道具としての読書 - レジデント初期研修用資料

電子化された文章というのはやっぱりどこか読みずらい。 ちょっと調べるだけならともかく、何かを読んで自分の文章を書くだとか、 まとまった、記述された知識を吸収して、それを自分の仕事に生かすだとか、 得た情報を、道具として利用しようと思ったら、やっぱり製本された本が欠かせない。 電子時代の読書のありかたと、抜き書きの効果について。 読書というコミュニケーション 手で持てること。書き込めること。ページを折れること。 パソコンには、製本された本が持っている、こうした感覚要素がまだ足りない。 ディスプレイに映し出された文字を追っかけるだけの電子媒体と、本を読むという 体験それ自体がイベントになる読書と、パソコンという道具が持つ「帯域」は、 昔ながらの本に比べて、まだまだ狭い。 恐らくは人と本との間には、視覚を含めたいろんな感覚が動員される、一種のコミュニケーションが成立している。 本は人に情報をもた

[riywo]

あーこういう区別はしたことなかったかも．自分は結構感想文的な読み方がまだ多いなぁ．ダメだなぁとは思ってるけど，まぁまだ経験が足りないわ．少しずつがんばっていこう．

[nishifu]

抜き書きして自分の言葉にする

[mumero]

新品の本とは全く異なった「何か」に変貌している など結論部分がすごく素敵　色々派生して考えたり割切ったりできそう

[harupong]

確かに、読後に残したいのが感想文なのか要約なのかで、本の読み方も大きく変わってくる気がする。要約したければ全文通し読みが必要だけど、感想文なら部分読み・拾い読みでも十分だもんな。

[k-takahashi]

『抜き書きした文章の語尾を治して、順序を入れ替えて、どこかで自分以外の読者を意識しながら、その工程は要するに、読者と作者との、文脈のせめぎ合い。』

[suVene]

まぁ、読書感想を『「文脈」と「共感」』としか考えないのならば、『「面白そうなところを抜き書きして、それをつなげて、短くて面白い文章を作りなさい」という 課題』のほうが面白くはありそうだ。

[SavingThrow]

抜き書きは万人向けのものにはなり得ないし、導かれる結論も作者の意図とは異なってしまうけど、「個人化」工程を経た本は、あとから何かを書いたり、読書を通じて自分の考えかたを変えていく上では役に立つ。

[medtoolz]

「感想文」と「抜き書きは」、対立するというよりも、地続きの概念として理解したほうが正しいかも