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『石原プロ』に学ぶ、人心を掌握し交渉術を高める方法
昨年、話題になった記事がある。「電車内で化粧をしてはいけない?公私混同を理解できない不思議」。東... 昨年、話題になった記事がある。「電車内で化粧をしてはいけない?公私混同を理解できない不思議」。東急電鉄の車内のマナー向上を目的とした広告が議論の的になっていた。これを、浄土真宗本願寺派僧侶、保護司、日本空手道「昇空館」館長も務める、向谷匡史/氏が解説した。大手メディアにも取上げられ注目を集めた記事でもあった。 向谷氏にはいくつかの顔がある。週刊誌の記者を経て作家になったので文章力には定評がある。著書は100冊を超え、なかでも、「ヤクザ式交渉術」「ヤクザ式心理術」などの「ヤクザ式」シリーズは代表作といえる。また、政治家の、交渉術や人心掌握術を独自に分析したメソッド本にも定評がある。 今回、紹介する本は、『太陽と呼ばれた男―石原裕次郎と男たちの帆走』。石原プロの輝かしい時代のビジネス戦争と人間ドラマになる。映画の失敗で負債を抱え倒産危機に直面しながらも、「西部警察」の成功によって、優良企業とし