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贈る言葉
madwhizkid.hatenablog.com
中田英寿 みなさんはこの名前を聞いてどんなイメージをもつだろうか。 あの悲劇の2006年ドイツワールドカップで惨敗後、電撃引退し、はや15年。決して短いとは言えない歳月が経った。この間、日本のサッカーは飛躍的に進歩し、海外で活躍する選手も珍しいものではなくなっている。 そんな当時とは比べものにならないほど進化した日本サッカーではあるが、 未だに醒めない呪縛がある それが中田英寿である 歴代日本最高選手は誰か?こういった質問があると、 変わらず出てくるのが中田英寿なのである。 香川真司がドルトムントの主力選手としてブンデスリーガで優勝しようと、本田圭佑がチャンピオンズリーグでベスト8まで勝ち進み、ワールドカップで大暴れしようとも、世間は頑なにこんな声をあげるのである。 全盛期の中田には敵わない 中田は全盛期、世界で5本指に入るMFだった 中田はジダンに認められた 中田は東ハトの役員もしていて
今日、ポストを覗いたら一枚のハガキが入っていた。 ◯◯小学校 同窓会のお知らせ ◯◯小学校・・・ 忘れたくても忘れられない思い出が蘇る。クラスメイトに坂西君という子がいた。坂西君はいつも「ぬ‥ぬーぬっぬ‥ぬ」と呟いていて、この文明が成熟した日本で「ぬ」一文字だけで意思疎通を図ろうとする子だった。常に一人で行動し、授業中も「ぬぅ‥」しか言わない。下校のチャイムが鳴ったと同時に「ヌーーーーー!」と気笛のように叫びながら走って帰宅。登校の時もいつも遅刻ギリギリで後ろから「ヌーーー、ヌー---!」と奇声をあげながら腕を風車のように回し風の様に走り抜けていく。そんな素材を小学生がほっておくわけがない。学校の問題児の集まり野口一派は坂西君をそのままなんの捻りもなく「ヌーさん」と名付け、ヌーさんを逆に「ヌーーーーー!ヌーーーーー!」と威嚇しながら木の棒を持って追いかけまわしていた。 ある冬の日、ヌーさん
2016 - 12 - 08 草食系男子なんて存在しない 「私白人しか無理だからごめん」そう公言してはばからないオカメ顔の幼なじみの清美。休日はクラスの3分の2が近所のサティに集合する街で産まれ、同じ空気を吸って育ったあいつがなぜ白人に興味を持ったのだろうか。清美はやたらとアメリカナイズドされた典型的馬鹿女だ。短大時代にアメリカにホームステイしたことが自慢らしく、酔うと必ず白人様はいかに素晴らしいかを白人の目線で語る語る。 「こっちのXLはむこうじゃS」だとか「鼻が高いから下を向いてもメガネがずり落ちない」とかかなりどうでも良いことを語る語る。 だが、ハーレーに興味を持ち免許をとるために合宿に通うも教習生の和に入れなかったからという如何にも日本人的な理由ですぐに退所したことを私は知っている。 そんな清美に、合コンのセッティングを頼まれたのがつい数日前。今しがた、その合コンから帰宅してきたの
2016 - 12 - 06 オペラくん 学生時代に バイ トしてた カラオケボックス の バイ トリーダーの小山さんは、お客にあだ名をつける名人だった。「スカンク」「小銭虫」「鍵っ子」「中肉中背低学歴」「 ミカヅキ モ」「売春ゴリラ」「理系のブス」「シャクレ神戸」「カナブン」等バラエティーに富んだあだ名は基本的にはお客さんにばれたら即倒産に追い込まれるであろうあだ名ばかりだった。 そんな失礼な先輩から「オペラくん」というあだ名をつけられた40代前半のおじさんがいた。オペラくんは毎週土曜日の19時から20時に1人で来店し、きっかり一時間歌って帰っていく。毎回、最初にウーロン茶を3杯注文し、マイクを使わずに全力で歌い続ける。一度も椅子に腰かけることなく、真っ直ぐ画面の方を向いて、足を開き腹に手をあて声をだすその姿はオペラ歌手さながらでまさに「オペラくん」の称号に相応しかった。オペラくんの声は
昔は良かった。まだ30代だけど、80年代から90年代初期は本当に良い時代だったような気がする。昔のことだから美化されているのかもしれないけど、それにしても日本全体に人情や寛容さが、残っている時代だったんじゃないかなと思っている。 私が青春を過ごしたマンションの近くに小さな公園があった。学校が終わると皆ダッシュでその公園にむかい、暗くなるまで遊ぶのが日課だった。そんな子ども達の遊び場に「チンポコポロリ」はいた。チンポコポロリは40代前半ぐらいだったと思う。いつも発色の良い暗闇でよく光る短パンと、背中の大部分がえぐれたクタクタのランニングという奇怪かつ滑稽な出で立ちで、私達と一緒に遊んでくれた。おじさんはかなり遅くまで遊んでくれるのだが、遊んでいる途中、なんの脈絡もなしに1日最低1回は「チンポコポロリー!」と叫びながら猛った男性器を私達に見せた。そんなおじさんの男性器を見て、ウンコだチンコだの
2016 - 12 - 04 レクサスのお・も・て・な・し 今から10年以上前のことだ。私の通っていた高校の近くに、黒を基調としたやたらとラグジュアリーな雰囲気を醸し出す建造物ができた。看板には LEXUS と書いてあった。 「なぁ、お前見た?」 「なにが?」 「○○号線の側道にやたらオシャレな建物できてんで」 「あ?あぁ・・あのLってやつ?」 「 富裕層 向け ロッテリア ちゃう?」 「そんなんあるかよ。肉ぶ厚そうやけども。なんか LEXUS って書いてたで」 そんな会話をしていると、盗み聞きしていたのかクラス1の機械オタク松沢が口を挟んできた 「 ロッテリア じゃねーよwww あれはレクサスっつー トヨタ の高級ブランドよ」 「あ?あれ車屋なん? トヨタ とどー違うん?」 「元々北米で トヨタ が立ち上げたブランドで逆輸入みたいなもんやで。俺いつか乗りたいねん」 そういえば近所のヤンキ
2016 - 11 - 29 ネイバーフッドを着る悪魔 どうもオカケンです。 今日「 プラダを着た悪魔 」という映画を見た。単純に鼻でも出して「面白かった」「面白くなかった」言ってりゃ良いのだが、たまには一段高いところから批評してみたい。なんとかは高い所を好むっていうし。 流行に敏感な女性が好むであろうタイトルで、抵抗があったのだが良い意味で裏切られた。まず主演の女優さんが凄く綺麗。昔みた 裏ビデオ のトラウマから外国人女性は受け付けなかったのだが、アンハサウェイは日本人にも受け入れやすい顔立ちだと思う。 ジャーナリストを志望する垢ぬけないカントリー娘「アンディ」が、ファッション雑誌ランウェイに就職し、悪魔のような上司 ミラン ダの下で働くことになった所から話は始まる。最初はファッション業界のことを内心馬鹿にしていたアンディも業界の華やかさや刺激ある環境、 ミラン ダからの信頼を通して仕事
10年前、スーツを着て働きたくない!満員電車に揺られて通勤したくない!髪切りたくない!つうか働きたくない!とモラトリアム全開だった私。それでも、家族の圧からどっかには就職しなきゃ!という焦りからエドウィンを受けることにした。理由はスーツ着なくていい!それだけ。なぜか持ち前の適当な弁舌がエドウィンの試験管の目にとまりトントン拍子で最終面接へ。何も聞かれてないのに唐突に「DJやってます!」って言ったのが良かったのだろうか。食いつき悪いから「最後に何か言っておきたいことはありますか?」の質問でも「ひゃい!DJやってますよ!」って言ったった。 そんな面接を終え、せっかくだし東京を観光して帰ろうかなと考えていると。面接で隣に座っていたテッチャンと名乗る男に話しかけられた。「DJのくだりいる?」って。テッチャンはオンザエッジ時代のホリエモンみたいな髪型で同郷ということもありすぐに意気投合した。聞き慣れ
モーニング連載の看板作品島耕作シリーズ 1983年から連載を開始し、はや30年超。この間に本作品の主役である島耕作は課長→部長→平取→常務→専務→社長→会長へと順調に出世街道をひた走った。会長島耕作の次は相談役島耕作か?経団連会長島耕作か?衆議院議員島耕作か?などと、本物のパナソニック会長よりも進退を噂される島耕作だが、もう会長の時点で年齢は67歳(1947年産まれ)。そろそろ、盆栽弄り島耕作やボランティア島耕作を見たいものである。どうせどんな環境にいようが島は何かにつけてセックスをするだろうが。 島耕作は作者の弘兼憲史氏と同じ年齢である。この時代は団塊の世代、焼け跡世代、そして全共闘世代と呼ばれる。この時代の若者を語る上で外せないのは、やはり学生運動になるのだろう。 弘兼氏と島耕作は早稲田大学法学部出身である。早稲田と言えば左翼の総本山とも言われた大学だ。左翼とは、革命を起こし、日本を良
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