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囲碁は「常に一番いい場所を確保するゲーム」
プロ同士の囲碁の対局は、広い盤面をあっちこっち行ったり来たりするので、初心者から見るとかなり意味... プロ同士の囲碁の対局は、広い盤面をあっちこっち行ったり来たりするので、初心者から見るとかなり意味がわからなくてキツい。 初心者が学ぶ囲碁は、手筋や石の生死、九路盤での実戦などが続き、とにかく「局地戦」に特化して成長してしまう。 ところが実際の十九路盤の対局はそうではない。 あっちに仕掛けたと思ったらこっちに仕掛け、相手するかと思いきやさっき無視した場所の防御を始めるので、異次元の試合にしか見えないだろう。 19×19の広い盤の中で、「今一番価値の高い場所」をとる。 この原則を頭に置くだけで、だいぶプロの対局は見やすくなるはずだ。 たとえば、ある箇所を確保しようと石を置く。相手はそれを妨害すべく、自分の石を近くに置くだろうか? もしそれが最序盤であれば、普通そんなことはしない。別の空いているところに石を置く。 なぜか?相手が既に手を掛け始めた土地にちょっかい出して半分分けてもらうより、未開の
2020/09/02 リンク