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窓を愛す、もしもの話 - ひとつ恋でもしてみようか
遠くが見えるようになった。視力がよくなったわけでも、物事を考えるうえでの視野が広くなったというよ... 遠くが見えるようになった。視力がよくなったわけでも、物事を考えるうえでの視野が広くなったというような比喩的な意味でもない。寒さがやわらいだから、遠くが見えるようになった。 寒風に身を縮こめたり、冷えで肩がこわばったり、寒さから逃れるべく早足になったりすることがなくなり、俺は、じつにゆったり、のしのし歩き、視線はまっすぐで、なんなら肩もそびやかしている。商店街の入口から突き当たりまで見通せる。商店街の終わりにべったりと貼りついた「台湾足裏専門店」の看板を見つめながら、泰然として歩く。 ぜんぶ「寒さ」のせいだったんじゃないか、と思えてくるほどに、気分はいい。すべての過ちを過ぎゆく季節のせいにして忘れさせ、前を向かせてくれるのが春だ。 天気とか、眠気とか、空腹とか、性欲とか、痛みとか。体を保つのは難しい。自然、それは俺たちを取りまく環境だけを指す言葉ではなく、自分のこの体も自然のひとつだ。そいつ
2019/03/16 リンク