「使えない電子政府」の責任はどこにあるのか (1/2)

「利用率1％」も珍しくない電子申請 今週日曜の朝日新聞の1面トップで「国の電子申請、利用率１０％未満が３割」という記事が出た。その内容は、私が経済産業研究所に勤務していたとき開催したシンポジウムなどでも指摘したことで、私もコメントした。特に大きな問題は、申請の方法が複雑で各省庁バラバラになっていることだ。 利用率が低い最大の原因は、ITというキャッチフレーズさえつけば予算がつくというので、各省庁が縦割りでシステムを構築したため、高価で非効率な大型コンピュータ中心のレガシーシステムになっていることだ。それも経産省は富士通、総務省はNTTデータというように「御用達」の業者が決まっており、大学などをダミーにして一般競争入札を避けて出入り業者に随意契約で発注するやり方がまかり通っている。 こうしたITゼネコンが役所を食い物にする手法は、銀行のオンラインシステムと同じだ。最初は「1円入札」のように安

[thase]

池田先生の言葉です、私ではありません。：「使えない電子申請の典型が、納税申告に使うe-Taxである。」

[suzu_hiro_8823]

どうしてこうなった（「顧客の無知につけ込んで」という言葉を使う某I氏も含む）

[sumida]

『顧客の無知につけ込んで（合法的な範囲で）高値で売るのは、企業努力として当然だ』え！？　「企業倫理」無き経済の結果がリーマンショックじゃないの？？　せっかく久々に頷ける記事になるかと思ったのに……。

[endo_5501]

「私の知人も今年の申告で使おうとしたが、システムをインストールするのに3日もかかったという」なんだそのクソソフト

[moronbee]

"顧客の無知につけ込んで（合法的な範囲で）高値で売るのは、企業努力として当然だ。" ←これを当然と思ってるのがまずい。いずれ淘汰される側になっているという自覚はないのかな。

[petronius7]

なんにせよ一意に使えるIDが無いってのは致命的。

[kodaif]

"新規に番号を振る必要はなく、現在の住基データを使えばよい。また各省庁のレガシーシステムは捨てて官邸主導でPCベースのオープンシステムに切り替え、ERP（統合型情報システム）で統一すべきだ。 "