニも少年向けというわけじゃないが「頑張る中年男性向け」なので広義の少年向けと言えなくもないかも。

[dekaino]

タイバニは深夜アニメとして企画制作放送された作品で少年向けではないだろう。少年サンデー/少年エースの読者層を「少年」と定義するならそれは世間一般の認識から大きくずれている。ありゃオッサン向けマンガだ。

[mercury-c]

“「聲の形」を「いじめっ子が都合よく仲直りしていじめられっ子と友達になる話」と解釈してる人も散見されるのだが、これは間違いだ。そんなわかりやすい話ではない”

[sora-papa]

これも良いレビュー。１か所名前のタイポがある。

[elm200]

我が盟友 Koshian 氏による渾身のレビュー。まだうまく言語化できないのだが、いろんなことを考えずにはいられなくするという意味で優れた作品なのは間違いない。