お盆に置き提灯を組み立てる

妻の実家ではお盆になると、仏壇の前に置き提灯を組み立てて灯を灯し、先祖を迎える。 これを組み立てるのが、ここ近年の自分の仕事だ。 この置き提灯、すごくよくできている。組み立てに工具は不要で、木製のパーツをはめ込んで、電球のコードを通して、紙製の提灯を吊るす。順番やパーツの向きにさえ気を付ければ、自分でも、子どもでも簡単にフィニッシュまで持っていける。 自分の実家にはこの慣習や提灯がなかったのもあって、毎年これを組み立てるたびに「ああ、職人の仕事だな」と感嘆している。見た目からは岐阜提灯のようで、割と高価なものなのかもしれない。 お盆に置き提灯を組み立てるのが好きだ。誰か共感してくれるだろうか……とセミが鳴いているお昼に思ったのだった。

[yamazakicker]

自分も結婚してはじめて妻の実家でやったな

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最近はLEDなのかな

[madooka]

確かに子供でも組み立てやすかったな。提灯を上げる時の正確に規則的な小気味良い音が好きだった。電球の熱で上昇気流が起きてくるくる回っていると知ったときは感動した。懐かしいな

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母方の実家では新盆にだけ走馬灯が飾られた。幼い頃の自分にとって走馬灯を見るのは楽しかったが、誰かが亡くならないと見られないものを好ましく思っていることについては、子供ながらに発言が憚られた。