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『京都の秋は栗:「栗もち」「栗粉餅」「栗おはぎ」』
京都の秋は栗。 栗きんとんは知らないけれど、秋になったら必ず食べる和菓子が二つ。 一つは、「出町ふ... 京都の秋は栗。 栗きんとんは知らないけれど、秋になったら必ず食べる和菓子が二つ。 一つは、「出町ふたば」の「栗もち」。 9月1日から10月ぐらいまで販売される。こし餡の上に栗を置き、柔らかいもちで包んで黄粉を振りかけたもの。柔らかいもちの食感と、栗の歯ごたえと、こしあんの甘さに、黄粉が絶妙に効く。豆餅もうまいけれど、これを食べたらもう忘れることができず、秋になると食べられずにはいられなくなる。 ちなみに、「栗もち」は日によっては午前中で売り切れる。私は、列に並んでいた時に目の前の人が残りのすべてを買っていってしまい、並んでいた苦労が水泡に帰したトラウマがあるので、予約して買いに行く。でも、ほんとはできたての柔らかさを堪能する方がいいので、搗き立てを買って、近くの鴨川沿いか、京都御苑に行って食べると、そのうまさの本質を味わうことができると思っている。 もう一つは「とらや」の「栗粉餅」。 餡を