サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
おみそ汁
s-dai999.hatenablog.jp
ただいま、人気上昇中の多肉植物 ずぼらさんでも簡単に育てられるらしい 葉や茎に水分を貯留している性質上、 水やりは月に1~2回ほどで良いらしい 繁殖力はただごとではないらしく 例えば、取れた葉っぱをほったらかしていても 葉から根がでてきて、また大きくなるって ホントカナ? ちょんぎった頭を土に埋めとくと 根が出て大きくなるって、 ホントカナ? メルカリでは葉っぱやカット苗、ぬき苗が 商品として取引されている ーーーー 私はただいま多肉植物にはまっている 始まりは・・・・ 職場から退職記念として頂いた多肉植物 (タニクという言葉さえ知らなかった) 特に関心もなく 軒先に放置していた 冬のある日 軒先の多肉をのぞいてみると 元気がない! 首が垂れていた! 人間でいうと凍傷にやられ 危篤状態っていう感じ 慌てて家の中に入れ 枯れている部分をひきちぎり 新に用意した土と鉢に入れ替えた 経過を観察す
二次会のスナックで見かけたウオッカ 「可愛い」と言うと、ママが「持ってけ」とくれた 小学校を卒業してはや50年 初めての同窓会が一月下旬に地元の居酒屋で行われた 同級生17名、鼻たらしていた一年から 六年間をずっと同じ教室で学んだ 道に馬車が行き交うのんびりした時代 男子は坊主、女子はわかめちゃんカット みんな誰かのお古を着ているのが当たり前 写真撮るぞと言われると緊張のあまり変顔になる 山と田んぼに囲まれた小学校、近くに海があったから 理科の時間は潮干狩りが常で、下校時には 葉っぱを吹いたり、野草をつまみ食いしたり 木に登ったり、遊び道具は見える物すべてだった 小学校 自然と遊び、ただ無邪気だった ・・・・そうだった? てばなしで楽しかったと言える? ん~~、50年前の事なので記憶がおぼろげ ーーー 同窓会前日 朝から忙しかった やんちゃ坊主だったS治が7時に電話してくる 「俺の泊まると
節約のためには家からでないこと 今晩の夕食は、家にあるもので作る事にした 冷蔵庫を開ける ほうれん草、人参、もやし、しめじ じゃがいも、玉ねぎ、プチトマト たまご・・、カレールウ・・ 具材を見て考える 料理はけっこう頭を使う 頭の体操だ イメージを膨らませながら まずは台所の掃除を行う 料理は戦いだ 勝つためには環境整備が大事 テーブルを片付けながらメニューを煮詰める 慌てないよう段取りを決めて行く お気に入りのエプロンをつける さぁやるわよって感じ 今晩はカレー、ほうれん草のおひたし、もやしの酢の物だ 冷凍庫からひき肉を取り出す 昨日、ハンバーグを作ったから玉ねぎペーストもある うまい使いまわしができそうで 心の中でガッツポーズ 玉ねぎペーストがあれば時間短縮できる 具材をカットする 必要調味料を並べる 姉が畑で収穫したニンニクをふんだんに使う 生しょうがはないけど らっきょ酢で漬けたし
同窓会 行ってどうする、今の生活が変わるわけでもないし 花火みたいなもの、消えればなにも残らない いえいえ、違うよ 良い事もあるよ 普段は思い出しもしない同級生たち 会ったら会ったで収穫がある 例えば司法書士をしているN君 遺言書作成に活用できる 郵便局関係者 メルカリで使う定型、定形外って どういうこと? 教えて貰える キノコ栽培している農家さん 売れない商品を頂戴っておねだりできる 役場関係者 隣の廃屋を何とかしてくれと言うと どうにもできない訳を教えてくれる 節約技が秀でていることでテレビ出演したK君 電気代の節約方法を聞こう このように 普段思い出しもしない同級生たちも 話してみれば 今後お付き合いが始まる可能性が生まれる 同窓会、参加しても損はない ーーー 再会することで新たに企画が持ち上がった それは 小学校時代の同窓会をやろうと・・・ 5つの村の真ん中に位置する小さな小学校
同窓会は回を重ねると 出席者が固定してくる 毎回、同じ顔ぶれになってくる 金と時間、体力がある者たち 出席者は ①クラスでも目立つ子たち ②学生時代はさえない子たち この二つのグループで構成される 目立つ子たちというのは 勉強ができる、スポーツができる、家が金持ち 綺麗、ハンサム・・ つまり人気者たちを指す 人気者たちは人気者同士で集まる傾向にあり ②に属する私達には遠い存在だった コンプレックスの塊りだった私は 人気者たちとは喋った記憶がない ・・・でも、人生は長い さえない子たちに属する私でしたが、人気者たちと 肩を並べられる力量が今はある そう思う 友人K子の初恋のH君は①に属する H君は頭が良く、ハンサムだったので 老いたとはいえ、いまだにファンがたくさんいる H君を②が奪い取る そのためにK子とH君の仲を橋渡しする それが私の役目だ ①のいい気になっている女子たちに一泡吹かせてや
中学校を卒業してから ざっと50年経った 50年・・・ 進学、就職、結婚、子育て そして定年 第1ステージは終わった これからは介護、病気に向き合いながら 第2ステージで生きていく 140人の同級生のうち 死亡者4人 行方不明者14人 11月に地元の温泉旅館で行われた 同窓会に参加した者は31人 31人は会費3万円支払える経済力があり 一泊できる時間的余裕のある者たちだ さらに、女ばかりか男も身なりを整えてくる つまり、気力体力を維持しているという事 同窓会とは そこそこの生活をしている者たちが 集うパーティだ 各々、同窓会に参加する目的は違うだろう 私の場合は 連れのK子がいまだに片思いしているH君に 今宵はどういうアタックをするのか 見たいだけ 野次馬だ そもそもH君は都会に住んでおり 必ずしも今回の同窓会に参加するか わからないのに・・ 夢の国でイルミネーションに携わっているH君が
今週、ツイッターで見た動画 17歳の野球大好き小僧が言った一言 「オレと手をつなご」 胸がいっぱいになりました 微笑ましくて、無邪気で、愛らしくて 良い言葉です 長い人生、誰かと手をつなぐ時期は3回しかありません 1回目は幼少期、両親と手をつなぐ 2回目は成熟期、愛する人と手をつなぐ 3回目は老年期、幼い孫と手をつなぐ 手をつなぎたくなるのは何故でしょうか 愛おしいからですね 頭を撫でられるのも 嬉しいけど 手をつなぐ行為は お互いの想いが合致していないと 成立しません 手をつなぐ行為に至るまでには 愛を育む時間が必要です 時間に追われる現代は 忙しすぎて、人と共存しているからこそ 生きている事を忘れがちです 便利な世の中ですが 愛情はコンビニでもネットでも買う事は できません 人と交わるのは何かと面倒ですが 「オレと手をつなご」と言われたら ・・・・ 心が和みます スキンシップは効果的で
私の住む村では 昔、アマと呼ばれるおばちゃん達が 乾物や干物を背中にかついで 売りに回って来ていた 車時代になり、スーパーができ いつしかアマさん達は見かけなくなった 今年6月頃、自宅から40分かかる漁師町に 用事があり、帰りに行商のおばちゃんから買った タイの干物が実に美味かった 塩加減が絶妙で、肉厚で、これはスーパーでは おめにかかれない品だった 美味い干物を手に入れるのは 40分かけて漁師町に向かわねばならない それはちょっと面倒だ クロネコの前の畑で知り合ったお婆ちゃんから 「アマさんなら月曜に村に売りに来るよ」と聞き 今日を待ちわび、車で10分先にある村に出かけた ライトバンの後ろに積んである 黒のジャンパーを着た丸顔元気そうな おばちゃんが売り手だ しけで魚が獲れない時は 来ない事もあるらしい 念のため、携帯番号を聞いておく 近所のお母さんたちが集まって来る 手作りカバンが素敵
以前、テレビでEXILEのアツシが 童謡を歌っているのを見た事がある 黒いサングラスをかけ、強面の印象があるけど 彼の歌う童謡は とても丁寧で優しい、聞き惚れました 歌に対する彼の真摯な態度にちょっと驚き 生でアツシのバラードが聴いてみたい それでライブを見に東京ドームに到着 13時にランチしたばかりというのに 会場でたこ焼を買い込む たこ焼が大好きだ ・・・が、たこ焼職人不在の観光先では 美味いたこ焼に巡り合うことはない ステージから遠く離れた座席でたこ焼を ほうばる M子「いいのかな?誰も飲み食いしてないけど」 私「そうだね、会場では禁止かもしれないね」 不安だけど全部食べた 5時開演まで1時間ある 席はまばらだ ファンたちは、きっと場外のグッズ売り場で グッズ購入のために行列してるんだろう 私「ライブ終わってからでもグッズ買えるかな」 M子「買えると思うけど」 私「Tシャツが欲しいな
EXILEライブを見るために、東京にでかけた 普段着のTシャツとジーンズ、パーカーをはおり 背中にリュックを担ぐ ベストセラー「すぐ死ぬんだから」 見た目が大事と思う主人公はなが 嫌う小汚いばばぁ達のいでたちを私もしている 小汚いばばぁの口癖「楽が一番」 私も同感だ 自宅から8キロさきにある空港まで車を走らせる 田舎だけど、過疎の町だけど、何故か空港がある それが不思議だ 政府は何を考えているんだろう 飛行機を日常的に利用する町民っていないのに 採算があわないだろうな EXILEチケットは空港前に待ち合わせているM子が 手配してくれた M子はEXILEファミリーの追っかけをしている ジェイソールだとか三代目とかイーガルズとか 私に説明してくれるが、どこが良いのか 全く私はわからない ただアツシのバラードは聴いてみたい 北島三郎を超える歌唱力があるのか 確認したいだけだ 過疎の町から羽田に向
押し花 花や葉、ツルなどを 押して乾燥させたもの 額に飾ったり、瓶に入れたり スマホケースにしたり しおりを作ったり 生活にちょっと華やかさをそえる押し花 私は憂鬱だ 押し花が綺麗に仕上がらない 相変わらず縮んだり、変色する こんな悪い素材では メルカリに出品できない 小遣い稼ぎができない 11月には町の公民館で 作品発表会もあるというのに デザインのひらめきが 降りてこない 憂鬱 寝不足で集中力にも欠ける 小雨ふるなか、押し花教室に到着 ごくみの隣に座る ごくみの偵察のためだ 偵察だけで今日は帰ろう・・ その前に、師匠に言っておく 「先生、今日は調子悪いので 作品作りはまたの機会になるかも・・・」 ごくみは熱心な様子で机上に 持参してきた押し花を並べている オレンジの背景に 自分でデザインしてきた通りに 押し花を配置している 盗撮できないので こんなイメージです いつのまにこんなに綺麗に
農協が経営するお店がある 主に地元のお婆ちゃんやお爺ちゃんが 畑や山で採れたものを 出しているようだ 自家製の梅干し、ラッキョウ漬、味噌、 野畑にあるフキ、カタハ、栗、じゃがいも かぼちゃ、玉ねぎ、ネギ、金時草、唐辛子 シシトウ、仏壇用の花、 干ししいたけ、豆、かきもち、にんにく、 色々だ 今ならキノコも並んでいる きっと山好きなご老人が 山歩きを楽しみながら 取って来たのだろう 取れたて、新鮮、懐かしい品に惹かれ 私は度々このお店に買い物に寄る 調理方法が分からない時は レジのおばちゃんに聞くと 教えてくれる いや、店内にいる客の誰かが 近づいてきて手とり足取り 教えてくれたりもする アットホームなお店だから好きだ 今日は見た事もない物を発見 「ポポ」という商品名 あけびのような、しろナスのような 長く生きているけど、何これ? レジのおばちゃんに聞く 「何これ?」 「ポポや」 「ポポ?、
亡き母は男勝りで家事が苦手な人だった 整理整頓するという観念が欠如していたため 家の中は物が乱雑し、床も戸も汚れていた 布巾と雑巾の区別もない人だった 偏食があり慢性胃炎を抱えていたためか 料理についても無頓着で 私は子供の頃、何を食べて生きていたのか記憶がない おまけに子供に父親の悪口を言うという じつにけしからん母親だった 良い所が思いつかないよ、母ちゃん ただ、唯一の自慢料理があった 煮しめだ お寺でのお参りがあると、振る舞いとして 客に煮しめをお出しする その煮しめ作りは、村の女衆の役目だった 年に数回、お寺に集合して煮しめを作る 女衆は知らず知らずに煮しめ作りのノウハウを 覚える 母ちゃんの煮しめが食べたい時がある しいたけや昆布などでたっぷり出汁をとった 煮しめ、 もう二度と味わう事はないだろう 生きている時に教わっておけば良かった 料理は出汁が一番大事 料理の基本は出汁 どこ
「京都の川床料理のバスツアーに行こう」 N子に誘われ、バス日帰り旅行に行く事に なった 旅費9800円 安い 通常、私の住む田舎から京都までの 往復電車代はおよそ13000円かかる 高速バスなら8000円(夜しか走らないけど) 旅行日程表では7時発車 ①世界遺産京都下鴨神社(参拝30分) ②昼食、川床料理(75分) ③世界遺産龍安寺(参拝50分) ④井筒八ッ橋本舗(お買い物時間25分) 20時解散となっている アイドルなみの過密スケジュールだ バスツアーは時間厳守が大事 発車時間に遅刻したらスケジュールが狂い 他の観光客の皆様にご迷惑をおかけする事に なる 後方から横から、あるいは前方から 睨み付けられるのは気分がイイモノではない 時間管理には時計が必須 ・・・が、私は老眼、腕時計が見えない スマホを持ち歩くことになるが、これ、結構 面倒 私達の年代は見る、歩く、聞く、持つなどの 動作が同
我が家に来る客人に14歳の女の子がいる 仮にA子ちゃんと呼ぼう 中学2年生ならば 友達とじゃれあい、部活で 転んだり飛んだり 帰りは同級生とかたまりになり 先輩男子について騒ぎ合う 母親から高校はどこいくのよ 遊んでんじゃないわよ ・・っとか言われ 「うるさいな、ガミガミ言うとぐれるぞ」と 言い返し 風呂から上がると鏡に映る自分の顔を見て 「お父さん似かな目が垂れているの」 指で目じりを上げて見たり 本棚の参考書の中に隠してあるバンドの 写真を飽きずにながめたり さっき別れたばかりの友達にラインしたり それなりに多忙に過ごしている 14歳ってそんなもんだろう 普通ならね A子ちゃんは私の親友M子の孫にあたる M子に連れられ、我が家に遊びに 来たのは小学5年あたりだったかな 整った顔立ちで目が利発そうだった 私たち大人に囲まれていても 臆することなく、お話していた 手足が長いので みんなから
愛犬は玄関前に客が立つと かん高い怒声で吠えまくる ガラス戸に映る客の影が びびる 玄関は、開き戸だから、開けると 愛犬は外に飛びだす可能性がある だから私は足元の興奮している愛犬を 片手で抱えて、客と応対している 先日、高校野球決勝戦観戦中に インターホンが鳴る ただいま人気急上昇中の秋田県代表と都会っ子の 1戦だ この注目カード観戦を邪魔した客は 長身、若手男子で これは、イジルのにもってこいだ エアーヨダレをすする 「桑の葉のお茶の宣伝に回っている者です」 青年は、パンフレットを見ながら茶の説明を 始める 声をさえぎるように左手に抱えられている 愛犬が吠えまくる 青年は特徴のないしょぼい顔立ちだ 表情も乏しい 桑の茶を一度試飲してくれという 愛犬は吠え続けている、恥ずかしくなる程だ 「飲んでご意見を聞かせ下さい」 ペットボトルか缶をだすのかと思ったが 袋からトングを使って、ティーパッ
母ちゃんが亡くなり、初のお盆 姉たちは、日を合わせて 我が家に墓参りに来ると言う 面倒くさいな 暑いから、来なくてもいいよ ・・・っと言いたいのを我慢する 日頃なにかとお世話になっている姉たち お返しせねば 日本にはお中元っていう習慣がある こういう時のためのものなんだね、きっと さぁ、口も舌も達者な姉たちを うならす贈り物、何にしようかな? 私の町には大、中、小の3つのスーパーがある 町はずれの大きなスーパーは品揃え豊富で社員教育も 良い 客には丁寧に接してくれる 流行っているから、レジが行列になる 私は、行列が苦手だ だから大きなスーパーには行かない 町中に残りの二つのスーパーがある 一つは腐りがけの品を並べている小さい店 本店は隣町にあり、経営者はそこに 力を入れている おかげで町中のスーパーの店員さんは のんびりしていて、気さくだ 化粧もしていないし、服装も清潔感がない でも強味は
6月頃から続く胃のもたれ、鈍痛 クリニックのエロ医者は 胃カメラをすすめたが 臆病な私は拒否した 数年前に食欲不振に陥り 原因追及のため胃カメラを飲んだ事がある 誰でもが健診のために気軽に飲む胃カメラ 誰もがトラブルもなく終了する胃カメラ ・・私は胃カメラが異常に怖かった・・ 元々、身体は丈夫にできているから 病気慣れしていない 臆病で神経質で、痛みにはとても弱いタイプ 胃カメラなんて串刺しに近い でも必要にせまられ、胃カメラを飲む事になった 平気を装っていたが 内心逃げ出したかった 喉を痺れさせる液体を噴霧された時は 息がつまった! 苦いのなんのって、そりゃ、想像以上で! 「大丈夫、痺れてる間にカメラ終わるよ」 自分で暗示をかけた だけど目はランラン、心臓バクバク 胃カメラが口から喉を通る時の異物感 胃の中でカメラが動く異物感 苦しくてのたうちまわった 涙やヨダレやげっぷがあふれでた 私
若い頃、京都に住んでいた 友達ができた 白子さんと呼ぼう 白子さんはメガネをかけたぽっちゃりさん 大きめのユニホームを着ていた 豊満な胸を持ち、すごいブラをしていた 色白でみずみずしい肌が印象的 メガネの奥の瞳は大きく、ちょっと舌ったらずな 早口で喋るもんだから 時々、言葉が詰まる 愛想良しで誰とでも 上手く付き合える人だった コロコロ笑いながら、私とも仲良くなった いつの間にか黒子さんも加わり三人で 遊ぶようになった 時は「ワインレッドの心」が流行った時代 まだのんびりした世の中だった 私達の遊び相手は、同期のY君やその仲間たち Y君は背が低く、禿がかっていて、目が細く 気の毒な程の不細工だった ただ優しく、いつも優しかった ハンサム好きな私は 友達以上には扱えなかったけど いつものスナックに寄る ママさんはどこにでもいるような中年女 ママさんがY君のお父さんの愛人だと知ったのは Y君が
胃の調子が悪くて憂鬱だ 食べるともたれるし、鈍痛があったり 一日中、不快感が続く 臓器をデパートで買えるのなら 新品に取り換えたい チカラがなくなっている 家の周囲の雑草の手入れもしたいけど 家中を整理整頓し磨きあげたいけど しんどいわ・・ 上手くいかないな 健康な体と心、お金と時間 いつもどれかが足りない 朝、押し花教室の同級生ライバル ゴクミから電話がかかる 「文化祭終わったから みんなで展示の後片付けしてるよ メタボンの作品は受付に預けといたから 後で引き取りにきてね」 現状と問題点及び今後の対策を まとめて話す 頭の良いゴクミ 最近、先生から作品を褒められる程 押し花の腕前をあげている 優秀な人間はなんでも 優秀にできるようだ 体調不良の私は水をあけられている 「了解です」 電話をきってから 友人N子にLINEする 文化祭の準備中に見た 裁縫教室の粋な作品に関心があり 本日、N子を
押し花教室の同級生ライバル ゴクミから電話だ 「みんな展示の準備しているよ 早く来てね」 町の文化祭が明日から始まる 押し花教室の生徒さんも 公民館の一階で作品を展示するらしい 今日も暑い 出かけるのは、面倒だけど 教室の生徒さんとの 輪を乱してはいけない 箱に仕舞ったままの自分の作品を かかえて車に乗り込む 後部座席には、隣町の骨董屋さんに 鑑定してもらおうと蔵にある茶碗を 入れた段ボール箱を置いてる メルカリにはまっている最近の私 購入者さんとのやりとりが楽しい 数百円稼ぐために出展品を磨き 写真撮影を工夫し、梱包グッズに こだわり、良い評価が得られると ホッとしたり 蔵の茶碗の価値を知るため 今日こそ、骨董屋に行かねばならない 目玉はこれ 天保9年作の赤い漆器 「なんでも鑑定団」は私の大好きな 番組だ クズかと思われていた品に意外な 鑑定額がでる 箱が大事、箱書きが大事 町の公民館に
暑さに弱い私 でかけるのが億劫だ 昼、寿司やで親戚の女子会予定 仮病つかいたいな 女系家族の我が親族 集まればお喋りがやまない 市内に住む次姉が段取りしてくれた 寿司や なかなか予約がとれないのだとか 6畳程の個室 中央に掘りごたつ式のテーブルがあり 10人がぎゅうぎゅうで座る 次姉の当初の計算より 何故か人数が多い みんなが適当な 我が女子会 次姉がお店の女性店員にあらためて 打ち合わせしている 姪たちの小さい幼児たちは 指相撲したり 蹴り合ったり テーブルに下にもぐったりと 大暴れ 気の強い姪が「熱湯かけるぞ!」と 叱っているけど 効きゃしない 次姉が、最近旦那が痩せてしまい 白の背広の肩がぶかついてきたと言う 白の背広? みんなで「スターか!」と突っ込む 寿司が素敵な大皿にのって出てきた 色鮮やかな葉と実の柄 さっそく皿の裏をのぞく 良い皿なら作家名が書いてあるはずだ 書いてあったが
暑さに弱いデブの私 ガンガンに冷房つけて 茶の間にこもっている いつもなら楽しみに出かける 押し花教室 今日も額を作る予定 デザインを考えなければ ならないのに 身体がだるくて、集中力もない 町の文化祭に作品を飾る予定だから 本日は、名誉挽回、見返すチャンスなのに なんだかなぁ、やる気でんわ デザインのひらめきも降りてこない あでやかな花びら系は好みじゃないから 葉っぱ中心の気が落ち着く感じが良い 北欧インテリア雑貨から デザインを模索する 熱気のこもった座敷に置いてある 押した材料を適当に持ち出す 暑い所には長くいられない 愛犬が飛び上がれない台所の テーブルに材料を置いて 画用紙の上に配置してみる 難しいんだわ 構図とか、バランスとか、 葉の色合いとか、大きさとか 涼やかで洒落た風にできない それにしても暑い 押し花の先生に電話する 「教室、冷房きいてますか?」 「きいてるよ、早く来な
廃屋 住む人がないまま、荒れ果てた家の事 我が家の隣の家 道路沿いの急カーブ地点に 建っている我が家 田舎だけど結構、車の往来がある 家から出た途端に車が横切って行く そんな感じ 愛犬と散歩のため道路をわたる時 左右確認し、遠くのカーブミラーを 確認し、猛ダッシュで走る この時、愛犬の首輪がはずれないよう 愛犬と足並みをそろえることが 重要 ただでさえ見通しが悪い所に 隣の廃屋の伸び茂る雑草のせいで さらに見通しが悪くなっている 私が子供の頃、隣には5人家族が 住んでいた お婆ちゃんとその息子夫婦、二人の姉妹 息子はたぶんアルコール依存症だったんだと 思う しょっちゅう我が家に嫁さんが酒を 借りに来た 酒を買えない貧しい家だったんだと 思う、定職は知らない 酒ばかりではなく、味噌、醤油なども 借りに来た 風呂も入りに来たように記憶している 嫁さんが、しゃっくりをすると しばらく止まらなくな
こんな看板が立っている 私が住む、過疎の町 つい最近 町はずれにある大型スーパーの 敷地内にプレハブの店舗ができた 店舗のまわりにはのぼり旗が 多数ひるがえっている 遠くからでは なんの店かわからない でも老人がふらり、ふらりと 吸い込まれるように 入って行く 店に近づいて見れば 外壁にはカタカナ文字のポスターが 貼りまくってある 店内を見ると、カウンターに老人たちが 横並びで座っている なんの店かいっこうに 分からない 昨日、再びその店舗を通った時 旗を持った青年が現れ 笑顔で「試してみませんか」と 声かけてきた どうやら客を呼び込む係らしい 私「なに?なんの店?」 青年「肩こりとか腰痛、膝の痛みとか に効くんです」 あぁ、健康器具販売か 馬鹿々々しい 病院に行けばいいのに 私「いくらなの?」 青年「お金とりませんよ、お試しを」 返答せずに歩きかけると 青年「高血圧にも効くんですよ 血圧
この花を盗んだのは私です N村のはずれで見つけた アジサイ あまりの美しさに 思わず車を止め 誰も見ていないのを 確認して 盗んで来ました 生活にメリハリをつけるため 文科系、体育系のサークルを 探し 立ち寄った町の公民館、 展示されていた押し花の作品に 興味がわき 教室を見学してみて そのアート性に衝撃を 受けた 花に無縁だった私が こんなん作ってます 制作時間2時間 額縁セット 約5000円 材料 散歩時に摘んでくる野の花、葉 押し花教室は月一回 毎回、生徒がやる気をだすように 作品作りを先生はおしてくる 押し花教室はお金がかかる 花なんて買ってられない さぁ、盗んできたアジサイ 押し花にしましょう ①ハサミで花、茎、葉にばらす 例えば、フキの葉 熱湯にくぐらせて、冷水につけると 色が綺麗にしあがるとか、 茎はカッターで半分に割り 汁をティッシュで拭きとるとか、 花下部が太い場合は サ
サッカーは知らないけど 元気と言う名前の選手を テレビで見た 良い名前だと感心した 友達に呼ばれる 「元気、今度、同窓会しようよ」 同僚から呼ばれる 「元気、酒のみに行くぞ」 先輩から呼ばれる 「元気、その態度は何だ」 自宅からの電話 「元気、元気かい?」 一生、ゲンキ、ゲンキと呼ばれ なんだか自分も周りも 元気になるような 元気に育って欲しいと 生まれた時に親が想ったんだろうな 私の亡父は、先祖の名前を つけられた 後を頼むぞって感じかな 〇〇エモン 亡くなって15年経つのに いまだに宛名が〇〇エモン様で 電気会社の請求書が届く 子供の頃は亡父の名前が嫌いだった 同級生にからかわれ 先生まで笑って アキラとかカズオとか 普通の名前でいて欲しかったな 亡き母はチエ 智に恵まれるとかで自慢していた 確かに計算が早かった 新聞も隅から隅まで読み 頓智のある喋りをしていた 愛犬 だい この仔はペ
我が家の裏にある堤防 愛犬の散歩のスタート地点 海沿いを歩いて 隣の空き家を越して そこから二軒目の家の前の 県道を渡り 村の真ん中を越して さらに田んぼ道に行く 帰りは線路の手前にある家を 通るわけだが この家には数匹の猫が 野放しで飼われている 今年になり赤ちゃんも 数匹生まれたようだ 愛犬の散歩はいつも夕方だ 昨日は小雨が降っていたので 散歩を中止しようかと 窓の外を眺めた すると、窓から3mばかり離れた 堤防に3匹のネコの赤ちゃんがいた 黒とマダラと茶色 ヨタヨタ歩いている 堤防に二つの穴があり 3匹はその穴に入り出した 最後の赤ちゃん、茶色の首の細い 後ろ姿に胸が絞めつけられる 堤防の下は海 我が家にはすでにやんちゃな犬がいる ネコは飼った事がない 3匹も無理だ 窓のカーテンを閉めた 見なかった事にしよう ネコを保護したことで起こる 数々のお世話、家も汚れる どこかに親がいるはず
仏教に全く関心がない私 されど、昨年、母ちゃんを亡くしてから 村の僧侶と度々、お会いする機会が 多くなり 今は、月命日で一か月に一度 我が家に僧侶がやって来て 読経をあげていく はっきり言うと面倒くさい LINEで動画送信してくれないかな お布施は僧侶の口座に振り込んで 誰も知らないんだから(月命日) やった事にして済ませてくれないかな そんな私に 「親鸞聖人の教えに学び~~教化活動を しましょう」という講座を受講するよう 僧侶がすすめてきた 8月から4月までに計6回の講座 私が―?! 笑うね 罰当たりな構想をねっている、この私が? 親鸞聖人って初めて聞いたけど生きてた人? 架空の人じゃないの? 誰か、その人を見かけた事があるの? この世に真実なんてあるの? なんで門徒からお金せびるの? 聞こうじゃない、何を基準にして 読経料とるのか 計算式でもあるのか? 金ぴかの仏具や派手な衣装に 根拠
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『s-dai999.hatenablog.jp』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く