よいなと思う短歌を書く。

すがるなく秋のはぎわらあさたちてたび行く人をいつかとかまたん/よみびとしらず花札の絵柄のような春よ来いなんてことない日も悪くない/俵万智うしろ手に堕ちし雲雀をにぎりしめ君のピアノを窓より覗く/寺山修司足もとに末枯れゆく草おほひゐてザボンひとつを分けあひて食ふ/小山光夫山川のとどろとどろと暮れゆけば西の狭間の光こほしも/土屋文明やるせないと思えるうちはまだ光っているのだろうなブラウスふわり/野口あや子いるんだろうけど家に入って来ないから五月は終わり蚊を見ていない/永井祐夕焼けの雲に向かって「アカ」「アオ」と水兵さんの手旗信号/穂村弘台風が近づく朝にサキちゃんもカイくんも来てお鍋は空っぽ/林あまり泳ぐには少し早いね真っ白な切手を売って暮らしていたい/服部真理子やさしくて怖い人ってあるでしょうたとえば無人改札機みたいな/杉崎恒夫あたたかな桃と思えば産まれ出てまもなく吾子の頭に触れる/森垣岳ついて

[IthacaChasma]

「もしこれを読んであなたもいい短歌　思い出したら大切にして」にすれば、最後の文が短歌になったのにとか思ってしまう余計なお世話。

[doycuesalgoza]

“あとは一人でおやすみ坊や/俵万智”←その「坊や」と思われる息子に最近サラダをつくって出したが、反応が悪かったので、「あの俵万智のサラダだよ！」と言ったという話を、どこかで読んだ。

[hate_flag]

ワイは正岡子規の「九つの人九つの場を占めてベースボールの始まらんとす」がすき。プレイボールの声がかかるときのワクワク感は子規も俺も同じなんだなっていう

[bbrinri]

観覧車回れよ回れ想ひ出は 君には一日我には一生

[whkr]

短歌研究新人賞『コミカル』（工藤吹）のラストがよかったなあ。/背表紙が長い絵になるコミックスみたいに広い町を歩くよ

[madooka]

最後の文、良いな / 図書館にリクエストすればその館に無い本も取り寄せてくれるよ

[goldhead]

土屋文明の埋立地ものは読んだっけな。「乏しき職を得てこの町に住みたりきあはれ世にふる今日かへりみる」

[myaoko]

寺山修司は「新しき仏壇買いに行きしまま 行方不明のおとうとと鳥」が忘れられんのだけど、いまひとつどんな顔したらいいのかはよく分からないまま今に至る。

[Ottilie]

塚本邦雄の「當方は二十五、銃器ブローカー、秘書求む。ー桃色の踵の」は句読点なしver.も見たことある気がしたのですが「求秘書国際援助経験者研究指導可但薄給」(新地浩一)でした。

[misoforhatebu]

Twitterで見た「ほんとうにわたしでいいの？ずぼらだし傘もこんなにたくさんあるし」(岡本真帆)が自分のだらしない玄関を一瞬で頭の中に描いてきたのですごく印象に残ってる

[behuckleberry02]

歌人増田。自作ももっと載せてくれていいのよ。

[sorachino]

良い歌が多かった。教えてくれてありがとう。特に「花札の絵柄のような〜」と「足もとに末枯れゆく草〜」が好きだな。

[mobanama]

それにつけても金の欲しさよ

[titeto]

東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹江敬三

[misojiru]

私は笹井宏之がすき

[kudoku]

「良いなと思う 短歌を書こう」なら七七だったのに

[masabossa]

タイトルと「おわり。」を先に書いたのか？なぜなら他は句点がないから(字余り)

[spice16g]

杉崎恒夫さんいいよね、まさか増田で見かけるとは。歌集って安くないのに絶版になりやすくて悩ましい

[mazmot]

枕詞：あのにます

[c_shiika]

今日のオクラ増田

[kou-qana]

いい

[jmtmtmdt1j]

とてもよい