すごく仲の良い男友達がいて、そいつは事あるごとにキモいおじさんになったら俺を殺してくれと言ってた 彼は美容や洋服とか好きで興味があって、ネイルの貸し借りとか、女子達に混ざってデパートへ新作チェックへ繰り出すくらいには楽しくて 鍋とか囲んでしょうもない話をして、終電逃してゲラゲラ笑いながら磯丸水産行って寝ながら蟹みそつついて 飲んでたバーで絡んできたろくでもない説教おじさんや思想押し付けおじさん、若い子と対等であろうとする自認のおかしいおじさん達をみんなで撃退して嫌悪して最悪だと言って、彼は溜息まじりにああはなりたくないと怯えていた どこからあんなにキモくなるんだろう?初めからじゃない?グラデーションで本人には自覚がないのかも?誰か指摘してくれなかったのかなあ? 指摘してくれるほど仲良くてまともな友達がいない人間の末路じゃないの?じゃあ俺は大丈夫だな、みんながいるから、気が狂う前に殺してねと