「非営利が営利より上」なんて誰が決めた | MediaSabor メディアサボール

就職についての希望を聞くと、「ボランティア団体」と答える学生がいる。自分の勤務先の大学に限らない。特に入学してからあまり時間がたっていない学生に多いような気がするのは、就職がまだ身近な問題ではない、よってまじめに就職先について調べたり考えたりしていない、ということの反映ではないかと思っている。別にボランティア団体で働きたいという希望がだめだとかいっているのではない。人の役に立ちたいという真摯な願いは尊いと思う。ただ、どうもこうした学生の少なからぬ一部が、「非営利団体で働くことは営利企業で働くことよりも価値がある」と考えているように思われて、懸念している。実際のところ、この種の考え方、あえて「バイアス」と呼んでおくが、このバイアスはけっこう世間にかなり広く見られるものでもあろう。その意味では、世間に対してものをいいたい気分でもあるわけだ。 というわけで、手短に。 最初に脱線しておくと、このバ

[kodaif]

"非営利がだめだといいたいのではない。利を追う活動を相対的に低くみるのをやめるべきだといいたいだけだ。営利であれ非営利であれ真摯に取り組む姿勢は尊いし、そう自然に受け取られる世の中が実現してもらいたい"

[castle]

「非営利である事が無駄や高コストなど非効率の温存につながりやすい。利益を出さないために収入があっただけ費用のほうを増やして帳尻を合わせる行動は非営利団体に多い単年度予算のコストセンター的組織で見られ」

[shigeo-t]

ほかの人の文章で、ボランティア組織にその組織と、対象としている先にとって役立つ提案を持っていっても、全く聞いてもらえずにただ金をくれと言われる　というのがあった。そもそも合目的的には考えないのかも。